元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
全然ノれてなかった『旗揚げ記念日』でしたが、観てみるとムチャクチャ面白かったです。最後の最後に何の〆もないというのは寂しく思いましたが、全体的にとっても楽しかったです。
予想はしてましたが、特にセミファイナルの6人タッグマッチは完全にハズしました。後藤洋央紀選手をナメてました。後藤選手並びに後藤ファンの皆様、ごめんなさい。
では、第1〜3試合は特に何もありませんので、第4試合以降を振り返っていきます。
ロッポンギ3Kが勝ってしまった
まずは第4試合のBUSHI&鷹木信悟 vsロッポンギ3K(SHO&YOH)のIWGPジュニアタッグ選手権試合です。
どっちが勝っても次の挑戦者チームがいないというのがしんどいところで、それならチームとして安定した試合が残せるロスインゴの2人のほうが、チャンピオンでいるのが良いんじゃないかと思っていたのですが、3Kが勝っちゃいましたね。
BUSHI選手のすべてを受けきっての3K(技名)でフィニッシュでした。ここのところのBUSHI選手はあんまり好きじゃなかったのですが、これはあんまりだな〜と思ってしまいました。いや、MXがあるからいいか。
どうせロスインゴに勝つなら鷹木選手から勝ちを取らないと、勝ったことになりません。特にSHO選手は鷹木選手に負けっぱなしです。試合でもSHO選手が押される場面が多かったです。パワーとパワーのぶつかり合いで鷹木選手に押されっぱなしの状況をこの試合では押し戻してほしかったですし、それが出来ないなら、他の方法で鷹木選手を圧倒する場面を作って欲しいです。ずっと同じはさすがにマズいです。
安定した試合をするロスインゴよりも、3Kの今後の成長にかけたということでしょうか。今度こそ期待に応えて欲しいものです。
ライガーさん、負けちゃった
続いて第5試合の石森太二 vs 獣神サンダー・ライガーのIWGPジュニアヘビー級選手権試合です。
ライガー選手が負けることは予想していたのですが、試合が進むにつれて、ライガー選手が勝っても良いじゃないか、勝って欲しい、いや勝ってくれ!とライガー選手を応援してました。
これがライガー選手にとって最後のタイトルマッチなのかも知れない感がすごく出てた試合でした。
ライガー選手の引き出しの多くがガンガン開いていました。序盤のジャベに、中盤の元祖雪崩式フランケンシュタイナー、
そして、終盤のテーズ・プレス。今までたくさん観てきたライガー選手の試合の名場面が走馬灯のようによぎりました。
マスクマンで全身タイツなので、外見から老いを感じないライガー選手です(解説の時の開いてる部分多いマスクからは見て取れますが)が、ライガーとしてだけでも30年、その前からレスラーをやっているのだから、もういい歳でしょう。だから、近頃は掌底とロメロ・スペシャル(ま、ロメロがやれたら大したもんですが)しか、やれなくなったんだろうな〜と思っていたのですが、違いました。
いつでもタイトルマッチができるように、刀はちゃんと研いであったのです。
結果は負けてしまいましたが、ライガー選手は本当に素晴らしい戦いを見せてくれました。この試合は多くの選手に対するレスラーとはこういうものだというメッセージだと思います。
そのメッセージを一番近くで受け取ったはずの石森選手。今後に活かしてもっともっと活躍して欲しいです。
後藤さんは業師
続きましてセミファイナルの棚橋弘至&オカダ・カズチカ&後藤洋央紀 vs 内藤哲也&EVIL&SANADAのスペシャルな6人タッグマッチです。
上にも書きましたけど、このメンバーだったら後藤選手が負けちゃうんだろうな〜、そういう役どころだよな〜、ここのところ全然いいところないし、このまま何もなく引退のその日まで穏やかに暮らしていくんだろうな〜とか思っていました。
ところがどっこい。ざんまいポーズもなければ、負けもない、SANADA選手を後藤式で畳んでしまいました。
どんな相手に対しても真正面から真っ向勝負を仕掛けても壊れることのない丈夫な体をフルに活かしたファイトスタイルでおなじみの後藤選手ですから、真っすぐに来たところをSANADA選手にいなされてコロンと負けると思ったら、逆にそのSANADA選手をキレイに丸め込んでしまいました。
SANADA選手からパラダイスロックも仕掛けられましたが、それも見事に回避して、久しぶりの後藤式が炸裂。後藤選手にはこういう事もできる業師の側面もあったことを思い出しました。
後藤選手は頑丈さやパワーを全面に押し出さなくても試合を組み立てられる技術を持っていることをスッカリ忘れていました。
いつもはつい次の展開を考えるのを止めてしまって(あくまで僕の想像です)、その技術を披露することなく終わることが大半ですが、この試合は頼もしい仲間がいてくれたので気持ちに余裕があったのかな?考えながら試合をした結果の後藤式だったように見えました。
これでNJCはSANADA選手が勝っちゃうのかな〜という気持ちにも少しなりましたが、いやここは一つ、またもや後藤式で丸め込んで勝ってもいいじゃないかと思えてきました。優勝もあるかもと思えてきました。
デビッド・フィンレー選手が休んでしまった今、やはり僕は後藤選手を推していこうじゃないか。そう思わせる大勝利でした。
後藤選手に謝ります。ナメててごめんなさい。
ほぼ100点のヒール
メインはジェイ・ホワイト vs ウィル・オスプレイのスペシャルシングルマッチでした。ムチャクチャ面白かったです。あんまり会場はウケてなかったみたいですが、僕個人はジェイ選手を堪能しまして、ご満悦です。
新日本プロレスの公式サイトに写真がなかったんですが、飛んでくるオスプレイ選手をひっ捕まえて切り返すのをリング上と場外とで決めましたね。あれをやられたら、ポンポン飛んでくる選手は飛びにくくなるでしょう。
飛ぶことが最大の売りのオスプレイ選手にとっては天敵みたいな選手になりそうで、今後もこの2人の戦いは観て行きたいと思わせました。何度も重ねていく度に、もっと高度な技術を見せてくれるように思います。
ジェイ選手の終始ヒールに徹した試合運びと外道さんのちゃちゃ入れは、オカダ&外道を超えるコンビネーションでした。これでもっとオスプレイ選手にベビー感が強かったら、もっともっと会場が盛り上がったんでしょうけど、やっぱりあのヒドゥンブレイドですか?バックハンドのエルボー(二の腕)、あれが飯伏幸太選手が休む原因になっちゃった(多分あれを食らってマットで頭を打ったんじゃないかと思いますが)もんだから、残酷なイメージがついてしまって、ヒール対ヒールみたいにお客さんには写っていたみたいですね。
これだけ外道さんが頑張ったんですが、一度失った信用?はカンタンに取り戻せませないようです。飯伏選手に一度ひどい目に合わされない限り、オスプレイ選手のベビー感は取り戻せないような気がします。
このままオスプレイ選手もヒールになっても良いかなとも思います。
試合は、ジェイ選手に任せておけば大丈夫だと思わせる展開でした。アベンジャーズみたいに集まってきた棚橋選手、オカダ選手、後藤選手に対して、IWGPヘビーのベルトをアピールするさまはカッコ良かったです。ほぼ100点のヒールです。「ほぼ」としたのはまだまだ伸び代があるだろうと思っているからです。
しばらくジェイ選手がチャンピオンでいるのがベターではないでしょうか。
それではまた。
ありがとう!