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『最強レスラー数珠つなぎ』(石川修司編)尾崎ムギ子 読書感想文6

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

今回は読書感想文でございます。

6人目は今、全日本プロレスで活躍している石川修司選手の回です。

石川修司

出典:全日本プロレス公式ウェブサイト

前回はプロレスのことがナメられているように受け取りまして、かなりイライラしました。それに対して、ちゃんと言い返せない歯がゆさや自分の無力さへの苛立ちもありまして、読むのやめようかな〜と言う感じだったのですが、今回からまたプロレスラーの面白い話が読めて、ホッとしております。

とっても全日本

石川選手の試合も何回か観たことがあるのですが、体中傷だらけであることを除いてはいかにも全日本プロレスの選手という佇まい、そして試合運びで、ず〜っと前から全日本プロレスの選手だったんじゃないかと思わせました。

 

そんな石川選手、最初はDDTでジャイアント馬場さんのモノマネをやる選手としてスタートしてたんですね。ビックリしました。

 

スタートが馬場さんというところも、とっても全日本なわけですが・・・。

 

今では信じられませんが、デビュー時、背は高いけど細かったそうで、それでDDTの高木社長から馬場さんっぽいから馬場さんの真似をしろと命令されてそうなったそうです。馬場さんになるつもりでプロレス界に入ったなら良いんですが、きっと違うでしょうに。厳しい世界ですね。

 

そういえばオカダ・カズチカ選手も若い時に、師匠であるウルティモ・ドラゴン選手から動ける馬場になれみたいなこと言われてキャリアスタートしたんじゃなかったかな?背が高くて細いとみんな馬場さんにされちゃって、馬場さんをモチーフにした選手が団体のトップ選手になるというのが、いかに馬場さんが偉大であったかを証明しています。

石川選手は、ジャンボ鶴田さんや天龍源一郎さん、そして長州力さんのいた頃の全日本プロレスが好きだったけど、ゴールデンタイムでの中継がなくなるとプロレスを観なくなってしまったそうです。

 

それからしばらくして友人のススメで四天王時代の全日本プロレスを観るようになって、再びプロレスにハマったそうです。

 

ま、船木誠勝選手も好きということですが、何から何までとっても全日本。今、全日本プロレスに所属しているというのは運命だったんでしょうね。

目指すのは四天王プロレスか

いつも通り「強さ」とは何かという質問に対して石川選手は

すごいことがプロレスの強さだと思います。

と答えておられます。こんなの普通の人が出来るわけないという闘いを見せられることが強さだということでしょうか。

 

「すごい」ってふわっとしてるな〜と思っていたら、すぐに具体的に語られます。

僕はその中で、「死んじゃうんじゃねえか」という闘いを見せたい。

と仰っています。

 

これを読んで僕はすぐに四天王プロレスが頭に浮かびました。石川選手自身がプロレスにハマるきっかけにもなったわけですから、そういうプロレスを目指すのは当然のことなのでしょう。

 

最近の新日本プロレスでは頭から落とす技が出ると、ファンの間で議論になります。あんな技を使う選手はけしからんとか、あんな技を使っても大丈夫なところがプロのプロたる所以だろとか。

 

ただ、四天王プロレスの代表であります三沢光晴さんがリングでお亡くなりになっていますから、

心配にはなりますし、もう誰もリングで亡くなって欲しくないですので、僕はそういうヒヤっとする場面はあんまり作らないで欲しい派です。

 

「死んじゃうんじゃねえか」と思わせても、絶対に死なないから「すごい」わけです。プロの技術はそれを可能にしていると信じて、ファンはドンと構えてリング上の闘いを観なくてはいけないのかも知れません。

 

そう考えると、危険な技はやめろ〜なんて言うのも違うのかなと思えてきます。大体プロレスに危険じゃない技なんてないわけですから、危険な技は使うなとなるともうプロレスは出来ないってことにもなります。

 

どんなことにも万が一ということはあるし、どんなに細心の注意を払っていても事故は起こります。プロレスが好きだったら、プロレスラーを信じましょう。石川修司選手を信じたら良いんです。

 

そして石川選手の言葉は、絶対に死なないという自信があるから出たんです。ファンが心配になるようなプロレスはしませんという決意の表れなんです、きっと。

強い人は、いい人

著者である尾崎ムギ子さんの一つの結論として「強い人は、いい人」というのがありました。

 

体を鍛えることで自分に自信が出るので、心に余裕が生まれて、他人に優しく出来るというところもあるんでしょうね。ただ「強く見えるだけの悪い人」とか「強いけど悪い人」もいるし「弱いのにいい人」もいるので、「強い人は、いい人」と確信してしまうのはどうかと、思っちゃいました。

 

ただ、間違いなく言えるのは、石川選手はいい人であるということなんじゃないでしょうか。

 

ちなみに男にとって、女性から「いい人」と言われることほど、つらいことはありません。「いい人」というのは「どうでもいい人」→「人畜無害」→「男として魅力のない人」という意味になります。

 

また、彼女や妻の友達に紹介された時に「いい人そう」とか「やさしそう」と言われたときは、ブサイクを意味します。もしくはパッと見てホメるところがないときに使う言葉です。

 

つまり、女性からの「いい人」はけっしてホメ言葉ではないのです。

 

そんなつもりもないでしょうし、石川選手は実際にいい人なんでしょう。でも、女性がそれを書いてしまってはいけないのです。男性の著者が書いたのなら、物凄く評価が高いことになるのですけどね。

 

「いい人」などというふわっとした言葉でホメるのは危険なのです。

 

最後は全然プロレスに関係ない話になってしまいました。

 

それではまた。

ありがとう!


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