元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は『最強レスラー数珠つなぎ』読書感想文です。
9人目になります、24日のマイケル・エルガン戦が楽しみな関本大介編の感想文を書きます。
関本選手の試合は2,3試合かな?観たことがあります。ただ、僕的にはそんなに印象が良くないんです。出落ち感満載なんです。
見た目が凄いゴツいでしょ?だから、試合もあっと驚くようなことがドンドン出てくるんだろうな〜という期待のハードルが物凄く上がった状態で、試合を観てしまうんですね。
確かに凄いんですけど、ハードルが物凄く上がっているので思ったほどではない、という印象で試合が終わってしまってばかりなんですね。
見た目のゴツさにまだ慣れてなくて、ゴツさにばかり引っ張られてしまっているんです。もちろん、ゴツさも売りなんでしょうけども、たぶん関本の選手の本質には触れてないんです。このインタビューでその一端でも触れることが出来たら良いな〜と思いながら読みました。
選手の評価が高い
田中将斗選手からの紹介で関本選手が9人目になったわけですが、その理由が
プロレスラーとはなんたるかというのを、すべて持っている
だれとやってもお客さんを沸かせる試合をする
というものなんですね。これはもう、かなりの高評価を示す言葉だと思いました。しかも田中選手もまたレスラーの評価が非常に高い選手ですから、その選手がこうホメるわけですから、大したものです。
さらに石川修司選手は関本選手との試合で
自分の足りないところが見つかりました
と仰っているのです。完全に師匠筋との試合での感想でしょ、これ?
さらにさらに鈴木秀樹選手もまた
試合数が多くてもいつでも凄い試合を見せられる
と評しておられます。つまり、そのタフネスぶりも絶賛しているのです。
ここまで絶賛されているのであれば、シングルマッチを観てみたいです。来年のG1CLIMAXに出場してくれませんかね。いやいや、近々のエルガン戦は大注目ですよね。
どうしても観る前に期待値がバカ上がりしてしまう選手なんですね。
野球部の監督が見つけてきた就職先
鈴木秀樹選手のプロレスラーになる経緯も面白かったんですが、関本選手も負けてません。
関本選手は中学の頃から名門・明徳義塾中学校・高等学校で野球をおやりになってました。『巨人の星』の星一徹のような父親に特訓される日々だったそうです。
野球をやりながらもプロレスラーになりたいな〜と思っていたそうです。スーパーファミコンのゲームからプロレスに興味を持ち出して、スタン・ハンセンさんら全日の外国人選手が好きになって、四天王プロレスにシビレて、その後なぜかアントニオ猪木が理想のレスラーになったそうです。
関本選手が黒のショートタイツなのは猪木さんの影響なんでしょうか。
進路指導のときにプロレスラーになりたいと野球部の監督にいうと、「お前の就職先は俺が見つけてきてやる」と大日本プロレスを紹介してくれたそうです。入団の際には野球部の監督と大日本の社長だったグレート小鹿さんが、関本家に挨拶に来たそうです。
プロレスに就職するというのは、ジャンボ鶴田さん的です。
いろんな要素が入り混じってて面白いです。
デスマッチのトップが大日本のトップ
最近の大日本を知らず、昔の大日本をちょっとだけ知っているという具合の僕は、まだ大日本はデスマッチの団体というイメージがあります。でも、デスマッチをしない「ストロングBJ」という別枠?が設けられているのをみて、もうデスマッチに頼らない団体に変貌していってると思ってました。
そして、その「ストロングBJ」で闘っている関本選手は大日本プロレスのトップであるという自覚があるのかと思っていました。ところが
やっぱりデスマッチのトップが、大日本プロレスのトップです。揺るぎないと思います。やっている人間が一番よくわかっています。
と関本選手は語っているのです。大日本プロレスにおいてデスマッチBJが王道で、ストロングBJは邪道ということなんです。
ストロングBJの他の選手は、カッチ〜ンと来ないのかな?つまりストロングBJはデスマッチBJの下だと言っているに等しいわけですから。
今デスマッチをしている選手をほとんど観たことがないので、なんとも言いにくいところではありますが、やっぱり僕の中ではデスマッチをしてる選手はプロレスの技術が未熟であったり、何らかの理由でそういう練習が出来ないけど、プロレスのリングに上がりたいという人がやるものという認識があります。
デスマッチは練習しなくても出来るでしょ?という感覚があります。最近のデスマッチはちゃんとしたレスリングの技術を身につけた上でやっているという話も知っていますが、そういう感覚があります。だから、誰でも出来ると思えてしまうので、プロレスと呼ぶのも嫌だったりするんです。
ストロングBJで頑張っている若い選手なんかもいずれデスマッチを受け入れる覚悟があって、今はストロングBJをやっているんでしょうかね。
だとしたら、ストロングBJでプロレスの技術をしっかり磨いた上で、デスマッチに移行すると、僕がデスマッチに抱いているプロレスが出来ないやつがやる残酷ショーというイメージとは違うものになるということです。
デスマッチが誰でも出来るものではない、選ばし者がたゆまぬ努力で磨いた技術の上に成り立ったものである、という日がやっぱりすでに来ているのですね。
山川竜司に褒められたジャーマン
関本選手はジャーマン・スープレックスへのこだわりが強いそうですが、それはなぜなのかと聞かれると
山川竜司さんという人がプロレスを最初に教えてくれたんですが、技を褒められたことがなくて。でもジャーマンをやったときにはじめて褒められたんですよ。「すごいジャーマンするなぁ。初代タイガーマスク以来の衝撃だ」と。すごく嬉しくて、この技に磨きをかけようと思いました。
山川選手に褒められたからだとおっしゃいました。「山川竜司」という名前はたしかに知っているはずなんですが、全然頭に浮かびませんでした。
すでに引退なさっていましたか。どえらいケガをしていたんですね。知りませんでした。
居酒屋さん?を経営なさっているようですね。
それにしてもホメ上手です。「初代タイガーマスク以来の衝撃」ってそれ以上のホメ言葉があるでしょうか。だって、あのダイナマイト・キッドを倒した時のアレでしょ?そりゃあ嬉しいでしょうね。
もうすぐエルガン戦があるわけですけども、そこで得意のジャーマンでエルガン選手をぶん投げること期待しちゃいますね。関本選手の目標は大日本プロレスを大きくすることだそうですが、このエルガン戦というのはかなり重要な一戦になってくると思います。
僕のような新日ファンですら、大日本の会場に足を運ぶところまではなかなか行かないです。ついつい新日を優先してしまいます。だから、試合のクオリティを高めていくこと大事ですが、どんどん露出して、大日本プロレスを宣伝しまくって、今、大日で関本選手を観ておかないと、後々公開することになる、というような雰囲気を作って欲しいです。
勝手な言い分ですが・・・。
パッと見のインパクトが強烈ですから、もっともっとメディアに登場して欲しいです。新日に出て顔を売るというのも一つの手だと思いますよ。
ま、それだと僕が関本選手の試合が見やすくなるということなんですけどね。
それではまた。
ありがとう!