元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は今週の週刊プロレスの話題です。
この表紙の中嶋勝彦選手、良い顔してますね。
週刊プロレス No.2149
今週も話題が盛りだくさんの週刊プロレスですが、今週楽しめましたのは、いつもあまり読まずにスルーしてしまうNOAHの拳王選手のコラムです。
王道と小川良成

ボクは試合を観ていないのですが、小川良成 vs 清宮海斗の試合が、全日本プロレスの伝統を受け継いだ『王道』を感じさせる試合であったと拳王選手が評しています。
いつの間にか、NOAHへの興味は完全になくなっていまして、NOAHが今どういう状況なのかさっぱりなんですが、このコラムを読むと昔の全日本プロレスを観ていた古いプロレスファンの方は興味が湧くかも知れませんね。
昔の全日本プロレスを観ていたら、普通は現在NOAHを観てるものかも知れませんが。
この中で、『王道』を小川選手が受け継いで、この試合で以て清宮選手に継承しているというようなことが書かれていました。
小川選手が『王道』を受け継いでいると感じた理由として、ジャイアント馬場さんやジャンボ鶴田さんなどの昔の試合を観ると、現在小川選手がやっているようなことをやっているからだとおっしゃってます。
全日本プロレスが現在もあるわけですけど、NOAH選手は自分たちこそ『王道』の正統継承者であるという意識があるんでしょうね。
でも、小川選手が受け継いでいるのはクラシカルなレスリングであって、それは昔のアメリカンスタイルであったり、ヨーロピアンスタイルを融合したもののように感じてまして、ボクの思い描く『王道』とはちょっと違うんじゃないかと思います。
何しろ身体のサイズが馬場さんや鶴田さんとは全然違います。
この身体の大きさからくるスケール感こそが、当時の新日の選手には出せなかったもので、それを『王道』と呼ぶように思います。
だから小川選手が今見せているもの、そして清宮選手に受け継ごうとしているものは、三沢光晴さんを源流とする『NOAHの王道』になるんじゃないでしょうか。
ひと口に『王道』と言っても、受け継いだ人の解釈でちょっとずつ変わっていっていて、元祖なのか本家なのかみたいな感じになっているように思いました。
ジャンピングニーと清宮
清宮選手が小川選手から『王道』を継承された証拠?として、拳王選手はジャンピング・ニーをあげています。
しかも
ジャンピング・ニーに関してはアイツが今、日本一の使い手だと思う。アレはオレが思うに、たぶん小川良成から教わったんじゃねぇのか。知らんけど。
出典:週刊プロレス No.2149
とまでおっしゃっております。
ジャンピング・ニーはかつて鶴田さんが得意としていた技ですから、全日からの『王道』が受け継がれているということなるんでしょうね。
小川 vs 清宮を観てませんが、きっとこのコラムにある写真のようなアームバーでコロンコロン転がす、言ってしまえば地味な攻防が続いた30分時間切れドローだったんだろうな〜と思っています。
それと派手なジャンピング・ニーは似つかわしくないようにも思えます。
でも、それをひっくるめたものが『王道』なのです。
かつて馬場さんは「寝技を長時間やるな、後ろのお客さんには見えない」とおっしゃっていたと記憶しているのですが、小川選手と清宮選手のグラウンドの攻防は、馬場さんにはどう見えたのでしょう。
身体が大きい人が豪快に相手をふっとばすジャンピング・ニーはシュッとした清宮選手が使っていることは、馬場さんも喜んでくれるのではないかと思います。
ジャンピング・ニーと王道
この拳王選手はコラムの中でジャンピング・ニーのことに触れる際に、DDTの秋山準選手のことに触れています。
ボクは秋山選手が何をツイートしたのか知りませんが、拳王選手は秋山選手のあるツイートを「女々しい」とおっしゃってます。
今回の週プロが秀逸のは、なんか面白くなってきたな〜と思っていたら何ページか後に、

ジャンピング・ニーの正統継承者はこっちだと言わんばかりの記事が載っているところです。
DDTでも『王道』継承がなされていたのです。
鶴田さんから教えてもらったジャンピング・ニーを、秋山選手が竹下幸之介選手に伝授するというわけですから、小川選手からたぶん教わったであろう清宮選手のジャンピング・ニーよりも本物感が出てしまいます。
正統継承者ということです。
しかも継承に当たって渕正信選手にも筋を通しているというのですから、まさに正統継承者です。
こうなったら同 どっちのジャンピング・ニーが『王道』なのかを争って欲しいです。
そうなると、秋山選手からジャンピング・ニーを教わったらしいスターダムのひめか選手も『王道』を名乗って欲しいところです。
しかもニックネームは「ジャンボ・プリンセス」ですから鶴田さんの技はピッタリです。
むしろひめか選手こそ正統継承者な気さえしてきます。
今後も男子選手を尻目に『王道』を極めて欲しいです。
それではまた。
ありがとう!