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タイガークイーン vs 彩羽匠 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

昨年の10月に行われた試合なので随分前のものになりますが、急に興味が湧きまして観ました。

というのもジュリア選手と鈴季すず選手が表紙になったときの週刊プロレスで

タイガークイーン選手のインタビューを読んで、彩羽匠選手に勝ってるというのを知りました。

しかもデビュー3戦目というからビックリ。

いくらなんでもやり過ぎなんじゃないかと思ったので、これは試合を確認しなくては、と思った次第です。

ということで、タイガークイーン vs 彩羽匠の感想を書いてまいります。

タイガークイーン vs 彩羽匠

初代タイガーマスク】タイガー・クイーン vs 彩羽匠【ストロングスタイルプロレス Vol.13】

試合を観てみますと、彩羽選手が負けたことにはそんなに違和感がなかったことに驚きました。

彩羽選手のエゲツない攻撃もきっちり食らってましたし、終盤の大技の畳み掛けも見事でしたし、これはど偉い逸材なんだな〜と改めて思いました。

タイガーは逸材

以前、あれはデビュー戦だったかな?観たことがあったのである程度わかっていたことでもあるんですが、改めて身体がかなり大きいということに気が付きました。

彩羽選手がスターダムに上がったとき、背は高いし、体の厚みはあるし、実にプロレスラーらしい体型だな〜と思っていました。

その彩羽選手と並んでも見劣りしないどころか、なんなら背は彩羽選手よりもちょっと大きいんじゃないかと思わせました。

彩羽選手に比べるとちょっと細身ではありますけども、スターダムにいるどのレスラーと並んでもおそらく引けを取らない体格だと思います。

しかも細身なのに、パワーもそこそこあるようで、林下詩美選手が見せるような一度抱えてから少し歩いて後ろに投げる二段階式ジャーマンを普通にやってました。

それでいて、ホイホイ飛ぶわけですから、もう存在自体がほとんど反則です。

初代タイガーマスクをオマージュしたということで、投げ技や飛び技は見事に再現されていますが、蹴り技はほとんどお使いになってませんでした。

その代わりというわけでもないでしょうが、エルボーが強烈でした。

男子レスラー並のエルボーのように思いました。

デビューしたての選手というのはエルボーであったり、ロックアップであったり、ロープワークであったり、そういう誰でもやる基本的な動作がもっさりするものですが、そういうのがありません。

これはタイガークイーンに変身する前はどこかの団体で選手をやっていたのかも知れませんね。

リアルな新人選手ではないでしょう。

きっと名前を聞いても知らないんでしょうけど。

スラッとしてスタイルがいいというのが初代タイガーマスクとは大きく違うところです。

※初代タイガーのファンの皆さんごめんなさい。

週刊プロレスにコーチをしたジャガー横田選手、初代タイガーマスクさん、新間寿さんと4人が並んでる写真があるですが、いちばん背が高くて、いちばん顔が小さいです。

このスタイルの差がまさに昭和と令和の違いです。

そんな素晴らしいクイーン選手ですけども、女子プロレス界最高のレスラーの一人だと思われる彩羽選手が相手なら、いくらクイーン選手とはいえもっとボコボコにされても良かったような気もします。

そして完璧な勝ちというのもどうかな?と思いました。

場合によっては彩羽選手が勝ってたかも知れないと思わせる紙一重の攻防というのではなく、完全に捻じ伏せてしまいました。

これじゃ彩羽選手といい勝負したスターダムのトップ選手が弱く見えちゃいます。

それだけ「初代タイガーマスク直系」というブランド力は相当なものなんでしょうね。

ちょっと悔しい思いもしました。

タイガースープレックス2021なのかTQ・スープレックスなのか

終盤の畳み掛けが特に良かったと思いました。

スープレックスを連発したわけですけども、上に書きました二段階式の後に、高角度のハイブリッジジャーマンを見せました。

これは初代タイガーマスクのデビュー戦を彷彿とさせる一発でした。

仕上げはYouTubeでは「タイガースープレックス2021」とあり、週刊プロレスでは「TQ・スープレックス」と表記があった技でした。

最近名前が変わったんですかね?

「タイガースープレックス」の後に年号をつけるのは、全日的で気に入らないので「TQ・スープレックス」に落ち着いて欲しいです。

ところで「TQ」は「ティーキュー」と読むのか「タイガークイーン」と読むのか、どっちなんでしょ?

ちょっと気になります。

クイーン選手オリジナル技ですが、形としてはたしか以前4代目タイガーマスク選手が使っていたミレニアム・スープレックスに似ています。

ミレニアム・スープレックスはチキンウイングフェイスロックの状態で後ろに投げちゃう技でした。

こちらもなかなかエゲツないんですが、TQはチキンウイングチンロックとでも言いましょうか、顔を極めずに相手のアゴを掴んで後ろに投げるという、ミレニアムよりももう1段階エゲツなさが増したような技でした。

マスクマンの必殺技はスープレックスであって欲しいというのは、昭和からのファンは大抵思っているはずです。

それをクイーン選手が令和で体現してくれましたというのは、おっさん的には嬉しいと思いますし、ボクもなんか嬉しかったです。

ただ毎年新しいスープレックスを開発するというコンセプトは、これまた全日的なのでやめて欲しいです。

「ストロングスタイル」という言葉がついている団体のタイガーマスクなんですから、あくまで新日寄りのタイガーマスクを追求してもらいたいです。

4代目とのコラボなんかもあって良いんじゃないでしょうか。

実況がとにかくウザい

問題は場内に実況が流れているということです。

試合がどれほど良くても実況がけたたましいので、試合に集中できません。

実況が場内流れて面白くなる試合もあるんですが、この試合に関しては完全に逆効果。

これは随分前の試合ですが、今もあるんですかね?

クイーン選手の試合が観たいと思ったとしても実況あるならやめとこうとなるれレベルです。

しかもキチンと実況してくれるのならまだしも、チキンウイングフェイスロックを片羽絞めと実況してました。

チキンウイングフェイスロックは、初代タイガーさんがUWFに行った時の代名詞的技でしょ?

それをよりによって、前田日明さんが得意にしていた片羽締めと間違うなんてありえません。

今もなお、この実況を継続中なら速攻でやめたほうがいいです。

盛り下がります。

ただ試合を見せるだけでも充分楽しまさせるだけの技量があるのですから、試合を120%楽しませてもらいたいです。

どうしても実況をしたいのなら、解説に佐山聡さんを呼んできたらいいと思います。

クイーン選手の動きに対して、都度都度佐山さんがどう思ったか、気になりますし。

せつかくの逸材なんですから、みんなでしっかり大スターにしてあげて欲しいです。

それではまた。

ありがとう!


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