元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
少し古い話になってしまいます。
ヒザに人工関節を入れる手術をすることになった武藤敬司選手のニュースです。プロレスのリングの上の武藤選手しか観ていないと歩けないことは想像もできない感じなんです。でも、たとえば少し前にAmazonでやっていた『戦闘車』という微妙な番組に
武藤選手が出ておられましたが、移動は軽トラの荷台に乗っての移動でした。
それから『笑神様は突然に・・・』という番組でしたかね、長州力さん、藤波辰爾さん、蝶野正洋さんとともに出た時も移動は車椅子だったりしまして、相当ヒザが悪いんだな〜と思ったものでした。
人工関節にしたらもうプロレスが出来ないから、これで引退しちゃうのかと思ったらそうでなくて、現役を続行するために手術するという感じなので驚きました。
その代わり復帰してもヒザに負担のかかる必殺技のラウンディング・ボディプレスはもう出来ないということです。武藤選手くらいになるとラウンディング・ボディプレスが使えなくても、それなりに試合を組み立ててしまえるんでしょうけども、やっぱり寂しいものです。
ということで武藤敬司選手及びグレート・ムタ選手の思い出に浸ります。
2014年のイッテンヨンが最後に見たムタ
プロレスファンに戻ってきて、久しぶりに観に行った東京ドーム大会。メインがファン投票で棚橋弘至vs中邑真輔になっちゃったときです。
そのとき、矢野通選手のパートナーXとして出てきたのがムタ選手でした。
思えばマスクタイプのムタ選手を観たのはそれが初めてでした。ムタはムタなんですがやっぱりペイント時代のほうがしっくり来ますね。
この時が本当に久しぶりに動いている武藤選手を観たわけですが、もう全然動けないんだな〜という印象でした。全盛期を知ってるし、10年くらい観てなかったから余計にそう思うのかも知れませんが、スゴくガッカリしたのものでした。
プロレスリングマスターズでしたか?
ああいう現役バリバリの人と交わらないノスタルジックな雰囲気の興行では充分なんでしょうけども、現在の新日のリングはもうキツいな、さすがの天才・武藤敬司も終わりが見えてきたんだなと寂しくなりました。
610の頃
若い頃の武藤選手のことは詳しくは覚えてないのですが、ヤングライオン時代をそんなに過ごさずにすぐに海外に行って、そして帰ってきたら、スペースローンウルフになってましたという感じでした。
※ムタ選手の上の青色のジャンパーを着てるのがスペースローンウルフ時代の武藤選手です。
当時はガチガチのストロングスタイル全盛の時代でしたから、武藤選手のように側転エルボーやったり、ラウンディング・ボディプレスをやったりという選手は弱そうに見えまして、あんまり好きではありませんでし、ブーイングを浴びる対象になっていたように記憶しています。
今だったら、まだヤングライオンと違わんのにこんなに動けるんか、スゲーってなってると思いますが、当時は頭が固くて受け入れることが出来ませんでした。
そのせいか、しばらくしたらまた海外に出ていってしまいました。そのおかげでグレート・ムタになったわけで良かったような気もします。
武藤とムタの2つの顔時代
グレート・ムタという選手に変身してアメリカでトップを獲ったと聞いたら、突然カッコよく見えるのですから不思議なものです。使う技も対して違っていないのに、説得力と破壊力とキレが増したように見えました。
特にラウンディング・ボディプレスはスペースローンウルフの時はフワッと飛んでフワッと落ちる感じに見えていたのが、新型のニードロップってことで良いんじゃないかと思うくらいフワッと感がなくなって、時々ヒザが寝てる相手に突き刺さっている感じに変わってました。こんな技だから、ヒザが悪くなっちゃったんだろうな〜と今になれば思うのですが、当時はこれぞ武藤敬司!という技でしたから、毎回出してたと思います。
武藤敬司という顔だけでも充分カッコ良いのに、アメリカで活躍したもう一つの顔、グレート・ムタにも変身して戦ってました。やっぱり使う技は基本的に同じなんですが、全く別の選手の佇まいでシビレました。
高校生の時に、卒業記念ライブに呼ばれましてSHOW-YAとか演奏したんですが、
※この中に入っている『水の中の逃亡者』というのを演奏しました。
グレート・ムタのペイントをして出ました。どうしてもペイントをしたくて、する機会をずっと伺っていたのです。どんなライブだったか全然覚えてないんですが、グレート・ムタのペイントをしたのだけはしっかり覚えてます。
顔に「炎」と「忍」の字を書くのですが、「忍」は逆に書かなくちゃムタじゃないので、逆に苦労しました。鏡に向かってそのまま書けば良いのに、逆になるんだから〜と余計に考えてしまい混乱してました。
試合もインパクトのある試合を数多く生み出してこられてますから、記憶に残っているのがいっぱいあります。いちばんインパクトがあったのは武藤敬司のときではIWGPヘビー級選手権で細かい日時やシチュエーションは覚えてないですけど、相手が橋本真也選手で、垂直落下式DDTを空中でヒザを頭に落として回避したのが、スゲー驚きました。最近は割と見かける返しなんですが、その時はそんな返しあるのか!と驚きました。
それからグレート・ムタのときではやっぱり白使戦です。白使が血だらけで、今ならアウトかな?白使の血で卒塔婆に「死」とムタが書いたのはインパクトありました。
武藤選手がロングタイツになってからは興味がなくなってしまい、きっとロングタイツ時代にも名勝負を生み出しているとは思うのですが、サッパリ覚えてません。思えば、僕の中ではずいぶん前に武藤敬司選手は終わっていたのかもしれません。
手術後には、また元気な姿を見せて欲しいです。
それではまた。
ありがとう!
追記
普通ムーンサルト・プレスと書くところ、ラウンディング・ボディプレスと書きました。ボクの中では武藤選手のあの技はずっとラウンディング・ボディプレスなのです。