元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
本日は更新が大幅に遅くなってしまいまして、本当に申し訳ございません。
なぜ更新が遅くなったのかと申しますと、書くことに困ってしまったからです。ついにこんな日が来てしまいました。
今日は休みということもあってぼんやりしてる時間が圧倒的に多かったのですが、それ以前に書きたいな〜と思うプロレスの出来事が4月24日には起きなかったということにつきます。
いろいろ探した結果、そういえばこの前『麒麟がくる』を観ていて見逃してしまった6人タッグマッチを観て、
その感想を残そうと思い立ちました。
twitterのフォロワーの方がこの試合のことをつぶやいてくれたので、今ABEMAでNOAHのライブが観られるのかと知りまして、確かになかなかコクのあるカードだなと思って興味が出たのに、観なかったということでこの一週間ほど胸に引っかかっていたのです。
この引っ掛かりはちゃんと解消しておこうと思った次第です。
NOAHとして清宮選手をこの扱いにしていいのか問題
NOAHをしっかり観たわけではないのですが、清宮海斗という選手は新日でいうところのオカダ・カズチカ選手に役割を担う選手であると思っておりました。
昨年、ずっとGHCヘビー級のチャンピオンだったことからも、ちょうどオカダ選手が凱旋帰国してすぐにチャンピオンになった頃のオカダ選手のイメージなんだろうと勝手に想像しておりました。
現在は潮崎豪選手がチャンピオンなわけですが、清宮選手がNOAHのエースであることは間違いないわけです。
しかし、いくら大スターとは言え武藤敬司選手より先に入場したり、対戦カードの名前順が武藤敬司選手のほうが上だったりという扱いは如何なものかと思いました。
なんだったら、このメンツの中に清宮選手を放り込むのもどうなんだろう?と思いました。
NOAHは清宮選手をスターに育てる気があるのか?と。NOAHではスターが育たないというのが旗揚げの頃からず〜っと抱えてる問題ではないですか?
NOAHでは、一時代を築いた四天王の三沢光晴さんや小橋建太さん、そして秋山準選手以降エースらしいエース、スターらしいスターが生まれなかったんです。
森嶋猛さんに
力皇猛さんという大型の選手がいましたがスターにはなれませんでした。
理由はカンタンでルックスがイマイチだったからだと思います。
でも、NOAHにもイケメンがいました。それが丸藤正道選手やKENTA選手でした。
ただし、残念ながら2人共小さいんです。ジュニアです。
後にヘビー級のベルトを巻いてますし、世界的には今や無差別級の流れになっていますから、それに先駆けた人選だったと言えなくもないのですが、実情はヘビー級の選手の人気がなかったけども、ジュニアヘビーでは主役に出来ないということで、無理矢理ヘビー級に組み込んだんだと思います。
その後を期待されたのは潮崎選手ですかね。
しかし、期待されたKENTA選手も潮崎選手もNOAHを離れ、丸藤選手もケガに悩まされたり、ヘビー級王者になってからもジュニアのベルトに挑戦したりと定着しませんでした。
NOAHが失速してしまったのは、スター作りに一回も成功しなかったからに他なりません。それがついに清宮海斗というパッと見てヘビー級だとわかる体格で、ルックスも良いと選手が出現したのです。
会社も紆余曲折あってサイバーエージェントの傘下に入ったんです。特にNOAHには何の思い入れもありませんが、これは新日がV字回復した時の状況と全く同じじゃないかと、これは完全に新日に猛追してくるのはNOAHに違いない、と思っていました。
なのに、こんなカード組むとはどういう了見なんだ、と思わざるを得ません。
しかも大スター武藤敬司選手がいようが、グレイシーハンターで一時代を築いた桜庭和志選手がいようが、清宮選手が目立たなければならない試合なのに、全然目立ちませんでした。
この試合を観て、しばらくNOAHは来ないなと確信しました。
メインには清宮選手はおろか、潮崎選手も拳王選手も中嶋勝彦選手もいないんですよね。こんなことしてる以上はまだまだ新日の独走は続きますし、全日にも離されるかも知れません。
この6人タッグのような昔の名前で出ています的な選手を呼んで適当に茶を濁すような試合に清宮選手はもう使ったらダメなんです。
関根シュレック秀樹が面白い
この6人の中で全く知らなかったのが関根シュレック秀樹選手です。
試合中に出たプロフィールだけで興味が湧いて、少しだけ調べてしまいました。
Uインターファンで入門しようと思ったら経営難のためダメになって、その後警察官になってブラジリアン柔術の全日本王者になってMMAにも出てるという経歴です。
経歴だけを見ると全くプロレスラーではないんですけど、見た目のインパクトは完全にプロレスラーです。MMAの選手にしておくのはもったいないと思わせるインパクトがあります。
ほんの少ししか登場せず、しかもあっという間に武藤選手のシャイニング・ウィザードで仕留められてしまったのですが、そのほんの短い時間でもまだプロレスがヘタクソなことがわかるくらい、プロレスラーと言うにはちょっとしんどい感じでした。
特に武藤選手のドラゴン・スクリューを頂戴する時、武藤選手が回るより先に回ってしまったのはあまりにもヒドかったです。
とはいえ、グラウンドでの動きはさすがに本物ですし、これで見た目にあったプロレスらしい動きがマスターできれば、面白い選手になるのではないかとワクワクさせました。
一体どこで誰にプロレスを習っているのかは知りませんし、43歳というなかなか年齢なので上手になるのをいつまでも待つわけには行きませんが、良いレスラーになりそうな要素をいっぱい持っているので、早くプロレスラーらしい動きを習得してもらいたいと思いました。
薄味が過ぎる試合
テレビの食レポで、よく味のない、もしくは味の薄い料理が出てきた時にタレントの方は「優しい味」とか「素材を活かした味」と表現しますが、この試合はまさにそんな試合で、ワクワクするような具材を揃えているし、名コックがいるにも関わらず薄味が過ぎる試合になってしまったのが実に残念でした。
桜庭&関根&鈴木はいずれも地味なテクニシャンだらけですから、その旨味を出そうと思ったらじっくり煮込まないとダメです。
それなのに、コロコロと相手が変わってしまう6人タッグではじっくりと試合を進めていくことが出来ません。
また、合体攻撃や連携攻撃もないわけですから、タッグマッチとしての面白味もないのです。
この3人を6人タッグで使うことがそもそも間違っているのです。
武藤 vs 桜庭というのはたしかに魅力的なカードではありますし、桜庭選手がドラスクからの足四の字をもらったシーンは心が揺さぶられはしましたが、2人とも衰えがヒドいので正直見てられません。
これがマスターズのリングだったらあれで良いんでしょうけど、一応バリバリの現役である清宮選手や鈴木選手が混ざっているんですから、あんなんじゃダメなんじゃないかと思います。
特に桜庭選手の衰えがエグいと思いました。もう人前で上半身を晒すことすら無理になったということでしょ?あの姿。
モンゴリアンチョップももうずいぶん使っておられると思いますが、MMAで出す分には面白かったですが、プロレスで出すにはお粗末な技です。
総合は無理だけどプロレスならこの程度でいいんでしょ?的な、プロレスがナメられてる気がして、とっても気分が悪かったです。
田中稔選手はすごく久しぶりに動いているところを観たのですが、あんまりイメージに変わりませんね。
鈴木みのる選手タイプなのかな?いくつになってもしっかりとコンディションを作っている感じがして、桜庭選手とは真逆の印象を受けました。
思えばみのる選手も稔選手も元は藤原組。藤原喜明選手からプロとはどういうものなのか、きちんと叩き込まれているということでしょうかね。
次はいつあるのかわかりませんけども、また武藤選手がNOAHのリングにあがるのならば、清宮選手と闘ってほしいし、鈴木選手と闘って欲しいです。
無理矢理書いた割には長くなってしまいました。
それではまた。
ありがとう!