元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
僕がプロレスから離れていた10年の話が読めるんじゃないかと思って読んでみましたが、そうでもなかったので勝手に若干ガッカリしました。
この中で書かれている初めの5年までは大体知ってて、残りの5年はよく知らないというバランスでした。つまり僕がプロレスファンに戻る5,6年前に出版された本のようで、まだプロレス界そのものにあまり希望を持てない感じなってました。
ミスター高橋本
この本では、『流刑の魔術 最強の演技』が日本プロレス界衰退の原因の一つにあげられてました。
僕も発売された当時に買って読みました。ショッキングな内容ではあったんですけども、実はそんなに驚かなかったように覚えてます。寅さん風に言えば「それを言っちゃあおしまいよ」という感想でした。
エンターテイメントであることは薄々気づいてはいたけども、そこをボンヤリさせているから楽しいということもあるのに、その楽しみを踏みにじったわけですから、気分が悪いには違いありません。ただ、それでプロレスそのものに嫌気が差すということは、全然ありませんでした。
あの頃、この本を読んだ人はみんなそんな風に思ってるんじゃないかと思っていたんですが、どうも違ったようで、プロレスに裏切られたような気持ちになった人が多かったんですね。
ミスター高橋さんがレフェリーを務めていたのは、異種格闘技戦をバンバンやっていた新日本プロレスですから、キング・オブ・スポーツを謳っていた新日本プロレスですから、プロレスこそ最強と布教してきた新日本プロレスですから、UWFの源流である新日本プロレスですから、ガッカリされた方が多かったんだそうです。
高田、永田の敗戦
プロレス衰退の他の原因としては、高田延彦選手のヒクソン戦敗退とか、永田裕志選手の総合での敗退とかも上がってました。
それは僕もかなりショックな出来事でした。
何しろ最強を謳っていた頃の高田さんの団体、UWFインターナショナルの試合を夢中になって観ていたので、割とあっさり、しかも腕ひしぎ十字固め(当時の高田さんのフィニッシャー)で負けたのは、かなりショックでした。
さらに永田裕志選手の敗戦です。まずはミルコ・クロコップ戦。
そしてエメリヤーエンコ・ヒョードル戦
いろんなしがらみで永田選手がこの試合を受けなくちゃいけなくなって、結果無残に負けてしまったけど、僕はこの敗戦そのものよりも、ミルコ選手やヒョードル選手よりもはるかに弱い選手をIWGP王者として、エースに推すというのはどうだろ?という気持ちが強かったですね。
プロレスが強い弱いを競う競技ではないということもわかってはいましたが、新日本の至宝・IWGPヘビーのベルトを巻いて橋本真也さんの防衛記録を塗り替えるという、そんなのは認められませんでした。
「ミスターIWGP」と永田選手を表記する記事も見ました。これが1番、新日本プロレスを観る気にならなくなった原因です。オカダ・カズチカ選手が何もかもを塗り替えてくれて(その前に塗り替えたのは棚橋弘至選手ですけどね)ホントに良かったです。
批判も必要なのだと思います
当時、ミスター高橋本や総合でのレスラーの敗戦などをプロレスマスコミはあんまり叩いてはいませんでした。無視したり、なかったことにしたり、言い訳したりで、これはもうプロレス界そのものがダメだと思っちゃいました。
プロレスマスコミもプロレス界衰退の原因を作っていたのに、プロレスマスコミ側の人間がこんな本書いちゃってどうする?と読んでて思いました。そして、当時プロレスを観ていたファンが誰もが思っていたことを書いて本にして、それでお金をもらうのか?とちょっと呆れます。
当時、プロレスマスコミとして、プロレスの記事を書いて暮らしていた人は、今のプロレス界がどう見えているのでしょうか。ミスター高橋さんは本の中で、WWEのようにカミングアウトしたほうが良いと書いてましたが、そんなことしなくても今のプロレスは盛り上がってます。
僕がかつて思っていたように、そんなことはどうだって良かったんです。当時のプロレスはつまらんかった。ただ、それだけです。そして、そのつまらなさを批判せず、プロレスはこのままで良いんだと担ぎ続けたから、暗黒時代に突入したように思います。
今はブログがあるので、ファンの方がそれぞれの視点で、それぞれのプロレス観を書いて表明することができます。良かった良かったということもあれば、アホかと批判もあります。もちろん誹謗中傷はダメですけども、ちゃんと理路整然とどこがアホなのかを書けば、もっともっと良いプロレスが観られるようになるんじゃないかと信じて、僕は書いております。
特定のレスラーを名指しで批判するので、時々そのレスラーのファンの方にお叱りを受けることもありますが、僕はプロレスが好きだから、批判します。そのプロレスラーが好きだから批判します、ということをご理解いただきたいです。
言い訳でした。
それではまた。
ありがとう!