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期待以下の金剛:5.3 NOAH Stay Together" SHOWDOWN 〜SUGIURA-GUN vs KONGO〜 金剛 vs 杉浦軍 イリミネーションマッチ観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

やっぱりライブでプロレスが観られるとなると嬉しいですね。

 

ということでNOAHの無観客試合をABEMAで観戦しました。

NOAH Stay Together" SHOWDOWN 〜SUGIURA-GUN vs KONGO〜

出典:プロレスリングNOAH公式ウェブサイト

昨日は誕生日ということもありまして、久しぶりにお酒を飲んでの観戦になってしまいまして、NOSAWA論外 vs 拳王の途中から観ていたのですが、レネ・デュプリ vs マサ北宮の終盤で眠ってしまいました。

 

起きたら杉浦貴 vs 征矢学は終わってました。いや〜観たかったなぁ。

 

ということでまともに観たのはイリミネーションマッチだけでした。

杉浦軍 vs 金剛 イリミネーションマッチ

出典:プロレスリングNOAH公式ウェブサイト

 1試合でもちゃんと観られてよかったです。

 

NOAHの流れは全く理解していません。なので、なんでこのユニット抗争が起きているのかもわかっておりません。

 

純粋に試合だけを観ての感想ということになりますので、多少トンチンカンな意見にもなるかと思いますが、ご了承ください。

 

まずは杉浦軍の面々の印象から振り返ってまいります。

杉浦軍の面々

まずはリーダーの杉浦貴選手ですが、元々あんまり好きなレスラーではなかったのですが、この試合ではこれまであった嫌悪感は感じませんでした。

 

でも、取り立てて良いと思うところもありませんでした。

 

そこそこの年齢(今年50歳)でありながら、若い選手と真っ向勝負できるというコンディションを作っていることは素晴らしいことだとは思いました。

 

次に桜庭和志選手ですが、久しぶりに動いているところを観たんですが、やっぱり総合のイメージのままの闘い方(グラウンド中心)にプランチャをするという形でして、特に目新しいものは何もなかったです。

 

ただ桜庭選手に対応できる選手が金剛にあまりいなかったこと(対応出来なさそうな征矢学選手が対応していたのには感激しました)と、相手の技をほとんど受けないのではプロレス的な面白さは出せません。

 

技を受けない、いや受けられないのかも知れませんが、その姿は総合で勝てなくなったからプロレスにやってきてお茶を濁してる感をどうしても感じてしまって、そんなんでプロレスするのは辞めて欲しいと思ってしまいます。

 

相手の技を受けてナンボですから、もうちょっと受けないと勝っても負けてもつまらん試合になります。

 

NOSAWA論外選手ですが、本当に上手いです。実質NOSAWA選手がこの試合を回していたように思いました。NOSAWA選手がいるから試合として成り立っているのではないかという気さえしました。

 

話によると、NOSAWA選手のコネクションで杉浦軍のメンバーの増強がされているということですから、杉浦軍というよりむしろNOSAWA軍でいいんじゃないかとすら思いました。

 

NOSAWA選手くらいの力量の選手が金剛にもいたら、この試合はもっと面白くなったはずです。このメインに立った全選手がNOSAWA選手からしっかりと技術を盗んで欲しいです。

 

そんでもって大原はじめ選手です。たぶん、初めて観た選手だと思いますが、この選手も本当にいい動きをしてました。今週の週刊プロレスで吉岡世起選手のインタビューがありまして、

その中で

大原さんがすごい

と語っていたので、どれほどすごいのかを期待しながら観ていたのですが、確かにどんな相手でも対応できる感じがしましたし、オリジナルな動きも持ってるし、こんなレベルの高い選手を今まで知らなかったなんて恥ずかしいな〜とすら思いました。

 

こんな選手を早い段階で脱落させたのもこの試合が盛り上がらなかった理由でしょう。最後の征矢学選手のラリアット(弾道という名前だそうです)の受けっぷりも素晴らしかったです。

 

最後はその吉岡世起選手ですが、この選手も全く知らなかったんですが、こちらも素晴らしい選手でした。どうにももっさりした動きをする選手が多い中でテンポよく動けていたので、余計に良さが引き立っていましたね。

 

ジュニアの選手ということで、少し前に観た小川良成選手や鈴木鼓太郎選手と絡んでいくことになると思うんですが、ムチャクチャ楽しみになりました。

金剛の面々

かたや金剛の面々についての印象です。

 

金剛というユニットは、新日でいうところのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのような反体制ユニットであると捉えてます。

 

そして、メンバー全員が同じ赤のコスチュームを纏っていることで一体感が出て、ロスインゴに匹敵するようなタッグワーク、連携攻撃、チームワークを見せてくれるものだと期待していました。

 

6人が入場してきてリング上でポーズを決めました。

金剛

出典:週刊プロレス

※これはこの試合の時の画像ではありません。

これは文句なくカッコ良かったです。これはいいチームの予感。ロスインゴより一体感を感じてワクワクしました。

 

ところが試合が始まってみると、全くと言っていいほどタッグワークが観られません。観られたとしても、コスチュームの色ほどの一体感はなく、自分が何をしたら良いのかをそれぞれが迷っているように見える選手さえいました。

 

ロスインゴの連携には遠く及ばぬものでした。

 

イリミネーションマッチはタッグの醍醐味や面白さがてんこ盛りの試合形式です。それをここまで面白く出来ないなんて、金剛や相手の杉浦軍はイリミネーションマッチを今日まで知らなかったんじゃないかと疑いたくなります。

 

もしかしたら、金剛は結成して間もないユニットなのかも知れませんが、せっかくのイリミネーションマッチがほぼ機能してませんでした。

 

覇王選手と仁王選手はおそらく始めて見た選手でしたが、ほとんど印象に残ってません。取り立てて良いと思うようなところもなければ、悪いと思うようなところもないということです。

 

たぶんどちらもジュニアの選手なんじゃないかと思うのですが、それならもっと大原選手や吉岡選手との絡みが観たかったし、レネ・デュプリ選手のような大きい選手とどう戦うのかも観たかったです。

 

稲村愛輝選手は前に一度だけ観た記憶がありました。ただハッキリとは覚えてませんが、技術はまだまだでしたが勢いとか気迫とか充実した選手で観てて気持ちがいい選手だという覚え方をしてました。

 

この試合での稲村選手は、そのわずかな印象そのものでエルボーでもなく逆水平チョップでもなく、フォア・アームで相手の胸をドシンドシンと殴っていく様にはシビレました。

 

見事に逆立ったモヒカンも良かったですし、吉岡選手を脱落させたスプラッシュ・マウンテンも落差十分で説得力がありました。これからが楽しみな選手です。

 

さて、問題はここからです。まずマサ北宮選手です。金剛ではサブリーダーという立場のようですね。

 

その肉体はボクの大好きだったマサ斎藤さんを彷彿とさせるもので、日々の弛まぬ鍛錬がなければ作り上げることは出来ないだろう迫力がありました。

 

ただ、レネ戦が時間切れ引き分けだったのでもうスタミナが切れていたんでしょうか。かなり長い時間、杉浦選手とショルダータックル合戦をやっていました。

 

そもそもショルダータックルが不得意な選手だったのかも知れませんが、当たる瞬間に勢いがなくなっていました。

 

何度当たっても杉浦選手の繰り出すショルダータックルとは明らかな差がありました。せっかく杉浦選手よりもパンプした立派な肉体を持ちながら、ショルダータックルというパワーファイターの見せ場となる基本的な技ですらキッチリと決められないとなると、かなりキツいです。

 

それ以上に、この試合であまり存在感を示せなかった拳王選手のほうがさらにキツいです。

 

金剛の勝利を決めたのはリーダーである拳王選手ではあるのですが、最後が丸め込み。

 

残念ながら桜庭選手のグラウンド技術にはほとんどなすすべなく、丸め込むのが精一杯と言った感じでした。

 

桜庭選手が完璧な3カウントは許さなかったのかも知れませんが、それなら杉浦選手からキチンと勝っても拳王選手に白星を付けても良かったんじゃないでしょうか。

 

同じ団体の選手ならば星のやり取りも容易いですからね。

 

一番良かったのは、桜庭選手をフットスタンプ(なんかオリジナルな名前がついていたと思いますが・・・)で3カウントを取ることでしょう。

 

プロレスラーと名乗りながらほとんど時間をMMAの選手として過ごしてきた桜庭選手にフットスタンプを耐えきれる気がしません。

 

プロレスならではの技で3カウントを奪うのは丸め込みもそういうことなんですが、フットスタンプとはずいぶん印象が違います。

 

拳王選手の技量云々よりも桜庭選手や、会社に認められていないという気がしました。これはキツいです。

 

ただ反体制側というのはそういうものなのかも知れませんがね。

 

メンバーが6人になって充実の時を迎えた金剛ですが、この調子ではプロレス界はおろかNOAHの中でもムーブメントを起こせないと思いました。

凡戦のイリミネーションマッチ

今回は、金剛を大体的に売り出すための大会だったのではないでしょうか。だから、潮崎豪選手も清宮海斗選手も丸藤正道選手も出場してなかったのです。

 

しかし、金剛の面々はそういうことを考えて試合に臨んでいたのでしょうか。

 

もしかして、ほとんどの選手がキャリアが浅いのかな?

 

試合をすることが精一杯で、自分のキャラクター、置かれた立場、シチュエーションやストーリーなどなどをちゃんと理解した上で試合をしている選手があまりいないように思いました。

 

金剛を飛躍させるための大会だったわけですから、何が何でも全試合ベストバウトを狙う闘いを見せるという意気込みで試合をせねばなりません。

 

シングルマッチのほうはほとんど観てないので、そっちで燃え尽きてしまったのかも知れません。だとしてもイリミネーションマッチはメインです。最大の盛り上がりを個々に持ってこなくてはなりません。

 

しかもユニットとしての魅力を最大限に表現出来るのがタッグマッチです。これ以上に美味しいシチュエーションはないはずです。

 

それなのに、こんな凡戦。

イリミネーションマッチ結果

出典:プロレスリングNOAH公式ウェブサイト

こんな結果でしたが、終盤のレネ vs 征矢、拳王 vs レネ、拳王 vs 桜庭はもうちょっと別の結末のほうが良かったと思います。

 

レネ選手はゴッチ式パイルドライバーを決めたし、征矢選手も弾道を繰り出していますから、後はどんな負けた方をしても良かったのかも知れません。

 

レネ選手を倒すなら新加入の征矢選手との連携や合体技で倒すとか、拳王選手が最後に桜庭選手を倒すというのなら、レネ選手は征矢選手が倒して、桜庭選手が征矢選手をオーバー・ザ・トップロープで倒すとかが良かったんじゃないでしょうか。

 

そらにオーバー・ザ・トップロープルールは格付けを無視できます。

 

ヘビー級とジュニアヘビー級がごちゃまぜになっているのなら、ジュニアヘビー級の選手がヘビー級の選手を脱落させるのには積極的に使うべきですが、同格の選手や同じ階級の選手ならば、特に金剛を美味しくする試合ですから、金剛の選手は真っ向勝負で決着をつけるほうが良いでしょう。

 

この試合でオーバー・ザ・トップロープが上手く利用されているのは、覇王選手が杉浦選手を倒したときだけです。

 

このルールの特性を活かさなかったことがこの試合を凡戦にしてしまった理由だと考えます。

 

特性を活かせなかったのは、この試合の面白さ理解している選手が、この試合には少なかったということですし、特に金剛の面々は理解してなかったということになります。

 

これが残念でした。

 

今後もチャンスはあるでしょう。この試合のことを反省して、次に活かして欲しいです。いいユニットだと思いますので、頑張って欲しいです。

 

それではまた。

ありがとう!


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