元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
大阪で見られないテレビ番組をわざわざ観ることは、これまでしなかったんですけど、この番組は見ておかなくてはいけないと思い強くて観ております。
その番組とは『THEスピリット〜闘魂レスラー発掘プロジェクト〜』です。
TVerのおかげで見れることが今回ほどありがたく感じたことはありません。
誰が作ってくれたのかは知りませんが、本当にありがとうございます。
THEスピリット〜闘魂レスラー発掘プロジェクト〜
まだご覧になっていない新日本プロレスのファンの方は、過去の放送分を観るにはどうしたら良いのか、ちょっとわからないのですが、今週分であればTVerですぐに見られますので、ぜひともご覧になっていただきたい。
なぜフジテレビ?
新日本プロレスの選手を発掘するバラエティ番組をなぜフジテレビで放送してるんだろ?と最初に思ってしまいました。
普通、テレビ朝日じゃあないの?と思いました。
フジテレビであるということは、悪ふざけのキツい番組になるのかなと疑っていました。
最近、そんなにテレビを熱心に観ることはなくなったんですが、フジテレビでといえば報道と最も遠い位置にあって、バラエティ番組を熱心に作っているというイメージがございます。
ゆえに、プロレスを面白おかしくいじるんだろな〜と思っていたのですが、全然違いました。
本当にプロレスラーを発掘しようとしてるんだな、と感じました。
思えば、かつてフジテレビは全日本女子プロレスを放送してましたし、プロレスには熱い気持ちがあったんだったな、と思い出しました。
MCは芸人さんとバラエティタレント?さんですから、トンチンカンないじりをして、イライラさせられるんじゃないかと危惧しておりました。
だがしかし、シソンヌの長谷川さんもみちょぱさんも、ちゃんとコメントしておられますし、プロレスファンであることが知られる安田顕さんがナビゲートしてくれるわけですから、真摯な姿勢が伝わってきました。
逆にこんな番組をフジテレビに作られたとあって、テレ朝のプロレスに関わる人達は地団駄を踏んでいることでしょう。
それぐらい、ちゃんとプロレスを伝える番組になっております。
プロレスラーになりたい人はみんな来い
この番組の特徴は、通常の新日のテストを受けるには、身長と体重の規定がありまして、それに満たない人はそもそもテストも受けられないということになっております。
それから年齢制限もありました。
しかし、この番組では身体の規定も年齢の制限も撤廃しまして、新日のレスラーになりたいという全ての人に門戸を開放するというところが面白いわけです。
規定があったことで諦めてしまったプロレスの才能に溢れる人もいたでしょうから、これは間違いなくプロレス界にとって良いことです。
特に身体の規定なんて、現状満たないプロレスラーいっぱいいるのに、いつまで設けてるんだろ?と思ってました。
なりたいという人はみんな呼んで、デビューするまでにふるいに掛けたら良いじゃない、と思っていたので奇しくもそれがテレビ番組で実現したわけですから、嬉しかったです。
で、集まってきた人たちが実にバラエティに富んでいるから楽しい。
下は中学生から、上は47才だったかな?、ボクと同世代の方までおられます。
何事も諦めなければ可能性はゼロじゃないとは言います。
こんな番組が作られるなんて夢にも思ってなかったでしょうから、同世代の方には頑張って欲しいな、と思います。
また、スターダムが子供のうちからプロレスの練習させてプロレスラーを育成し、見事にその花が開いているのを見ますと、新日も高校や大学出てから入門とかでは遅いんじゃないかと感じます。
新日では、船木誠勝選手は15才でデビューしてたはずですから前例がないわけではありません。
さらにはTMDKの2人は高校在学中にデビューしてるとか実況で行ってましたし、TJP選手も14才でしたっけ?でデビューしてるそうで、若くしてデビューした選手の質の高さは、現在の新日本で見事に証明されております。
それを考えると、中学生で入門するというのは全然あり、というよりもむしろ推し進めたほうが良いんじゃないかと思う次第です。
クラブ活動みたいに、ね。
しっかり大人の体になっている人と、中学生を同じメニューでトレーニングさせるのは、違うのかな〜とかは思ったりもします。
今後のスター育成も考えて「小中学生を教えるプロレス」というのを新日側も確立していかないといけないのかな、とは思います。
そして、この番組がその試金石となるんじゃないかと思います。
毎回、オッサンの頑張りに泣かされ、中学生の頑張りに泣かされております。
特別コーチが面白い
番組では基本的にオカダ・カズチカ選手が指導していくわけですけども、ほぼ毎回のように特別コーチとして誰かやってきます。
これまでは、獣神サンダー・ライガーさん、真壁刀義選手、棚橋弘至選手がやってきました。
それぞれの教える内容がぜんぜん違うんですけども、そのことでプロレスラーになるというのは、いろんな要素を持ってない難しいというのがよ〜くわかります。
獣神サンダー・ライガーコーチ
ライガーさんは、身体の規定からハズレているので入門できなくて、それでも諦めきれず単身メキシコに行ってプロレスラーになろうとしたら、たまたま新日もメキシコに来てて、先輩方の御助力もあって入門できたという人です。
プロレスラーになりたいという気持ちが半端なかった人ですね。
プロレスラーとしてもずいぶんと小柄ですから、メチャクチャ練習なさって、現役中ずっと説得力のあるエグい身体をキープしておられました。
プロレスは下手すると試合中に死んでしまうこともある仕事です。
ゆえにしっかり体を鍛えなければならないということを体現してる人ですから、まずは基礎体力をつけることが優先される練習生の皆さんにはちょうど良いコーチに思いました。。
教え方が上手いか下手かはわかりませんけども、話を聞くに値するレジェンドです。
真壁刀義コーチ
真壁選手も苦労なさって今の地位がありますから、ハートの強さがないとやっていけないということをしっかり伝えてました。
真壁選手は学生プロレスを経て入門しましたが、当時の現場監督の長州力さんが学生プロレスをかなり嫌っていたとのことで、真壁選手にはとっとと辞めてもらおうとして、かなりキツいトレーニングを強いたそうです。
デビューしてすぐぐらいの頃を覚えてますが、こんなに活躍するとは全く想像ができなかったです。
ぜんぜん華がなかったですし。
練習生の皆さんに「お前らには何の価値もねぇ。だからこそ価値があることを見せつけろ」というようなことをおっしゃってたんですが、それはまさに真壁選手がやってきたことなんだと思いました。
棚橋弘至コーチ
棚橋選手は今週分に登場しましたので、今TVerで観ると出てきます。
棚橋選手もまた3回も入門テストを受けているという方です。
プロレスラーになることを諦めそうになったことは何度もあったでしょうね。
そこで諦めずにトレーニングに励むために、モチベーションの上げ方を伝授してました。
これは何もプロレスラーになるためだけでなく、どんなことでも結果夢を掴んだ人は諦めずに努力し続けた人でしょう。
夢を諦めるにはいろいろ理由はあるでしょうが、結局ところ自分のモチベーションが何らかの理由でさがっちゃったという場合が多いんじゃないでしょうか。
だから、ずっとモチベーションを保つ技術は必要だと思います。
良いコーチでした。
全員テストに受かって欲しいし、今回のテストがダメでも次また受けて欲しいです。
ここまで観てきて、ボク的にいちばんインパクトが大きかったのは、藤田晃生選手の凄みでした。
練習生の皆さんもそこそこ体力には自信があっての挑戦だとは思いますが、ウォーミングアップにあたる運動も全然ついてこれなかったんですね。
誰一人。
それなのに藤田選手は涼しい顔してやってたんです。
デビューしてる選手との大きな差を練習生の皆さんは感じたことでしょうね。
プロレスラーは超人です。
超人になるにはそう簡単な事ではないのです。
これからも見守ります。
それではまた。
ありがとう!