元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
ビックリしました。獣神サンダー・ライガー選手が引退を決意なさいました。
先程、この引退会見(ホントは旗揚げ記念日一夜明け会見)を観たんですが、なんの涙なのか自分でもよくわからないのですが、楽しそうに引退について話すライガー選手を観ながら、どんどん溢れてきました。ハナもズルズルです。
この前の『旗揚げ記念日』では久しぶりにタイトルマッチを組まれてましたけど、ジュニアの最前線からは離れて久しく、ベルトに絡まないことが普通になっていたし、それは僕が再びプロレスを観るようになった2012年からそうだったから、ライガー選手がたまにしかリングで観られない選手であることを普通に受け止めていました。
ま、歳も歳だしな、と。このまま、細々とやれば良いじゃないか、と。
ところが本当にライガー選手の試合がもう観られなくなるのです。『ロックバンドの解散とプロレスラーの引退は信じてはいけない』という言葉がありますが、ライガー選手の場合は復帰はまずないと思うし、この会見でも復帰しないとハッキリ言っていましたから、もうリングで観られないんだな〜と思うと自分でも驚くほど涙が出ました。
引退という言葉を聞いて「ああ、ライガーのことこんなに好きやったんか」と気が付いた次第です。
山田選手が好きだったからライガーになったのはガッカリした
平成元年に東京ドームでデビューしたライガー選手ですが、そのとき、凄くガッカリしたのを覚えてます。
まず、その姿がムチャクチャカッコ悪かったんです。
アニメキャラがレスラーになったということでタイガーマスクと同じ流れではあったんですが、そもそもそのアニメ知らないですし、脱いだら筋骨隆々なのは知っていますが、全身タイツを着るとずんぐりむっくりに見えましたし、髪の毛がワサッと出てる(今は・・・)し、なんじゃこりゃ~って感じでした。
※こちらでライガー選手のコスチューム遍歴が知れます。
そして何より、僕はライガー選手の中身である山田恵一選手(正体を書くのは嫌いなんですが、今回は特別です)が好きでしたから、山田選手の表情が見えなくなってしまうのが何より残念でした。
インタビューか何かで山田選手は自分の顔が男前じゃないからマスクマンになりたいなんてことをおっしゃっていたのを読んで、自ら望んでマスクマンになったのだから念願叶って良かったねと思った反面、感情が伝わるいい表情するレスラーにマスクを被らせるなんて、会社はアホかと、山田選手、終わったなと思っていました。
なので、しばらくライガー選手の試合は観ませんでした。興味がなくなっちゃったのです。
引退会見でも名前を出されてました伝説の佐野直樹戦がとても評判がいいので、
どんな試合だろうと、ビデオを借りに行ったんだったかな?今みたいにワールドがないので、少しあとになってから観ました。
そしたら、ライガー選手のコスチュームが変わってて少しカッコよく見えました。あの頃はまだ角が生えただけだったかな?ともかくムチャクチャカッコ悪かったのが、マシになってたのです。試合そのものも良かったのですが、この辺は仮面ライダーでもある「動いてるところを見るとカッコよく見える」現象が効いたんでしょう。
それからしばらくして角が増えて、今のデザインのコスチュームになりました。
たしかちょっとずつ角の数が増えるようなマイナーチェンジを繰り返して、今の形に落ち着いたような記憶があります。
表情が見えなくなってしまったことが、とっても残念だったのですが、気がつけばマスクマンなのにどんな表情なのかがハッキリと分かるレスラーになっておられまして、マスクマンになって良かったな〜と思わせてくれました。
東京ドームのウルティモ・ドラゴン戦
ライガー選手の試合で印象に残っている試合はたくさんあるのですが、パッと浮かんだのを2つ振り返って終わりにします。
まずは僕が初めて東京ドームで、プロレスを観た試合です。93年の1月4日です。
メインが長州力 vs 天龍源一郎で、大好きな長州さんがパワーボムで負けちゃったので、猛烈にガッカリしながらドームを後にしたのを覚えてます。翌日の東スポの一面に天龍さんによって逆さまにされた(パワーボムで持ち上げる途中)長州さんの無様な写真がドンとあって、ムカつきました。
で、初めての東京遠征を決断させたのが長州 vs 天龍とライガー vs ウルティモ・ドラゴンでした。ジュニアの頂上対決みたいな感じじゃなかったかな?これを観に行かないと後悔するぞ!って勢いでした。ムチャクチャワクワクしていたのを覚えています。
そんな試合なのにどんな内容だったかサッパリ覚えてません。ライガー選手が青色のコスチュームだったのだけ覚えてます。この頃、ライガー選手はビッグマッチになるといつもの赤ではない色のライガーになってまして、今度のタイトルマッチは何色なんだろって楽しみにしてました。
フィニッシュはライガー選手のオリジナルホールドである雪崩式フランケンシュタイナーでしたね。あの頃はついにこんな技までやれてしまうようになったかとプロレス技の進化にメチャクチャ驚きまして、こんな技を思いついて、カンタンにやってしまうライガー選手ってスゲーな〜と思ってました。今や結構誰でもやってますが・・・。
ライガー選手は「夢の対決」と呼ぶに相応しい他団体のトップ選手との試合をバンバン実現しました。そういう部分でもワクワクさせられっぱなしでした。
その中でもウルティモ・ドラゴン戦は、今で言うと・・・今の他団体のジュニアの選手知らないので例えられませんが、とにかくものすごく興奮しました。
スーパージュニアの決勝戦のスペル・デルフィン戦
94年のスーパージュニアは、自分の中では史上最高のスーパージュニアでした。メンバーがとにかく豪華でしたで、とりわけスペル・デルフィン選手の参戦が嬉しかったのをよく覚えてます。
決勝戦は大阪でありまして、大阪が地元のデルフィン選手が決勝進出したので、ものすごく盛り上がってました。僕は残念ながらライブ観戦には行けなかったのですが、僕もライガー選手を倒してぜひとも優勝してほしいと願いながらテレビで観てました。
デルフィン選手は大活躍で、試合ごとにコスチュームを変えて登場して、まず見た目で会場を盛り上げて、そして試合でも格上と思われたブラック・タイガー選手(二代目で中身がエディー・ゲレロさん)なんかも倒しての決勝戦進出でしたから、みちのくプロレスのステータスもグッと上がったような気がします。
当時はメジャーとインディーというふうに分けて、新日はメジャーでみちのくはインディーだから、同じにしないでくれという考え方がレスラー側にもファンにもありました。でも、そんな新日ファンを実力で認めさせたのがデルフィン選手でした。
僕はみちのくプロレスも好きでしたから、デルフィン選手の大活躍もめっちゃ嬉しかったです。
決勝戦では半分デルフィン、半分ライガーのマスクで登場したデルフィン選手。コスチュームの色もライガー選手と同じく赤と白を基調にしたもので、どっちがどっちかわからなくなるような感じで、試合は最初から楽しかったです。
今でこそ、ハーフ&ハーフのマスクは珍しくなくなりましたが、おそらくこのときが初めてハーフ&ハーフだったんじゃないでしょうか。驚きました。
この出で立ちを見た瞬間に会場はデルフィンサイドにつきました。ホームのライガー選手がアウェイになっちゃったのです。何度もライガー選手を追い込んで、必殺のデルフィンクラッチまで炸裂したのにライガー選手は倒せませんでした。
応援していたデルフィン選手が負けて悔しいんですけども、良い試合だったな〜と噛み締めて、その後何度もこの試合を観ました。最近は観てなかったので、また観たくなってきました。
ということで、なぜか相手がマスクマンの試合ばかりでしたし、ライガー選手の思い出というよりも対戦相手の思い出が先行してしまいましたが、ライガー選手がそれだけ対戦相手を光らせて、勝利してきたということなんじゃないかと思いますし、それがレスラーとしてライガー選手が優れた選手であることの証であります。
10ヶ月の間に、できるだけたくさんのライガー選手を焼き付けようと思います。
それではまた。
ありがとう!