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【読書感想文】『田宮模型の仕事』田宮俊作

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回読んだ本はこちらでございます。

田宮模型の仕事

何度もプラモデルを作ろうとして購入するものの作らずに終わってしまいます。

※こういうのがいくつか押し入れに眠ってます。

いつも買って満足してしまうんですね。

ひどい時は箱も開けません。

ただやっぱり、プラモデルをシッカリ作れるようになりたいという気持ちだけは奥底にありまして、ずいぶんと時が経っているのですが、未だにプラモデルを処分できないでいます。

時代の変化に対応

そんなプラモに少しも詳しくないボクが模型屋さんの本を購入してしまいました。

模型で最も有名な会社の一つであるタミヤのお話です。

TAMIYA INC

上手いこと行ってる会社というのはジャンルは違っても時代の変化への対応をキチンとやって、波に乗っているものであることが分かる本でした。

田宮模型はずっと木の模型を作っていたそうです。

だから木を仕入れたり、木を削る機械を買ったりしていたのです。

ところがアメリカからプラスチック製の模型がやってくるのです。

単純に木の模型よりもプラスチックの模型(いわゆるプラモデル)のほうがカッコいいので、少々お値段が張ってもやっぱり模型が好きな人はプラモデルに傾くわけです。

でも、田宮模型にはプラモデルを作るノウハウはありません。

それでも時代はプラモデルへと傾き、木を止めてプラスチックの加工に邁進していくのです。

普通なら今まで木で上手いこと行ってたわけだから、いやまた木の時代がくるはずだとか、今ある材料や機械をムダにするのは忍びないから、まだまだ木で行くぞとなってしまいそうです。

しかし、田宮模型はそうしなかったので、今も田宮模型はあるのです。

時代を読む力ってすごく重要ですね。

どうやって身につけるのかしら。

でっかい夢にでっかい志

マイナスからプラモデルを始めたのに、その目標は世界一のプラモデル屋さんになることと掲げました。

社員の中には、社長アホになったんちゃうかと心配になった人もいたかも知れません。

でも、ほとんどの人がこの社長やったらマジで世界一になるかも知れんな〜と思ったのでしょう。

だから実際に今や世界の田宮模型になりました。

世界で勝負してる会社になっているのです。

社長1人ではどうにもならなかったことでしょうが、そのでっかい夢、でっかい志の下で働く人の胸が熱くなって、自分も一緒に夢をつかみたい、と思ったから現実にそうなっていったんだと思いました。

自分たちが向かうべき場所を指し示してくれるのがナイスなリーダーの姿だなと、そういうリーダーが居るところで働けたら良いなとか、また自分がそういうリーダーになれたら良いな〜とか、どうしたらなれるんだろう〜とか色々考えさせられました。

ちなみにボクが世を忍ぶ仮の姿で働く会社の社長はこういうビジョンを見せるのがメチャクチャ下手です。

新しいことを発表するもののすぐに飽きてしまいます。

先人の皆さんが偉大だったので、その遺産でなんとか潰れずに済んでいるという状況です。

模型がメッチャ好き

この社長、何よりも仕事に対する情熱がスゴいんです。

模型屋さんですから、模型がメチャクチャ好きなんですね。

戦車のプラモデルを作るための取材の話が出てくるんですが、そんなに夢中になれるものかと驚くほどの熱心さです。

大成しようと思えばこれくらい夢中になって物事に打ち込まねばダメなのだなと自分のダラケ具合を恥じました。

どんな仕事でもそれが好きにならねば、良い結果はでませんよね、きっと。

仕事を選ぶ時にもっと自分の好きなことはなんだろう?と必死に考えれば良かったな〜と今になって少し後悔しています。

熱い男の熱い話は心を熱くさせます。

自分もそうなろう。

もっと熱く生きようと力を与えてくれます。

近頃、仕事がしんどいな〜とかつらいな〜とか思えている人は是非読んでみてはどうでしょうか。

良い本でした。

それではまた。

ありがとう!

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