元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
BS日テレで毎週録画していた『We are STARDOM!!』ですが、いつの間にか放送時間が変更になっていたので今回はYou Tubeで観戦することになりました。
変な広告が変な間で挿入されるので、出来ればテレビを録画したものを観たかったのですが、仕方がありません。
ちなみに今は毎週水曜 23:00~23:30放送です。TOKYO MXでは放送が終わり、BS日テレでは深夜に放送ということで、テレビ放送だけを追うとブシロード体制になってからの勢いがなくなってきた感じがしますね。
詩美がすごいのか、叫女がダメなのか
今回は「林下詩美ストーリー」と題しましてデビュー戦から現在まで振り返る回になっております。
『We are STARDOM!!』では、これまでベルトを中心とした振り返りをやってきて、一通りベルトが終わったら次が詩美選手ということになりました。
これは、次のスターは詩美選手しかいないと『We are STARDOM!!』のスタッフは思っているということなんじゃないでしょうか。
一度だけスターダムのライブ観戦をしたのですが、その時ちょうど詩美選手がケガで欠場しておりまして、今活躍してる選手で唯一ライブで観たことがないのが詩美選手なのです。
でも、テレビではもう何度も観てますし、中西学さんと一緒に焼き肉を食べて、アルゼンチン・バックブリーカーを習っている動画とか観ましたから、
スターダムではドンナ・デル・モンド以外ではいちばん好きな選手です。
なので、ワクワクしながら観ておりました。まずデビュー戦。ジャングル叫女戦です。
結果を知らずに観ておりました。いくらなんでも叫女選手には勝てないだろうと思っていたのですが、叫女選手がかなり圧されててビックリました。
叫女選手が2015年にデビューしてますから、2人のキャリア差が3年あるんです。女子の3年ってかなり差があると思って観ていたのですが、全然ないんです。
デビュー戦でここまでやれたら、この先どうなるんだ?と、楽しみしかないじゃないかと、きっと当時ライブで観てたお客さんはみんな思ったのではないでしょうか。
いや待て、いくらなんでもこれはすご過ぎる、これは詩美選手がすごいのではなく、叫女選手がダメなんじゃないかとも考えました。
そこで詩美特集にも関わらず、叫女選手にもう少し集中して観てみます。すると叫女選手は決して下手な感じはないですし、特に鈍臭いとも感じませんでした。
つまり、詩美選手が規格外なんだなという結論に達したのでした。
棚橋弘至選手が自らを「100年に1人の逸材」と称しますが、詩美選手こそ本当の逸材と呼ぶのではないかと思いました。1000年に1人かも。
目の覚めるような一本背負いに、大外刈りといった柔道技に加えて、見事なアルゼンチン・バックブリーカー。
直前に叫女選手がカナディアン・バックブリーカーを見せたので余計にアルゼンチンが光り輝いてました。
※叫女選手のカナディアンよりも豪快でした。
しかもスリーパー・ホールドからの逆落とし、そして再びスリーパー・ホールドで叫女選手に勝ってしまいそうでした。
唯一、エルボー合戦だけは叫女選手がそこそこで、詩美選手が腰が全然入ってませんでしたが、何しろデビュー戦です。この時点キャリア3年の叫女選手のエルボーがあんな感じなんだから、詩美選手のエルボーがヘタクソでも致し方ありません。
詩美選手が、きっと叫女選手の想像以上だったんでしょう。驚いてるうちにドカンドカンとやられちゃったんだと思います。
結果は時間切れ引き分けですが、実質詩美選手の勝ちでした。
詩美がすごい
次は5☆STARの優勝決定戦、vs 岩谷麻優です。
5☆STARって新日でいうところのG1みたいなものでしょ?それにデビューしたばっかり選手がエントリーされて、しかも優勝決定戦に駒を進めるってどういうことですか。団体からの押されっぷりがすごいです。
当時、逆にファンから反感を買う事はなかったんでしょうか。
かつて天才の武藤敬司選手ですら、スペース・ローンウルフの時代はファンから反感を買ってたんですから、会社のゴリ押しというのは、ファンにとっては鼻につくのです。
※スペースローンウルフはUWFに勢いがあるときのキャラで、武藤選手がアメリカンなプロレスをするから反感を買ったというのもありますが・・・。
でも、試合を観たら優勝決定戦に出ても何の違和感もないので、反感は買わなかったんじゃないかと思いました。
何しろ、解説のブル中野さんが詩美選手を見て「嫌いじゃないけど、勝たないでと思わせる選手」なんて言ってます。
これは、岩谷選手に勝っても何らおかしくない雰囲気が漂っているということでしょう。こんなに早く岩谷選手を倒したら秩序が崩れるでしょ?と言っているのです。
エプロンでファイヤーマンキャリーに捉えて、場外へ無造作に投げ捨てたり、

得意のアルゼンチンで岩谷選手をヨシヒコ状態にしたり、更にここから後ろにぶん投げてしまいます。
元々柔道の選手だから、打撃に対しては弱かったりするのかなと思っていたら、岩谷選手のキックをガンガン受けます。非の打ち所がありません。
こりゃ、あっという間にワールド・オブ・スターダムも取っちゃうな〜という感じでした。
しかし、さすが岩谷選手。新人に好き勝手させながらも、最後はエグい角度の2段階式ドラゴンで

完璧なる3カウント。そうカンタンに登り詰められるほどスターダムは甘くないと言わんばかりの一撃でした。
ずっと2段階式で投げることに何の意味があるのかわからなかったんですが、この試合で繰り出されたのを見るとちょっと意味があるように思えました。
投げる力が全部首に来るような形になるんですね。普通に投げると投げた方向に力が幾分か逃げてしまうような感じがあるんですが、これは何もかもが首一点にかかっているように見えました。
怖い技ですね。
当時の岩谷選手がすでにスターダムのアイコンと呼ばれていたのかどうかは知りませんが、きっちり違いを見せつけていたと思います。
とにかく詩美がすごい
最後はSWA世界&EVEインターナショナル二冠選手権試合の vs バイパーです。
ものすごい体格差ですが、全く物ともしてません。組んだらいつでも投げれそうだし、座らせてしまえばスリーパーホールドもありますから、全く問題ないんでしょう。
さらに立体的な攻撃も見事に決めてました。

ミサイルキックも美しかったですね。
素晴らしいのは攻めだけではなく、受けるほうもガンガン行きます。あのバイパー選手のデカいケツから繰り出されるキャノンボールを2回も食らいました。
食べた物が全部出そうです。
リバース・スプラッシュも貰いました。かつてのドームにおけるアントニオ猪木 vs ビッグバン・ベイダーのように酷い目にあわされてました。
それでも最後は圧巻の

クラッチして抱えてから、少し歩いて向きを変えてのジャーマンです。
見るからに重そうなバイパーを見事にぶん投げたのですから、スターダムきってのパワーファイターを名乗っても良いんじゃないでしょうか。
すごい選手だとは思ってましたが、ここまですごいとはビックリです。スタートダッシュが強烈だったからか、今現在は無冠と少し低迷期に入った感じがします。
それとジュリア選手の移籍により、ポジションを奪われてしまった感じでもあります。
2020年下半期は是非ともポジションを奪い返す戦いを繰り広げて欲しいです。まだ、直接触れ合ったことはないんじゃないかと思いますが、現状中野たむ選手と盛り上がってますから当たりにくいのです。
ということで、まずは同じパワーファイターのひめか選手に噛み付いて良いんじゃないでしょうか。
どんどんアピールして行かないと置いて行かれてしまいます。タッグも良いけどシングルも頑張って欲しいです。
それではまた。
ありがとう!