元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
日曜日の昼間にプロレスをライブ観戦するというスタイルが、これから増えていくかも知れませんね。このスケジュールになれなくちゃいけません。
ただ、昔だと海外からライブ中継となると、音声が遅れるとか、画像が乱れるとか、そういうことが起こりそうなイメージがあるのですが、今日なんか全く普段日本で試合しているのをライブで観てるのと何ら変わりがありません。
技術の進歩に感謝しかありません。
さて『New Japan Showdown』という大会の観戦記ですが、今回は注目のデビッド・フィンレー選手の復帰戦であり、IWGP USヘビー級選手権試合でもあった一戦についてのみ書きます。他の試合は明日以降に書いていくつもりでございます。
復帰戦がタイトルマッチという期待感
待望のデビッド・フィンレー選手の復帰戦はいきなりタイトルマッチです。
これはかなり新日本プロレスがフィンレー選手に期待しているということの表れです。
試合中にも実況の方が仰っていた通り、同時期に新日本プロレスに入門した外国人の3人のうちの2人、ジェイ・ホワイト選手とジュース・ロビンソン選手の2人は、すでにシングルのベルトを巻いています。ジェイ選手に至ってはIWGPと付くベルトを3つとも巻くという誰もなし得ていない偉業まで達成しています。
※3つのベルトはケニー・オメガ選手も巻いておりました。ご指摘をいただき修正いたしました。ケニーファンの皆様、すみませんでした。そして、ありがとうございます。
猛烈に差がついてしまいました。会社としましても、この差を埋めてこの3人でもっと新日を盛り上げてほしいし、アメリカ法人の成功の鍵であると考えているので、いきなり復帰戦がタイトルマッチなのです。
ランス・アーチャー vs ジュース・ロビンソン戦後に新技のデモンストレーションをやって、
本当はもっとファンに食いついてもらいたいところでしたが、他の話題のほうが盛り上がってしまい、ファンの中にはこの日がフィンレー選手の復帰戦というよりも、アーチャー選手が現地のレスラー相手に防衛戦をやってるんかな?くらいに捉えてる人もいたんじゃないかというくらい、話題になっていませんでした。
それでも試合でインパクトを残せたら、あんな凄いやつ前から新日にいたのか!となり、次期シリーズであるワールドタッグリーグにもエントリーされていますので、ワールドタッグリーグが一層楽しみだ!となるのです。
いろいろダメだったフィンレー
ところがどっこい。そうはカンタンにはインパクトは残せませんでした。ゲスト解説の真壁刀義選手が必死にフィンレー選手をかばっていたように思わせるくらい、フィンレー選手はアーチャー選手相手にほとんど何も出来ませんでした。
試合後にゲストや解説の人がよってたかって褒める時は、相当試合がダメなときです。内部の人間ですから、無様な試合をしてしまった選手が、ここまでいかにトレーニングなどの努力を積み重ねていたのかを、おそらく知っているんでしょう。
だから、ダメな試合でしたね〜とはとても言えないんですね。言えないけどもイマイチだったことを伝えるためにあえてホメるんです。
プロレスラーに頑張ってない選手なんかいないんです。でも、僕らは頑張っている姿は観えません。むしろ観ないほうが良いとすら僕は思っています。リング上で起こったことだけを素直に受け取って、素晴らしいまたは塩っぱいと評価したほうが公平なんじゃないでしょうか。あの選手は一日もかかさず練習してるから評価してあげようという気になっても、リング上での試合が塩っぱかったら、やっぱりダメなんです。仕事ですし、結果が全てだと思います。
その点で、僕はフィンレー選手が大好きなので、何でもホメてしまいたいところですが、正直なところダメでした。
ケガをした肩にテーピングをしたままというのが、まずYOSHI-HASHI選手を彷彿とさせてダメです。早く復帰したいのはわかります。休めば休むほど何の実績もない選手ですから、ファンに忘れられてしまうかも知れませんもの。
これが高橋ヒロム選手のように、すでに実績を残した選手が長期の欠場しても忘れられません。それにヒロム選手は復帰を宣言しに出てきた大阪大会で、首に巻いていたコルセットをファンの前で投げ捨てました。復帰したとしても首にコルセット巻いたまま試合してたら、もうあのヒロム選手は見られないんだな〜と誰もが思うでしょ?それをヒロム選手もわかっているから、あの行動で自分の首にはもう何の不安もないからファンの皆さん心配しないで下さい、と示したのだと思います。
ところがフィンレー選手はテーピングしてます。しかもその肩が全然狙われずに負けたとあっては目も当てられません。実に厳しい現実です。
また、肉体改造についてもインパクト薄めでした。やっぱりもっとわかりやすく体を引き締めてこないと話になりません。実際体重を測ったら休む前よりも落ちているのかも知れませんが、むしろ筋肉が落ちて体重が減っちゃっただけなんじゃないの?と心配にすらなります。
それにダイエットしただけではダメだということはすでに後藤洋央紀選手が証明しています。肉体改造というからにはあからさまにムキムキでないと話になりません。
そして、せっかく休んでたのだから、これまでパッとしなかったのだから、イメージチェンジを図っても良かったんじゃないかと思っていたので、欠場前とそんなに違わぬルックスにも若干ガッカリしました。
髭と髪をもうちょっと短くしたほうが良かったんじゃないでしょうか。せっかくパートーナーのジュース選手が短くなったんだから、爽やか外国人コンビとしてやっていけば良いのに、と思います。ぜひ、タッグリーグ戦までにはサッパリして欲しいところです。
でも、肩をケガした技であるコーナーからのダイビングエルボースマッシュを繰り出していたので、
またケガをするのではないかという恐怖は克服しているようで安心しました。技を出してケガした選手は、ケガが治ってからまた同じ技を出すのが怖くなってしまうというのをよく聞きます。
この技はフィンレー選手の持ち技の中でも、僕は大好きな技なのでまたこれが観られて本当に良かったです。
アーチャーの圧倒的な強さ
ここまでフィンレー選手のダメっぷりを書いてしまいましたが、この試合に関してはフィンレー選手がダメというよりもアーチャー選手が凄過ぎたというのが正しいでしょう。もう圧倒的でした。
本当はもっとフィンレー選手にはガンガン来てほしかったのかも知れませんが、一発一発が強烈過ぎて、どうにもならないくらいアーチャー選手の技は強過ぎました。
G1のときもインパクト絶大でしたが、それ以上のインパクトがあったと思います。仕上がり絶好調で、昨日も鈴木みのる&アーチャーがワールドタッグリーグ優勝すると予想しましたが、
確信になりました。あんなに仕上がっているアーチャー選手を一体誰が止められるんだろ?という凄まじさでした。コルト・カバナ選手あたりが丸め込むくらいしか負けないんじゃないかな?真っ向勝負を挑んでくるタイプの選手は誰も敵わないと思います。
ジェイ選手、ジュース選手とシングルベルトを巻いているので、ぜひともフィンレー選手にもベルトを巻いて欲しいという気持ちはあるのですが、現状ではベルトを巻くのはまだしばらく掛かりそうです。遠いです。NEVERですら、まだしんどそうです。
でも、応援してまいります。負けるな!フィンレー!
それではまた。
ありがとう!