元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
読んだ本はこちら。
先生はえらい
さて今回は、読後に「なんだったんだコレ…」と頭をかしげながらも、なぜか心に残る不思議な読書体験をご紹介します。
一言で言うと、「五里霧中系エッセイ」
この本、タイトルは『先生はえらい』なんですが、内容はどんどん脱線します。
しかもその脱線が、意図的というか…まるで読者を煙に巻くような進行で、「え、これ何の話だっけ?」と混乱してくるんですよ。
で、気がついたら読み終わってる。
不思議な本です。
頭がこんがらがるのに、なぜか面白い
普通、話がよくわからなかったら苦痛になるはずなんですが、なぜかこの本は、よくわからないのに「面白い」のです。
まるで迷子になったのに楽しい散歩だった、みたいな感じ。
文章に遊び心があるからか、読者を「わからせよう」としてない潔さがあるからか、
ともかく、読んでるうちにクセになります。
「先生」とは誰のことか? ─ 読者への問いかけ
で、タイトルの『先生はえらい』に戻るんですが。
読んでみた結果、正直「先生ってそんなに偉かったっけ?」って思ってしまいました。
ごめんなさい、先生たち。
でも、「師匠」とか「メンター」とか、「この人の背中を追いたい!」と思わせてくれる存在のことは、たしかに「えらい」って感じる。
つまりこれは、“誰を先生と呼ぶか”は自分次第という話でもあるのかもしれません。
結局、モノの見方しだいで人生変わるってこと?
自分が「この人すごい!」と思えば、それは自分にとって意味のある存在になるし、「別に…」と思えば、ただの通行人になる。
本書を読んで感じたのは、そんな「見方を変えると世界が変わる」的な気づきです。
読み返すと、たぶん分かる。でも、たぶん面白くなくなる。
繰り返し読めば、たぶんもっと理解は深まる。
でも、それによって「この混乱が楽しい」って感覚が消えそうな気もして…読み返しづらい。
そんなジレンマも含めて、ちょっとクセのある一冊でした。
ということで、『先生はえらい』は、
- わかりやすい本が好きな人にはおすすめしません。
- でも、「わからなさ」を楽しめる人には刺さるかも。
気になる方は、ぜひ迷子気分で読んでみてください。
それではまた。
ありがとう!
