元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
後楽園ホール3連戦です。
ここから大きく動きそうな『スーパージュニア』の感想を書いてまいります。
BEST OF THE SUPER Jr.29
公式戦が10試合も並んでおりまして、全部感想を書くのは大変だな〜と思いながらも一応書くことにしました。
サラッとした感想ばかりになるかと思いますが、お付き合い下さい。
やっぱり体格差がモノをいう
まずはアレックス・ゼイン vs フランシスコ・アキラです。
アキラ選手、ムチャクチャ動きが良いんですけど、ゼイン選手はたぶん今回『スーパージュニア』に出てる選手の中でいちばん大きいので、いつも以上に体格差、体重差が出てしまいました。
アキラ選手が散々技を重ねても、ゼイン選手は一発でイーブンにまで持ってくることができる感じでした。
そういう場合は寝かせてサブミッションというのが常套手段なんでしょうけど、アキラ選手にはサブミッションのレパートリーがあんまりないのかも知れませんね。
最後はドン、ドンと2発ゼイン選手得意技、サイドスープレックスっぽいクラッチで持ち上げて前転して相手の顔面をぶつける技(バハブラストというそうです。名前がなかなか覚えられません。)と東京でタコベルでタコスを食べてきたから、
いつも以上に破壊力抜群だったはずのTACOドライバーが炸裂して、ゼイン選手が勝ちました。
前回、アキラ選手にはウィル・オスプレイ選手に体を大きくする方法を教えてもらえばいいじゃないかと書いたわけですが、そんなホイホイデカくなるなら、すでにデカくなっているはずです。
ということは、小さくても大きい選手を倒せる技を用意しておかないとダメということになります。
そこでTJP選手にサブミッションとか丸め込みとかを教えてもらったら良いと思います。
日本にいるんだし、同じユナイテッド・エンパイアのグレート-O-カーン選手にもレスリングを教えてもらったら良いと思います。
大きい選手を相手にしても、問題としない方法がきっとあるでしょう。
とにかく、アキラ選手はこれからの選手だということです。
TJPの技術に酔いしれる
次はティタン vs TJPです。
やっとティタン選手が勝てましたね。
足の痛みに耐えながらの勝利を讃えるべきなんでしょうけど、ボク的にはTJP選手の技術、引き出しの多さに酔いしれてしまいました。
フィンガーロックしたままのシャープシューターなんてビックリしました。
ティタン選手がジャパニーズスタイルとメキシカンスタイルを融合させたプレイヤーである(ということを本人が言ってるでしたかね?)のだそうですが、ここまでの試合はかなりメキシカンスタイルだったように感じていました。
ところがこの試合では腕ひしぎ十字固めなんてやって、ジャパニーズスタイルの引き出しを開けてきました。
つまり、本気になったと考えていいんじゃないかと。
これはTJP選手のどんなプレイヤーにも合わせることができる引き出し多さを目の当たりにして、オレだってこんな事もできるぜというティタン選手のプライドが引き出しを開けさせたように感じました。
それでも負けたTJP選手がこの試合の指揮者だったのだと思います。
こんなに上手いTJP選手が負け先攻とは驚きです。
いや、贅沢です。
どうしても引き立て役にされてしまうのかな?
最終的には勝数と負け数が同じぐらいにはなると思いますが、これだけお客さんを酔いしれさせてる(ボクだけではないはず)んだから、なんとか勝ち越して欲しいとは思います。
ケツの硬さに気がつく
次は田口隆祐 vs クラーク・コナーズです。
試合の中でコナーズ選手が新たな武器を発見しました。
1つ前の試合ではTJP選手に触発されて、ティタン選手が引き出しを開けましたが、この試合では田口選手によってコナーズ選手の新たな引き出しが発見された形となりました。
それが尻、ケツでの攻撃です。
たしかに見るからにカッチカチのお尻。
田口選手と対戦したから使っただけなのでしょうけど、ここは本格的にケツを導入したら良いと思います。
コナーズ選手が勝ち上がるには、もう一工夫が必要だなと思っていましたが、それがケツだったとは思いもよりませんでした。
そして『スーパージュニア』中に新たな引き出しが見つかったことはコナーズ選手にとってラッキーだと思います。
コナーズ選手もここからさらに面白くなることを期待します。
地味だな
次はBUSHI vs ウィーラー・ユウタです。
素材は良さそうだけど、その凄さが観てるだけの人間には分かりにくいのが問題だったユウタ選手ですが、この試合でも残念ながらその問題は解決には至りませんでした。
あと1つか2つ、他の選手が使っていない派手な技があれば良いと思うんですがね。
やることなすこと、とにかく地味。
幸い男前でスタイルが良いのでなんとか成立してますが、そろそろ何か目玉を用意しないと周りがスゴい選手ばかりなので、埋もれてしまいそうです。
この際(どの際?)だから、ジョン・モクスリー選手のデスライダーを拝借するのも手かな?と。
YOH選手のダイレクト・ドライブと若干カブリ気味ですが、背が高いのでYOH選手よりも見栄えがいいと思います。
BUSHI選手にはぜひとも田口選手がコナーズ選手にやったように、ユウタ選手の新たな一面を引き出して欲しかったのですが、やりませんでしたね。
どうせ負けるなら、スゴい選手に負けたことがわかるように導いても良かったんじゃないかと思います。
BUSHI選手は相手のことより、日々のオーバーマスクをどうしようかのほうが重要でしょうし、それは期待し過ぎといったところでしょうか。
YOHを問題とせず
次はYOH vs エース・オースティンです。
オースティン選手がいくらヨソの団体のチャンピオンだとはいえ、ここまで危なげなく勝ってしまうとは思いませんでした。
言うてもYOH選手は昨年の準優勝者ですからね。
オースティン選手にYOH選手を全く問題としなかった試合をさせてしまったことは、YOH選手的にはかなりキツい出来事です。
勝ち負けはその時の状況によるんでしょうけども、試合の中でYOH選手が勝ってもおかしくなかった流れもほぼ作れなかったですから。
この辺がシングルのベルトを巻いている人と巻いてない人の差なのかな、と。
外国人選手がドドッとやってきたら、いきなり存在感が薄くなっている現状をもっとシリアスに捉えたほうが良いんじゃないでしょうか。
捉えてての現状だったらごめんなさい。
オースティン選手のアノ勝ちパターンは、決まれ、決まれって気持ちになりますね。
ああいう雰囲気を作れる選手は強いです。
技のミスはフェイク?
次はDOUKI vs エル・ファンタズモです。
新しい動きいろいろ見せたDOUKI選手。
実に躍動していました。
そこには、今回の『スーパージュニア』はこれまでとは違ったものにしてやるという決意の表れのように思いました。
そして、それにつられてファンタズモ選手もいつも見せない技と間を与えない攻撃を出して来ました。
ファンタズモ選手の魅力に「才能の無駄遣い」があるわけですが、この試合では遊びなしの本気、ちゃんと才能を発揮してDOUKI選手を潰しにきました。
いざとなったら、こういうふうに攻撃を仕掛けることが可能であることをボクらは本能的に知っていました。
そして、それが「才能の無駄遣い」を楽しめてしまう理由だったのかな、と思いました。
いつも以上に強いファンタズモ選手に何とか反撃を試みたものの、終盤デイブレイクをミスって万事休すかと思ったら、あっという間に丸め込んで勝ってしまいました。
ラッキーだったな〜と思ったら
俺はスワンダイブ、ずっこけることはあるけど、デイブレイクはなかなかずっこけねぇんだよ。知ってたか? 俺の作戦勝ちだ! ダメージはデカいけど、俺の勝ちだ
引用:新日本プロレスリング公式サイト
なんとDOUKI選手の作戦だったのです。
たしかデイブレイクはロープの上に飛び乗らずにそのまま相手に飛びつきますから、ロープに引っ掛かって落ちるのは、変だと言えば変だったんですね。
ともかく素晴らしい。
本当に素晴らしい。
完全に一皮むけましたかね。
この勢いでエル・デスペラード選手に勝って欲しいな〜。
全く慌てないロビー
次はマスター・ワト vs ロビー・イーグルスです。
全く慌てないロビー選手。
完全にロビー選手の試合だったのに急に負けちゃいました。
最後の技は大変美しい決まり方ではあったのですが、あれだけで勝っちゃうのはあんまりだな〜と。
最後の最後の大逆転というのを1つ前の試合でDOUKI選手がやったばかりというのもマズかったですね。
ワト選手ただ1人全敗というのは、ちょっと気の毒だということでの処理だったんでしょうね。
ロビー選手の機嫌が悪くなっていたのは、そういう丸め込みで勝とうとするなよ、真正面からドンと来いってことなのかなと思っちゃいました。
多分終盤の畳み掛けが上手くやれたり、ベンダバールまでの布石をちゃんと打つ試合を作れたのなら、それでワト選手は勝てたんじゃないかと思います。
強すぎる金丸
次は高橋ヒロム vs 金丸義信です。
ヒロム選手に土をつけるのは金丸選手の役目でしたか。
シビレました。
ほとんどヒロム選手を何もさせずに勝ってしまいました。
ついに金丸選手が本気を出したという感じです。
何が俺を止めてみろだ、バカヤローといったところかと思ったら、
オイオイ、ヒロムが言ってたよな、会見で。『俺を止めてくれ』ってよぉ。止めてやったよ。ただそれだけのことだ
引用:新日本プロレスリング公式サイト
やっぱりそうでしたね。
さすがです。
ボクはあんまりヒロム選手が好きではない上に、金丸選手が大好きなので、この日いちばん爽快でした。
まさにミスターパーフェクト
次は石森太二 vs SHOです。
ヒール vs ヒールで同門?対決というシチュエーションでは、よりヒールに傾いた闘い方をするSHO選手のほうが試合をリードしていくのかな、と思っていたのですが、違いました。
さすがミスターパーフェクト・石森太二。
ヒールをやらせても天下一品。
格の違いを見せつけて勝ってしまいました。
こんな負けた方はSHO選手的にはムチャクチャ悔しいでしょうね。
チャンピオンとの差をまざまざと見せつけられてしまいました。
唯一の負け無しキープの石森選手ですが、次の相手はヒロム選手を止めたばかりの金丸選手。
これはワクワクするなというほうが無理なやつです。
スター誕生の瞬間
最後はエル・デスペラード vs エル・リンダマンです。
あれはデスペラード選手の初戦でしたかね、全員にロコモノ食らわせて勝ち抜く的なことをおっしゃっていたように記憶しているのですが、本当にロコモノが当たらないと負けちゃいました。
でも、この試合はデスペラード選手がどうこうよりもリンダマン選手が素晴らしかったというべきですかね。
とはいえ、試合内容はボク的にはそんなに心を動かされませんでした。
悪くもないけど、それほど良くもないといったところでしょうか。
記憶には残らない試合です。
でも、いちばん最初のところと最後のマイクで心を掴まれてしまいました。
いちばん最初のところというのは、ドロップキックで奇襲をかけて、すぐにトペ・コンヒーロにいったところです。
実況でも行っていましたが、昔の獣神サンダー・ライガー vs ハヤブサを思い出しました。
あれはいちばん最初の『スーパーJ-cup』だったと思います。
あれで一気にハヤブサ選手がスーパースターになったように記憶しているのですが、あ、これでリンダマン選手もスターになるわ、と思っちゃいました。
あの最初のところはスター誕生の瞬間だったんです。
ボク的にはそれでリンダマン選手の目的を達成したような感じがして、勝っても負けてもどっちでも良いな、と思ったのですが、しっかりと勝ってしまいました。
これまで見せなかったタイガー・スープレックス・ホールドによって3カウントを奪取。
ゲスト解説の鷹木信悟選手が「リンダマンにはタイガースープレックスがある」というようなことをおっしゃった後に爆発しましたので、ホンマに出たーーーーとなりました。
そして、最後の締めのマイク。
もしも観ていない方がおられたらぜひ観てもらいたいので、ここで文言は取り上げません。
大抵のプロレスファンは心を掴まれるはずです。
ただ、ここでリンダマン選手が勝っちゃったので、DOUKI選手が勝てないんじゃないかと心配になってしまいました。
関係ないか。
ともかくリンダマン選手が好きになりました。
それではまた。
ありがとう!