元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回も引き続きまして、NEW JAPAN CUP2020の予想でございます。
今回はこちらです。
春に開催される予定だったトーナメントの予想よりも今回のほうが遥かに難しいです。ヘビー級だけのトーナメントだったらそんなに番狂わせが起きないだろうという気持ちになりまして、裕二郎選手の優勝が一番の番狂わせだろうと踏んで予想しました。
しかし、今回はジュニアの選手がたくさん入ってますから、このジュニア選手をどう扱うほうが今後のジュニア戦線が面白くなるのか、を考えながら予想します。すると、おいそれと階級が下だから負けとは行かないと思えてきます。
世界的には無差別級が主流になりつつあるみたいですし、実際新日でもウエイト的にはジュニアのザック・セイバーJr.選手がヘビー級で闘ってますし、お隣のNOAHでは小峠篤司選手がヘビーとジュニアを行ったり来たりしてたり、観た感じジュニアにしか見えない拳王選手がヘビー級で闘ってます。
このNEW JAPAN CUPでのジュニア選手の扱いで今後新日では、ジュニアとヘビーという枠組みをもっと曖昧にしていくのか、ハッキリさせるのかが見えてくるんじゃないでしょうか。
ボクはハッキリさせときたい派です。ただ、面白かったら良いという気持ちもありまして、どちらを新日が選んでも結局は普通に観ます。
それでも大事になってくるのは、ジュニアの選手がヘビーの選手に勝つときの説得力です。こういう理屈で勝ちましたというのをいかに明確に提示してもらえるかです。
それはヘビー級同士の闘いにも言えることですがね。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
ガチンコの世界では野村克也さんのこの言葉(本当は野村さんのことばではありませんが)は真実だと思っています。
でも、プロレスにおいては逆で勝ちに不思議の勝ちはなく、負けに不思議の負けはあると考えております。これがプロレスの面白いところです。
それでは予想していきます。
棚橋弘至 vs タイチ
まずはこの試合です。
棚橋弘至 vs タイチでございます。
ボクがブログを始めてから、棚橋選手について書いたことは何度もありますが、ポジティブな意見はほとんどありません。
それはボクがオカダ・カズチカ選手を観て再びプロレスを観るようになったからです。
僕が再びプロレスを観るようになったときには、棚橋選手は全盛期を過ぎた直後だったと思うからです。新日のV字回復のきっかけを作り、
オカダ・カズチカという若者をトップにまで引き上げて、盤石な体制にするまでが棚橋選手の役目だと思っています。
つまり、もう大役は成し遂げました。
その後はトップ戦線と絡むよりも、勝負論よりも内容を重視した棚橋選手自身が好きな試合を作っていってくれればいいなとか、後進の指導とか、そういうのを期待しています。
でも、本人はまだまだIWGPヘビー級のベルトを諦めてはいないようですし、苦しい時期を知っているファンもまた、再び棚橋選手がチャンピオンに返り咲くことを期待しておられることでしょう。
わかります。わかりますけども、この休みの間にどれほどコンディションを整えようが、ダイエットが成功してようが、ここ数年の動きを見ると、現在の新日のシングルのトップ戦線で張り合える状態にはもう成らないと思います。
ベルトを狙わなくなったらレスラーを引退するみたいなことをおっしゃっていたように思いますが、そのベルトはNEVERでも良いんじゃないかと思いますし、なんならグッと体重を減らして、ヒザへの負担を減らした上でジュニアヘビー級に転向して、IWGPジュニアヘビー級王座に照準を絞るというのもアリかと思います。
ともかく、現状では棚橋選手の勝ち上がりは考えにくいのです。
また、対戦相手のタイチ選手はまさに今が全盛期を迎えていると考えられます。
このお休みの間でもテレプレの登場頻度やユニオーネのTシャツ販売(即完売)などを考えると新日が今猛烈にプッシュしている選手であることがわかります。
これまでのように格上の棚橋選手が普通に勝つというようなことになってはダメなのです。棚橋選手を乗り越えることでタイチ選手が格がまた一つ上がり、いつでもIWGPヘビー級に挑戦できたり、G1に優勝しても不思議じゃない選手という認識にここで成らねばならんのです。
という理由でタイチ選手の勝ちを予想したのですが、棚橋選手が今タッグチャンピオンであることも、ここで勝つ必要がない理由になっています。
次の試合もタッグ戦線のことも絡めて考えなくてはなりませんが、棚橋選手の次の大仕事は盛り上がりに欠けるタッグ戦線を大いに盛り上げることだと思います。
シングルで活躍して、タッグのタイトルマッチが組めないなんてことがあってはいけないのです。
棚橋選手自身の身体のこと、置かれている状況を考えるとここは順当にタイチ選手の勝ちになります。
飯伏幸太 vs ザック・セイバーJr.
続きましては飯伏幸太 vs ザック・セイバーJr.です。
これは正直言うとどっちが勝っても面白いんですよね。
これまで幾度となくハイレベルなテクニック合戦を展開してきた両雄。昨年の『NJC』ではザックが二回戦で勝利。その後、飯伏はインターコンチ王座戦でリベンジを果たし、さらに真夏の『G1』公式戦でも勝利。タッグ王座戦をにらんだ今回のシングルマッチは、どちらに凱歌が上がるか?
この試合の紹介文を読むと、昨年のNEW JAPAN CUPではザック選手が勝って、その後は飯伏選手が連勝していると。
そうなると、ザック選手の勝ちになる公算が大きいと考えられます。
ただ、ボクの予想ではその前でタイチ選手が勝つことにしましたから、これからタッグでベルトを狙う2人が対戦するというのは、あまり意味がないんじゃないかと思います。
タイチ vs ザックも面白そうではあるんですけどね。
ここはお互いパートナーのかたきを討つ形にしたほうが盛り上がるだろうと思うので、飯伏選手の勝ちを予想します。
飯伏選手をタッグ戦線要員に起用するのはちょっともったいない気もしますが、あまり飛ばなくなった飯伏選手は以前よりもシングルマッチでの面白みに欠けているように思います。
とんでもなく危険な技、華麗な空中殺法、強烈な打撃にキレ芸。これが飯伏選手の持ち味です。ところがこのところ危険な技と空中殺法が湿り気味です。
そこで派手な技がなくともしっかり試合が作れる棚橋選手からいろいろ学んで、次にシングル戦線に参入するときには試合に深みが出るようになってて欲しいです。ということでしばらくはタッグ戦線で活躍します。
で、タッグ戦線を盛り上げるために、ここは飯伏選手が勝つということになります。
田口隆祐 vs SANADA
続きましては田口隆祐 vs SANADAです。
田口選手はタグチジャパンにSANADA選手を勧誘してませんでしたかね?そんな気がするんですが、アレはどうなったんでしたかね?
ロスインゴファンの皆さんに申し訳ありませんが、SANADA選手はタグチジャパンというか本隊のほうが良いんじゃないかと思ってます。オカダ選手とEVIL選手とSANADA選手でIWGPヘビーを争っていくという形が、近未来の新日であると考えてます。
EVIL選手を引き上げるためにも、SANADA選手はEVIL選手と相対するほうが良いと思うんですけど、難しいですかね?ロスインゴで唯一人ベルトを巻いていないというのもロスインゴからの離脱のフラグ立っていると思っているんですがどうでしょう?
となると、SANADA選手はこんなところで負けるわけにも行きません。散々、田口選手のコミカルな試合に付き合った後、オコーナー・ブリッジで捕獲という展開になるはずです。
田口選手はSANADA選手に肉薄して、ここからNEVER無差別級戦線に名乗りを上げるきっかけを作っても面白いかな〜と思っています。ヘビー級相手にいい勝負したんだから、無差別級なら挑戦できるだろうという流れです。
田口選手はジュニアにしては身体がデカいので、ジュニア戦線に留まるのはちょっとズルい気もしてました。
これが田口選手の新たな門出になる試合であって欲しいです。
SHO vs 鷹木信悟
最後はSHO vs 鷹木信悟です。
ロッポンギ3Kでのスタートではなく、シングルプレイヤーのSHOという形で再開できたのは、SHO選手にとって凄く良いことだと思います。
前から書いてますけど、SHO選手にとってロッポンギ3Kは足枷でしかありません。試合の面白さがシングルとタッグでは差がありすぎます。得手不得手があると思います。SHO選手はシングルマッチが得意なんです。
キラキラ輝いてるSHO選手が観たいし、シングルマッチでないとSHO選手のテーマ曲が聴けません。
ここで大活躍して、もうロッポンギ3Kなんてやりたくないとなって欲しいです。
という願望のみでSHO選手の勝ちを予想します。
鷹木選手に一度も勝てないまま、鷹木選手はヘビー級に転向してしまいました。鷹木選手は最初からヘビー級転向する予定だったので、SHO選手は勝てせてもらえなかったと、ヘビー級に転向してから倒すほうが美味しいと考えると、勝てる公算が大きいのはここです。
現在、鷹木選手はNEVER王者です。タイトルホルダーが1回戦敗退という赤っ恥をかかされたら、次は当然タイトルマッチになります。
SHO選手はIWGPジュニアよりも先にNEVERのタイトルマッチに挑むことになるのです。
SHO選手にはバンバン大きな試合を経験してもらって、高橋ヒロム選手に対抗する選手になってほしいです。何回も何回もSHO選手のテーマ曲が聴きたいので頑張って欲しいです。
こんな予想になりましたが、皆さんの予想とは違いましたか?
たぶん、ここが一番予想が別れるところじゃないかな〜と思います。棚橋選手をどう見るか、タイチ選手をどう見るかで大きく違ってきますから。
タイチ選手にはせめてインターコンチのチャンピオンになってもらって、「俺の人生にも一度くらい、こんなことがあってもいいだろう」と言ってもらいたいです。
それではまた。
ありがとう!