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【読書感想文】『もてない男 – 恋愛論を超えて』小谷野敦

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回読んだ本はこちらでございます。

もてない男 – 恋愛論を超えて

なんでも真剣に考えてみるというのは良いものですね。

恋愛ドラマや恋愛映画、恋愛小説とおよそ恋愛と名のつくものには全く興味が湧きません。

自分が全く恋愛は向いてない思いやりの欠片もないところがあるな〜と常々反省している次第です。

ところが性の問題について読んだり考えたりするのはスゴく興味があります。

こちらの本はそういう私にはうってつけの本でございました。

目次

  • 第一回 童貞であることの不安ー童貞論
  • 第二回 「おかず」は必要か?ー自慰論
  • 第三回 女は押しの一手?ー恋愛論
  • 第四回 てめらばっかりいい思いしやがって!ー嫉妬・孤独論
  • 第五回 妾の存在意義ー愛人論
  • 第六回 強姦する男、誘惑する女ー強姦・誘惑論
  • 最終回 恋愛なんかやめておけ?ー半恋愛論

このような内容になっておりまして、男性だったらいずれも興味が湧いてくる話題ではないでしょうか?

知らない物語ばかり

これらのテーマに沿ってあらゆる物語、つまり映画や小説やマンガから引用しながら論じていくスタイルです。

文学に疎いボクにとってビックリするくらい知らない小説のオンパレード。

さらにマンガにしても読んだこともなければ、タイトルすら聞いたことがないものがほとんど。

やっと知ってるところで「めぞん一刻」でした。

その「めぞん一刻」もアニメでチラッと見た程度で、この本に取り上げられるような性に関する描写があったことすら知りませんでした。

エロくないのが素晴らしい

言わば下ネタの本なんですけども、ちっともエロくないのが実に素晴らしい。

かと言ってムダに堅いわけでもなく、ちょうどいい感じで教養が身につくような気がしました。

性のあり方とか恋愛のあり方とか、そういうのが時代によって捉えられ方が違っていたり、場所によって捉えられ方が違っていたり、そういう文化論的側面また知的好奇心をくすぐります。

ここに取り上げられた参考文献をある程度読んでみてからもう一度これを読むとまた違う味わいが出てきて、より面白がれるんじゃないかと思いました。

それではまた。

ありがとう!

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