元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
ついにやりました。
レディ・C自力初勝利
スターダムのレディ・C選手がシングル初勝利をあげました。

このカードが組まれるのを知った時は、ちょっとドキドキしました。
なぜならレディ選手が負けちゃうんじゃないかと、月山和香選手よりもキャリアが浅いということで負けさせられるんじゃないかと思ったからです。
そもそも月山選手のチャレンジマッチですから、月山選手よりキャリアが下のレディ選手と当たると思ってもなかったんです。
それでちょっとビックリしたところもあったんですが、ボク的にはどう考えても、ちゃんとプロレスをしてるのはレディ選手のほうなのです。
まだプロレスごっこの月山選手に負けるのはさすがにないし勘弁ならんと、もし負けようものならスターダムに抗議をせねば!と思い詰めるほどでした。
それが無事大勝利。
試合を観る前にこの事実を知ってメチャクチャ嬉しかったです。
自分がこれほどレディ選手に思い入れがあったのにも驚きました。
本来、細身の女性はタイプじゃないんです。
だから、普通なら「あ、初勝利あげたのね」くらいなはずです。
それなのに、ず〜っとレディ選手のことは気になってしまっているのは、プロレスラーとしてボクを惹きつけてやまない何かがあるんでしょう。
それがなんなのか、まだわかりません。
顔だけが良い月山
レディ選手が勝ったのを知ってから試合を観ました。
本当は9月16日の後楽園ホール大会をまだ観てませんでしたので、その試合を観るつもりだったんですが、とりあえずレディ選手の初勝利を観ようと9月18日の大阪大会もすっ飛ばして、この試合だけ先に観ました。
月山選手は女優さんでもあったんですね。
だからなのかな、試合中の表情は本当に素晴らしいです。
どこ切り取っても凄い試合をする選手に、写真だと見えるんじゃないでしょうか。
ボクは表情で見せるということもプロレスラーにとって大事な要素であるとは思いますので、これはこれで良いんですけど、あまりにも動いたらダメ過ぎて、この顔と動きのギャップが観ててしんどいです。
今回は通常のパロ・スペシャルとは向きが逆のキン肉マン2世に出てきたロビンマスクの息子のケビンマスクが使ったOLAPをやってました。
そこからクルンと丸め込んだのはいい流れだと思いましたね。
ただ、ロープに走る、ドロップキック、押さえ込み、これらがとっても雑なので、パロ・スペシャルとかやらなくていいから、こういうのをキチンとやれるようにいち早くなって欲しいです。
フィニッシュはジャイアント・バックブリーカー
何と言ってもこの試合のインパクト絶大だったのは、フィニッシュホールドがこれまで一回も出していないし、出す素振りもなかったジャイアント・バックブリーカーだったことです。
最近プロレスを観始めた人なんかレディ選手のオリジナル技だと思ったんじゃないですか?
この技、ボクも試合では観たことがありません。
そういう技をジャイアント馬場さんが使っていたというのは知っているのですが、子供の頃は全日本プロレスを嫌悪していたので、馬場さんの試合をほとんど観たことがありません。
よって、動いている馬場さんが試合でジャイアント・バックブリーカーを使っているのを観たことはないのです。
このところ、レディ選手が意図的に馬場さんの技を使い始めていました。
河津落とし、ココナッツクラッシュ、ランニング・ネックブリーカードロップ、脳天唐竹割り、ま、ビッグブーツもそうなのかな?
レディ選手も最近コブラツイストを使いますね。しかも拷問コブラ。
馬場さんはコブラツイストも使ってましたね。
たしか、そもそもアントニオ猪木さんのフィニッシャーだったをコブラツイストを馬場さんが使い始めたから、猪木さんがコブラツイストをやめて卍固めにスイッチしたんじゃなかったかな?
こういうところも馬場さんが嫌いなところです。
結果卍固めが生まれたなら、それはそれで良かったような気もしますが・・・。
脱線しました。
どれもしっくり来ますが、若干完成度が低いので、もっと練習して欲しいところです。
ずっとフィニッシャーにはチョークスラムを選んでいたんじゃないかと思うのですが、現在相手をコーナーに乗せてからのチョークスラムこと大車輪喉輪落としも練習中だということでしたので、きっと初勝利はこの技で決まるんだろうなと思っていたのですが、まさかのジャイアント・バックブリーカー!
シビレました。
最後、デビュー戦から使っているチョークスラムで3カウントを狙おうかなと思ったんですけど、一番キャリアの近い、そして他団体からきたばかりの月山さんが相手だったこともあり、スターダム生え抜きの意地として、相手にタップアウトさせたいと思い、きょうは密かに温めていたジャイアント・バックブリーカーで勝利を収めさせていただきました。
スターダム公式サイト
このところ、ヨソの団体から来た選手が幅を利かせているスターダム。
それに憤って葉月さんが帰ってきたなんてことがありましたが、最新の生え抜き選手であるレディ選手にも「スターダム生え抜きの意地」というのものがあったのは、当たり前のことなんですが、これを口にするというのが、嬉しいです。
この前の新日のドームでのレディ選手も素晴らしかったんですが、こういう節目節目でいつも以上のことをやってのける運があるというのか、そういう星の下に生まれたというのか、こういう選手がスターになるのかな〜と思っちゃいました。
大事なときにケガをしてしまう内藤哲也選手の持って無さと真逆です。
※内藤選手のスゴいところは、この持って無さをもエネルギーにしてプロレスを面白くしてしまう力ですけどね。
初勝利の試合で、試合で使ったことがない技をフィニッシュに選ぶのってなかなか勇気がいると思います。
しかも二段階式でした。
最初はちょっと浅いな〜と、思いました。
桜井まい選手がファイヤーマンズキャリーでギブアップしちゃったから、この浅さでのギブアップもアクトレスガールズから来た選手だったらあるのかな?とか思ってました。
でも、そこからさらに、一回相手を起こしておいてマットに頭をぶつけて深いバックブリーカーでした。
※頭をマットにぶつけたのは意図したものではないと思いますが・・・。
こういうのが出来てしまうのは、これをスター性と呼ぶのではないでしょうか。
かつて『プロレススーパースター列伝』にて
力道山先生が同期の猪木さんと馬場さんの育成法の違いを語ってました。
馬場さんに比べて身体の小さい猪木さんには必要以上に厳しくして、ちょっとやそっとじゃへこたれない根性を見つけてさせようとして、馬場さんにはどんどんチャンスを与えることで、スケールの大きい選手にしようとしていた、なんてのがありました。
つまりレディ選手も、デカい舞台にじゃんじゃん上げたほうが良いんじゃないかと思えてきました。
初勝利したことで、今後はフューチャーのベルトに絡んだり、どこのユニットに所属したり、環境の変化が訪れることでしょうけども、ステージが上がるたびにその才能が開花しそうです。
猪木さんが大好きなのに、馬場さん的なレディ選手を応援してしまうなんて。
ところで、レディ選手の靴のサイズってナンボなんでしょ?意外に大きくないのかな?
「くるC、くやC、きびC」からの「うれC、たのC、レディ・C」
勝利したレディ選手は試合後のマイクでその喜びを噛み締めておりまして、思わずもらい泣きしてしまいました。
この気持ちを一言で表すとうれC、たのC、レディC!
スターダム公式サイト
今後はこのフレーズで大会を締められるようになってほCです。
いままでスターダムにキャリアが1年以上離れた先輩方しかいなくて、ずっと苦しい、悔しい、厳しい闘いのなかでいたんですけど、そのなかで得たものというのは必ず自分の無駄にはなってなくて、こうやって初勝利につなげられたのかなと思っています。
スターダム公式サイト
女子プロレスラーのキャリアさ1年以上というのは、男のプロレスラーのそれよりもキツいと思います。
しかも同期がいないので、負けが込むのは致し方なしといったところでしょうか。
そういう意味では他団体から来た選手がキャリアが近くてよかったですね。
次は桜井選手になら勝てそうですね。
頑張って下さい。
それではまた。
ありがとう!