元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
まさかこんなカードが実現するなんてね。
ウィル・オスプレイ vs ビー・プレストリーって。
24 Hours I go one on one with “Top Gaijin” Bea Priestley, live on @WrestleTalk_TV YT channel.
I’ve seen first hand of her improvement from when she started at WCPW to Stardom to AEW.
But no matter how good you are…just remember.
I’m Will Ospreay. And I am…On Another Level. pic.twitter.com/9HdOUInA2L
— ᵂⁱˡˡ ᴼˢᵖʳᵉᵃʸ • ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) March 15, 2020
最初、このカードが実現するのを知ったときには、
痴話喧嘩? https://t.co/JnD5Jxuj12
— ろけねおP@はてなブログ (@locatedonneouni) 2020年3月14日
んなことをつぶやいてしまったんですが、ちゃんとしたプロレスでした。
普通には観られない
プリーストリー選手が普通にきれいなお姉ちゃんなので、プロレスのリング上におけるプロレスの試合であるとわかっていても、ぶん殴っているのが彼氏でありプロのレスラーであるオスプレイ選手だとわかっていても、女性に対する暴力に見えてしまいます。
これが天龍源一郎 vs 神取忍であるならば、
普通に観れてしまうんですがね。
こういう感覚ってプリーストリー選手からすれば失礼なことだとはわかっているのですが、そういう印象を受けてしまうものは仕方がないので、そんなこと思うなら観なきゃ良いということになります。
また困ったことに寝技になると今度はスケベ心が勝ってしまいまして、いつの間にか、いやらしい展開になるのじゃないかという期待を持ってしまいます。何しろ彼氏彼女の関係ですから余計にそんな事を考えてしまうのです。
しかし、そんなボクの邪な心を嘲笑うように、2人はちゃんとしたプロレスの試合を構築しました。オスプレイ選手に一切の手加減というものを感じませんでした。
神取選手を拳でボコボコにした天龍さんよりも、ヒドゥンブレードでプリーストリー選手を殴ったオスプレイ選手の覚悟に感服いたしました。邪な心で試合を観てしまいましてごめんなさい。
大きいオスプレイと小さなプリーストリー
オスプレイ選手はついこのまえまで新日のリングではジュニアヘビーの選手だったので、どちらかといえば小さい部類に入る選手だったと思います。だけど、ここ最近はどんどんウエイトアップして見た目もだんだんヘビー級の選手感が出てきました。
スターダムのリングで観る、プリーストリー選手は小さく華奢な選手が多いこともあって、逞しく背が高い選手というイメージがありました。
ところがこの2人がリングで相対してみると、オスプレイ選手はボクが思っているよりも大きく見えましたし、プリーストリー選手は小さく見えました。
男子と女子の選手ではこんなにサイズ感に違いがあるんだな〜と、改めて思わされました。
今、世界のプロレスは無差別級が主流なんだそうで、体重による階級分けをしないんだそうですが、やっぱりプロレスにおいては階級分けはしっかりしておいたほうがいいという考え方に少し疑問を持つようになってきました。
以前は格闘技では階級分けされているのは、同じ技量で体重に差があると、攻撃力も防御力にも差が出てしまい、それはデカいから勝った、小さいから負けたということになり当人の努力を認めない感じになってしまったり、戦う前から有利不利が出てしまうのはフェアじゃないという考えがあるからだ(本当のところはよく知りません)と、思っていました。
格闘技とは別の競技とはいえ、似ているプロレスにおいても、当然体重で区分けしておかなくては嘘くさくなってしまうから分けたんだと思いますし、それが当然と考えてきました。
ただ、完全な無差別級の世界である大相撲において盛り上がるのは、小さい選手が大きい選手を倒したときで、闘い方次第では小さい選手が勝つことだってあるから面白いわけです。
これをプロレスに導入しないのはもったいないのかも知れないと思えてきたのです。
むしろプロレスだからこそ、嘘くさくない試合が構築できるのではないか、格闘技とは違うファンタジーの部分でリアルを覆い尽くせば、面白い試合が観られるのではないかと思えてきたのです。
大嫌いなジャイアント馬場さんのプロレス観である「大きいことは良いことだ」にボクは縛られていたのかも知れないと思わされました。
サイズが違うプリーストリー選手が勝っても良いんじゃないかと観てる途中から思い始めて、勝ったら夢があるな、更にスターダムが盛り上がるだろうな、とか思い始めるとオスプレイ選手は大好きな選手なのですが「オスプレイ、負けろ!」と念じてしまいました。
判官贔屓という言葉があります。日本人にはその精神がDNAに組み込まれています。
無差別級のプロレスこそ、日本がリードしてやっていかなくてはならないものなんじゃないか、この試合を観てそんなことを思い始めてしまったのです。
結果、普通にプリーストリー選手が負けちゃいましたけど、熱くなれました。いやらしい気持ちは残っていましたけどね。
容赦ない2人
何より素晴らしいのが、やっぱりプロとして両者とも一切手を抜かなかったと感じさせてもらったことです。
打撃の打ち合いの場面ではどうしても力負けしてしまって交代せざるを得ない場面が多くなってしまったプリーストリー選手ですが、エプロンでオスプレイ選手が真っ直ぐに突き刺さってしまったDDTや星輝ありさ戦で見せたオスカッター(星輝選手が使うときはシャイニング・スター・カッターでしたっけ?)つぶしジャーマンを
— Bea Priestley ビープリーストリー (@BeaPriestley) February 10, 2020
なんと本家本元のオスカッターで披露したのはアガりました。
Springboard German KING ???? ???? #TOPGAIJIN pic.twitter.com/aC8hobjpTb
— Bea Priestley ビープリーストリー (@BeaPriestley) March 19, 2020
星輝選手はご覧の通り細身ですから、あんな不安定そうなロープの上に立ってぶん投げることも可能でしょうが、オスプレイ選手をもぶん投げてしまうとはこりゃ並のレスラーじゃないわ、とビックリしました。
しかし、更にその上を行ったのがオスプレイ選手で上に書いた通りヒドゥンブレードを他の選手にやるのと同様に後ろからガツンと行ってからの
WSBF: We wonder if Will Ospreay will go easy against his girlfriend on #NoFansMonday?
WILL: pic.twitter.com/ybK3w8uPyF
— WrestlingShouldBeFun (@wrestlingshoul2) March 17, 2020
ストームブレイカーでフィニッシュ。
ここまでやりあえるのは、お互いの信頼関係があってこそなんでしょうね。
次に闘うようなことがあったら、今度はプリーストリー選手のクイーンズ・ライディングでオスプレイ選手を倒して欲しいです。そして、ブリティッシュヘビー級のベルトを巻いて欲しいです。
それではまた。
ありがとう!