元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
プロレスは1人では出来ないのです。
これを観るとそうでもないかな〜という気にもなるんですが、いやいや、どういう形であれ相手がいて成立するのです。
僕をプロレスファンに引き戻した、オカダ・カズチカ選手がいかに素晴らしい選手であっても、対する相手がいなければ、その素晴らしさを見せることは出来ないのです。
2016年
そのオカダ選手と対するのは、内藤哲也選手であって欲しいという気持ちが強いです。あんまり内藤選手が好きではありませんが、オカダ選手の対岸に内藤選手が立つことで、オカダ選手は光り輝くと思っています。
2016年4月10日にオカダ選手を倒してIWGPヘビー級王者になった内藤選手。このとき、内藤選手はこう語りました。
この会場の雰囲気
この会場の熱気
アナタの耳に
しっかり届いてますか?
新日本プロレスワールドで
観戦の木谷オーナー
アナタの宣言通り
2億規模のプロジェクトで
オカダをスターにしてやって
下さい
アナタのお力で
オレに破れたオカダを
スターにしてやって下さい
オレにはそんなプロジェクト
必要ないので
木谷オーナーお忙しい中
新日本プロレスワールドでの
観戦お疲れ様でした
このときの実況の野上アナはこんな事を行っています。
『 4.10 両国 入場実況 』#内藤哲也生誕祭
#njpw
#野上慎平
#書道 pic.twitter.com/AVv209wnxF— 知美 (@ird_chimi) 2016年6月22日
2016年の主役は間違いなく内藤選手でした。
僕はしばらくは内藤政権が続いて、オカダ選手との間でIWGPを獲ったり獲られたりしていくんだろうな〜と思っていました。
ところが同じ年の6月、オカダ選手に負けてしまい、そこから一度もIWGPヘビー級のベルトを巻いていないのです。あっという間に主役の座から引きずり降ろされてしまいました。
IWGPインターコンチ
IWGPヘビーを落としてすぐ、今度はIWGPインターコンチネンタルのチャンピオンになった内藤選手。インターコンチのベルトを粗末に扱うことで物議を醸し、IWGPヘビー級王者でなくなったのに、またしてもあっという間に主役に返り咲きました。
このベルトを粗末にするというのは2019年、今年になってもまだやっています。途中違う選手がチャンピオンになっていた時期もありますが、もう2年半くらいそういう感じです。
オカダ選手がチャンピオンとしてV12をやっていたときも、オカダ無双状態に多くのファンが飽きていましたが、ベルトを粗末にするムーブもそろそろ新しい展開を入れないと飽きてくるんじゃないかと思います。
もしかして白いベルトだから、あんまり巻く気がしないのでしょうか。
広島カープが大好きな内藤選手ですから、実はIWGPヘビーを以外ならインターコンチよりもUSヘビーのほうが欲しいんじゃないか、だから腰に巻かないんじゃないか、と思えてきます。
きっと内藤選手のファンもしっかりベルトを巻いた姿を見たいと思っているんじゃないでしょうか。
こういう姿もいいですけど、そろそろ粗末に扱わずにしっかり巻くチャンピオンになっても良いんじゃないでしょうか。
お客さんはまだまだ今の内藤選手を観ていたいような気もしますが、なんとなく内藤選手本人が制御不能というキャラに飽きてきているようにも思います。次のステップを必死に考えているところなのではないでしょうか。
SANADA選手のライバル化
ここに来て、同じロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーであるSANADA選手がどっか〜んと格上げされました。
オカダ選手と同じ年齢のSANADA選手に、MSGでベルトを獲ったあと、もう一度一騎打ちをやろうじゃないかと提案しました。それは俺たちの世代で天下を取ろうじゃないかと、次の新日本プロレスの主役は俺たちの世代であるべきだ、内藤選手や飯伏幸太選手は2番手のインターコンチのベルトで僕らを引き立ててくれたら良いじゃないか、もっと若い世代でこれからの新日本プロレスを作っていこうと、オカダ選手が主張したように、僕は捉えました。
これまでロスインゴには大会を〆られるのは内藤選手しかいませんでしたが、ついに先日の長岡大会でSANADA選手が〆ました。これまでも〆てはいましたが、このときはついにTシャツまで限定販売されました。
ついに内藤選手とほぼほぼ並んだということです。
これでSANADA選手がオカダ選手からIWGPヘビーのベルトを奪うようなことがあれば、立場は完全に逆になります。
入場とグッズの売上だけで、新日リードしてきた内藤選手ですが、同じロスインゴの仲間のグッズがバカ売れし、試合内容も残しているとなってしまっては、本当にその地位をSANADA選手に奪われかねません。
ついに焦らないといけなくなったんじゃないでしょうか。
MSGでのインターコンチの飯伏戦は、いつの間にか主役でなくなってしまった男が主役に返り咲けるかどうかの、大一番になるのです。
幸いMSGではSANADA選手はタッグマッチです。4WAYですから、SANADA選手がインパクトを残すということはなかなか難しいでしょう。
つまり、内藤選手にとっては、ここしかないというタイミングなのです。ここでしっかり内容とインパクトを残すことによって、主役への道が見えてくるはずです。
内藤ファンからすれば、何をバカなことを書いているんだ?と、これまでと同じように内藤選手が新日本プロレスを、いや日本のプロレス界をリードしていくんだと、思っておられるかも知れません。
でも、冷静になって考えてみて下さい。昨年のプロレス大賞、内藤選手は技能賞です。いかに2018年インパクトを残してないかの証です。本来はMVPかベストバウトをとってないと主役とは呼べないでしょう。
現状、内藤選手にとって本当にマズい状況なのです。何も残してはいないのに、登場するだけで会場は大盛り上がりしてしまいますから、あいかわらず絶好調な感じもします。改善するところなんて何もないように思えてしまいます。
しかし、今まさに正念場。ブーイングこそありませんが、制御不能になる直前の内藤選手の状況とあまり変わらないと思います。
それにSANADA選手が良い選手なので、頑張って欲しいんですけども、やっぱり昔からの新日ファンとしましては生え抜きの内藤選手が(好き嫌いは別として)中心人物であってほしいという気持ちがあります。
まさに「一歩踏み出す勇気」が問われる場面です。MSGで僕は内藤選手を応援します。
それではまた。
ありがとう!