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好きなものは好きといえばいいじゃん:『教養としてのプロレス』プチ鹿島 読書感想文

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

大事なことはプロレスで学んだ気がする一冊でした。

こういうものをブログで書きたかったのだ

いろんな話題をプロレスというフィルターを通して語るという内容です。

 

実はこういうことをこのブログでしたかったんだろうな〜と思いながら、そういう本がすでに出版されていて、文庫化までされているということで、何か思いついても同じようなことを考える人はかならず何処かにいるもんですね。

 

しかも、僕よりも遥かに教養があります。話題が多岐にわたっているし、たくさん勉強されていることがよくわかります。なるほど、そういう見方があったか〜と感心することしきり。

 

自分が普段何も考えずにプロレスを観てきたことを思い知ります。考えることを楽しむのは昔のプロレスファンならでは、ですね。

同世代ゆえの共感と反感

著者のプチ鹿島さんは僕より2つ上ですので、だいたい同じ時代のプロレスを観てきたのがよくわかります。だから、わかるわかるというところが随所に出てきてニヤニヤしました。

 

ただ、全然共感できない部分のほうが多かったんです。

 

特にプロレスに対する感情は多くのプロレスファンは共感するところなのかどうかはわかりませんが、僕はまったく共感できませんでした。

「プロレスなんて好きなの?」と薄ら笑いされる恐怖がずっとあり、プロレス好きであることを隠していた。友人たちとプロレスの話もするし、盛り上がるのだけれど「ほどほどに好き」という感じを装っていた。

とか

「世間から八百長だと軽く扱われているものに自分は夢中なのか」という問題である。

など、まるでプロレスを好きになったことがいけないことのような思考が多くのプロレスファンにあるというようなことがたくさん書かれています。

 

そういうファンがいることは知っていますが、僕にはまったくこういうネガティブな感情はありません。常に僕はプロレスが好きであることを公言してきましたし、プロレスが好きなことに後ろめたさは微塵もありません。

 

少し前にも会社の上司にプロレスが好きなことを言うと

「お前、ホンマに好きなわけやないよな?」

 と聞かれました。

 

つまり、まさかアレがガチンコだとは思ってないよな?ということです。

 

カチンときましたが、僕は迷わず「好きですよ」と答えました。

 

こういうプロレスを小馬鹿にした発言するオッサンはいっぱいいます。世の中のだいたいのことはみんなわかってる風なことを言いますが、そういう人こそな〜んにも見えてませんし、な〜んにも知りません。

 

だからってなんでこっちがプロレスファンであることを隠したりしなくてはいけないんでしょう。

 

だいたいプロレスを小馬鹿にしてる人に限ってプロレスのことを全然知らない人が多いんです。僕はそういう人にこそ、コッテリとプロレスのおもしろさを教えてあげたい気持ちになります。

 

逆にこの著者さんのように卑屈になる人がいるから、プロレスのことをろくに知らない人にバカにされるんじゃないかとすら思います。

 

ま、ここ最近プロレスを好きになった人たちにはこんな感情はないんじゃないかと思いますけどね。

お笑い芸人ということでもっと笑いを期待したけど・・・

書かれた方がお笑い芸人ということで、もっと笑える内容なのではないかと期待していたのですが、笑いは薄めでした。

 

G1クライマックスは保永昇男が作ったという話(気になる方は本書をお読みください)などの考察は感心しましたけども、笑いを取りに行くという姿勢は感じられません。

 

この辺がスゴくマジメな方なんだな〜と思わせて、ちょっと残念でした。

 

あと、僕はからあげが大好きなのですが、からあげが身体の悪いものの代表のように使われていたのが実に残念です。

※体に悪いものを取り入れるのも大事だという主張で、からあげもプロレスも同じだと語られています。

芸人さんなら、もうちょっと的確な例えがあっただろうに。ヘタクソ。

karaage.ne.jp

※日本唐揚げ協会の人にあやまれ!って思っちゃいました。

プロレスを長く観ている人はおもしろがれるかも知れませんが、プロレスを知らない人にこれで好きになれるんだろうか、こんな人が語るプロレスに魅力を感じてくれるのだろうかと疑問です。

 

それではまた。

ありがとう!


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