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【NJPW】リングが壊れる大激闘:7.16 G1 CLIMAX 32 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

ついにG1が開幕しました。

初日からどえらい試合連発でしたね。

公式戦もさることながら、初参戦の選手の皆さんが、えらく張り切って試合している感じがしまして、いつになく活気あふれるG1になっているような気がしました。

夏のせいかな?

G1では公式戦の感想のみを書いていきますけども、公式戦以外も楽しくてライブ観戦が凄く楽しみになりました。

何より、個人的にはデビッド・フィンレー選手のコンディションが良さそうで一安心です。

若干絞れているようで、これまで以上に動きがキレてました。

これは優勝するんじゃないかと思います。

G1 CLIMAX 32

さて公式戦ですが、見どころで書きましたウィル・オスプレイ vs エル・ファンタズモは期待以上でしたね。

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結局、ファンタズモ選手は今後どっちでやっていくんでしょうね?

もうヘビーで良いんじゃないかと思いました。

それでは振り返ってまいります。

勝ったのは良いけど組み立てが雑

まずは棚橋弘至 vs アーロン・ヘナーレです。

この試合の結果は、どう表現されるのでしょうか。

「棚橋選手が負けた」なのか「ヘナーレ選手が勝った」なのか。

ボク的には「ヘナーレ選手が勝った」かな、と感じています。

それは棚橋選手が負けることにそんなに驚きがなくなったということなのです。

ヘナーレ選手がG1で勝つことのほうがインパクトが上ということです。

実はこの試合はリアルタイムでは観られなかったのですが、結果はTwitter見ちゃったので知ってました。

で、その時に「ヘナーレ選手が勝ったのか」と認識しました。

G1に出場するということでほんのり格上げになったわけですが、棚橋選手に勝つことでただの人数合わせではなく、G1に出場するにふさわしい選手なんですよ、と新日から提示されたと受け取りました。

ここからどうなるかは、本人次第というところでしょう。

普段はただ熱くなっているだけで、新日を1軍と2軍に分けたら、2軍相当の選手だなという感じが拭えませんでした。

だけど、この試合はちゃんと棚橋戦であること、G1であること、初戦であることなんかを考えてリングに上がっている感じはしました。

ゆえに、もう気持ちは1軍なんだなと思いました。

それででしょうか、これまでより大きく見えました。

もっと小さい選手という認識だったんですが、実際に大きくもなっているのでしょうが、それ以上に大きく見えました。

ただ試合内容はイマイチでしたね。

これじゃ棚橋選手の負け損じゃないかと、正直なところ思いました。

何がマズいのかと考えると、いちばんは試合の組み立てでした。

なぜこの技で棚橋選手が負けてしまったのかを、ヘナーレ選手がちゃんと提示できてなかったと思います。

どういう組み立てをすればStreets of Rageに説得力が生まれるのか。

アルティマに説得力が生まれるのか。

そこまでは考えが及んでない組み立てだったんじゃないかと思いました。

ただフィニッシャーのStreets of Rageが決まったから終わりました、というのでは今後上のほうで活躍するつもりだったらダメでしょうね。

得意技を単に並べるだけではダメだから、プロレスは難しいわけです。

この勝利はG1初出場おめでとうという棚橋選手からご祝儀みたいなものでしょう。

棚橋選手の思いに応える試合をここからしっかりとやってもらいたいです。

気になるのは、解説のミラノコレクションA.T.さんがやたらヘナーレ選手の打撃を褒めるのが気になります。

きっと本当に威力がすごいから、ヘナーレ選手の打撃はすごいと言いたくなるのでしょうけど、素人目にはかなり軽く見えました。

無理やり持ち上げている感じがするので、もし本当に威力が凄まじいということだったら、それが伝わる出し方、打つ場所、フォームを教えてあげて欲しいです。

ジュニアがしんどくなる試合

次はウィル・オスプレイ vs エル・ファンタズモです。

上にも少し書きましたが、期待以上でこのあとの試合をする選手に猛烈にプレッシャーをかけた(たぶん)おかげで、素晴らしいG1初日になったんじゃないかと思いました。

さらには、ジュニアヘビー選手が自分たちは今後どんな試合をしたら良いんだろう?と頭を抱えてしんどくなる試合だったようにも思いました。

これまでは「ジュニアにしか出来ない動き」というものが明確にあったんですが、今ではそれがほとんどなくなってしまいました。

ジュニアの選手がやれることはヘビーの選手でも普通にやれてしまうのです。

ゆえに世界では階級が無くなる傾向にあるようです。

世界の事情に詳しくないのですが、明らかに小さい選手が明らかに大きい選手にしっかりフィニッシャーを決めて勝つということが普通に起こってるんですかね?

たとえば、エル・デスペラード選手のピンチェ・ロコのように相手を持ち上げて振り回して落とすようなフィニッシャーがバッドラック・ファレ選手のような大きい選手にキチンと炸裂して勝ったりするようなことも普通に起こっているのか?ということです。

ボクはこういうのが普通に起きておかしくないという環境になってないのなら、階級は設けて欲しいな〜と思う派です。

この試合も、体重差階級差がしっかり表現された試合だったと思います。

ファンタズモ選手がオスプレイ選手を投げる場面はあまりなかったような気がしますし、ファンタズモ選手が仕掛けた技をパワーで止められたりもしてましたから。

だから、不利に見えるほうを応援してしまい、どうしてもファンタズモ選手に肩入れしてしまいした。

オスカッターをバックスライドで切り替えしたシーンには、ファンタズモ選手が勝つにはここしかないという感じがしました。

こういう切り返して丸め込む以外、ファンタズモ選手がオスプレイ選手に勝つ術はないとボクだけなく、会場のお客さんも思ったのでしょう、オスプレイ選手がキックアウトした時はため息が漏れました。

そしてさらに丸め込め!と思ったその瞬間に、オスプレイ選手の全体重が乗っかったような正面からのヒドゥン・ブレイドが無情にもファンタズモ選手に炸裂してしまいました。

最後はキチンとストームブレイカーでやっつけて欲しかった気もしましたが、これが日本での階級の差であるとオスプレイ選手が見せつけたかったのかな、と思うと、致し方なしでしょうか。

もしも今後ファンタズモ選手が日本でヘビー級で闘っていこうということならば、オスプレイ選手のようにわかりやすくゴツくならないと、結果はなかなか覆らないように思います。

元からヘビー級だったらそうでもなかったんでしょうけども、ジュニアヘビー級からの転向となったら、わかり役大きくするより他ないでしょうね。

負けはしましたが、ファンタズモ選手のG1公式戦がより一層楽しみになりました。

それとオスプレイ選手のバックステージコメントが下ネタをキチンと訳されていて嬉しかったです。

「D」がそういう意味だということが勉強になりました。

またしてもジェイの圧勝

次はSANADA vs ジェイ・ホワイトです。

オカダ・カズチカ選手とのタイトルマッチに続いて、SANADA戦でもまたジェイ選手のほぼ完封勝利となってしまいました。

SANADA選手が主導権を全然握れませんでしたね。

ジェイ選手に勝つには隙をついて丸め込むオコーナー・ブリッジしかないと誰もが思ってたんでしょうね、都合2回ほどオコーナー・ブリッジで丸め込む場面があったんですが、どちらもキックアウトされて会場はため息が漏れました。

厳密には今までこんなパーフェクトなのはないというぐらい極まり方でSkull Endが極まったときも勝機だったわけですが、これは外道選手が居ますので無理ですね。

ただでさえ試合運びが神がかってるのに、外道選手まで介入するとジェイ選手の負けが想像できないですよね。

強過ぎてつまんない、という状況になりつつあるのかな、と思います。

かつてオカダ選手が連続でタイトル防衛しているときも一部の方には強過ぎてつまんないという評価されておりましたが、それでもオカダ選手はここまで相手を完封することはなかったように思います。

シーソーゲームでないと面白くないと思うんですけど、どうでしょう?

逆に言えば、これほど完璧なジェイ選手を誰が倒せるんだ?という見方をしてくださいということなんでしょうね。

タマ・トンガ選手に勝って欲しいな、と思いました。

SANADA選手はこのG1でサナやん完全復活を宣言しておりましたが、どうもそうは行かないっぽいな、と思っちゃいました。

いい選手なんですけどね。

リングが壊れる大激闘

最後はオカダ・カズチカ vs ジェフ・コブです。

メインだとやっぱりオカダ選手が勝っちゃいますね。

初日は日本人選手に締めてもらわんとアカン気がしますから、仕方がないですかね。

その分、オカダ選手はいつも以上にコブ選手の攻撃を派手にもらっていたような気がします。

ボクの好みではジェイ選手がチャンピオンでいるよりもコブ選手がチャンピオンでいるほうが面白くなると思うんですがね。

確かにジェイ選手はいい選手ですけども、チャンピオンというよりもチャンピオンのライバルという立場のほうがしっくりくる気がするんですけどね。

この試合を観て、よりコブ選手にはぜひIWGPの歴史に名を刻んでおいて欲しいと思いました。

この試合でインパクトがあったのは、試合の途中でどうもリングが壊れちゃったところですね。

リングの構造はよく知りませんけども、オカダ選手に言われて、レッドシューズ海野レフェリーがリングの中央あたりを足で踏んで平らにしようとしてました。

これだけデカい選手が登場するとリングがもたないんですね。

その影響なのか、コブ選手の雪崩式サイドスープレックスでぶん投げられたオカダ選手は、今まで見たことがないほどバウンドしてました。

何回見てもコブ選手の身体能力の高さには驚かされます。

このG1でまだまだいっぱいコブ選手には驚かされるんでしょうね。

楽しみです。

コブ選手も素晴らしかったんですが、オカダ選手もまた素晴らしかったです。

コブ選手にさんざんひどい目合わされてましたが、ちゃんと反撃してました。

また腰を押さえて闘ってまして、ちょっと心配になりましたが、最後の畳み掛けはさすがでした。

延髄斬りからのエメラルド・フロウジョンからのレインメーカー。

ミラノさんは初めて見たなんて言ってましたが、内藤哲也戦で入り方は若干違いましたが同じことをやってますよ。

ツームストンパイルドライバーよりも相手の体のコントロールがしやすいんですかね?

サッと持ち上がるというか。

荷物の話になりますが、両手で持ち上げて運ぶよりも肩に担いだほうが楽です。

オカダ選手のAブロックは重い人ばっかりだから、いったん肩に担いでから落とすエメラルド・フロウジョンのほうが使いやすいのかも知れませんね。

そうそうオカダ選手の入場時のガウンとコスチュームが新調されていました。

ガウンはより一層アントニオ猪木さんっぽくなってました。

またコスチュームは赤パンツということで、最初はジャイアント馬場さんまでも意識しているのかと思ったのですが、よ〜く考えてみるとあれは坂口征二さんリスペクトかな、と。

Number(ナンバー)1055号【電子書籍】

このNumberで坂口さんと対談してるのも、このコスチュームを披露するための振りだったのかも知れません。

1人で猪木さんと坂口さんなら、そりゃ最強ですよ。

コブ選手が負けちゃったのはとても残念ではありますけども、オカダファンですので、オカダ選手が初日勝ててホッともしております。

それではまた。

ありがとう!


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