好き勝手なことを書いておりますが、悪意はありませんのでご了承下さい。

【読書感想文】『変態紳士』高嶋政宏

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回読んだ本はこちらでございます。

変態紳士

最近「変態」という言葉は褒め言葉になっています。

以前は性的な趣味がアブノーマルな人を「変態」と呼んでいたものです。

それがいつの間にか、何か一つのことを極めすぎて、他人の理解を超えた人のことを「変態」と呼ぶようになりましたので、その言葉にはリスペクトがあるように思います。

性的な意味は薄れてしまいました。

「マニア」とか「おたく」などに近い言葉になったように思います。

しかしながら、この本に出てくる変態紳士こと高嶋政宏さんは、以前から使われている「変態」と、新たな使われ方をした「変態」の両方の意味を持った紳士です。

ボクは本当の意味で「変態」であると思いました。

似ているが深い

ボクがこの本を楽しく読めたのは、SM趣味以外が自分とよく似ていてものすごく親近感が湧いたことが大きいです。

変態紳士・高嶋さんはプログレが好きなんでそうですが、ボクもまたプログレがそこそこ好きです。

ちなみにボクはラッシュとか

イエスとか

が好きです。

そしてグルメ(ボクがグルメであるかどうかは微妙ですが、食べるのは好きです)で、ベース弾き(最近は弾いてませんが)なのです。

ただボクはどれもそんなに深い知識はないのですがね。

ボクは「変態」に行き着いていないので、きっと高嶋さんとお近づきになってもつまらない男だな〜と思われてしまいそうです。

ただ、何事もここまで「変態」になってこそ、本当の面白さが味わえるのかも知れないと思わされました。

ボクも深く深く潜って、少しでも「変態」になろうと思わせてくれました。

しかし残念ながら、SMについて熱く書かれていますが、何がそんなに面白いのかがさっぱりわかりませんでした。

性的な趣味には近いものを感じはしたんですが、SMに良さを見出だせてない時点でずいぶんと好みの差を感じてしまいます。

ボクは基本的に人が傷ついているところを見るのが、ダメです。

でも、よく女の人の痛がっている顔というのは、性的に絶頂を迎えたときと同じ表情なので、どうしても女子プロレスを観て性的なものを感じてしまうのは、仕方がないという話もあります。

また男性が女性の涙に弱いのも、その泣いている顔が性的に絶頂を迎えたときとこれまた似ていることから、ついつい優しくなってしまうという話があります。

そういう意味では、男性の誰しもにSMを楽しむ種はあるのかも知れませんが、ボクの種は全く発芽していません。

似ているが積極的

高嶋さんが「変態」にたどり着ける理由は、ボクにはない積極性があるからだと思いました。

興味の出た分野の大家みたいに人に会いに行く行動力、頭で考えてどうしようこうしようとなる前に動くところが素晴らしいです。

動いてナンボだとわかっていても、何に恐れているのか、なかなかそうはいかないものです。

モジモジとしているうちに日が暮れて、もう明日でいいや、なんてことが何度もありました。

「思い立ったが吉日」という言葉がありますが、これは真実だと思わされます。

夫婦間のスタンスも似てる

高嶋さんにはシルビア・グラブという美人の奥さんがおられます。

その事自体、次元が違いすぎていて、アホらしい気持ちに多少なるんですけども、この2人の夫婦間のスタンスがウチと似ておりまして、それにも親近感を覚えました。

それは互いの趣味には干渉しないというところです。

何でもいつも一緒という夫婦も良いんでしょうけど、夫婦とはいえもともと他人だし、育った環境が違うわけですから、全く同じものを好きになったり、興味が湧いたりはしないのが普通です。

それをどちらかが我慢して相手に合わせるのではなく、お互いに好きなことをやりましょうという在り方は、実にしっくり来ます。

高嶋さんのご両親もオシドリ夫婦として有名でしたが、高嶋さん自信もおしどり夫婦として知られています。

よって、同じスタンスのウチも安泰だな、と安心した次第です。

とはいえ、芸能人はすぐ離婚しちゃったりしますから、これを書いてすぐに離婚してたらすみません。

環境が違いすぎる

自分をアップデートしたような存在に思えるほど、親近感がわきまくりの高嶋さんのなのですが、大きく違うのはご両親が芸能人で、弟がいて、その弟さんも芸能人、そんでもって奥さんがハーフというところです。

家族構成が全然違いまして、どういう家庭環境なのかが全く想像がつきません。

しかも若いときからムチャクチャにモテたそうで、モデルさんなんかとも付き合ったことがあるそうです。

ボクなんて、モデルさんを至近距離で観たことすらありません。

だからムチャクチャ親近感がわきながらも、ムチャクチャ遠いところにおられる方というなんだかよくわからない存在なのが面白く感じました。

ボクも何かの「変態」になって、高嶋さんと対等にお話ができるレベルの人間になりたい、と強く思いました。

好きなことに邁進するのは精神衛生上スゴく良いことなんだな〜とも思いました。

楽しい本ですので、ぜひお読みください。

人生を謳歌するには、変態になることが肝心なのです。

それではまた。

ありがとう!

 

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