元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今週の週刊プロレスをお読みになられましたか?
表紙はNOAHの拳王選手ですが、NOAHが今どう言うような状態なのかよくわかりませんので、この表紙が何を意味しているのかも当然さっぱりわかりません。
NOAHではグレート・ムタ vs 中邑真輔があるというのだけ知っておりますし、出来れば観たいな〜とは思っております。
普通は「堂々喧嘩を売る!!」と書いてあるわけですから、拳王選手がムタ vs 中邑にケンカを売るというのはどういうことなんだろ?と気になって本文を読むはずなんですが、「へえ」と思っただけでした。
ごめんなさい。
なんか拳王選手のやることなすこと、ピンとこないんですよね。
さて、今週はなんといっても『Historic X-over』の煽りはどうなっているだろ?というのが気になって週プロを読みました。
海野翔太インタビュー
すると、この前の大阪大会に突如現れた海野翔太選手のインタビューが載ってました。
先に帰ってきた成田蓮選手が終始ご立腹の柴田勝頼クローンなキャラなのですが、海野選手は見た目は若い頃の棚橋弘至選手的でありながら、ジョン・モクスリー選手というワイルドの極みみたいな人を師匠に持っているというハイブリッド感の強い選手として戻ってきました。
大阪でウィル・オスプレイ選手にケンカを売った後のバックステージでは、大一番の振りを凱旋直後にやったんだから、ずいぶんと興奮しててもおかしくないのに、冷静におしゃべりしている姿も成田選手とは対照的で興味深かったです。
成田選手には申し訳ないけども、成田選手が凱旋したことが吹き飛んだように思えました。
そんな海野選手が週プロに何を語るのか。
中身は読んで頂くとして、そこではたと気が付きます。
そういえば、10月の新日イギリス大会をまるっきり観てなかった、ということを思い出したのです。
この日曜日の『Historic X-over』でオスプレイ選手とタイトルマッチを行う海野選手ですが、そのオスプレイ選手にこれまで2度負けているということで、そのうちの1回が10月のイギリス大会だったわけです。
その前にレボリューションプロのベルトを懸けて闘ったことがあるそうですが、ほんの2ヶ月弱前の一騎打ちを観ないで、『Historic X-over』を迎えたらアカンと思いまして、慌てて観ました。
ヤングライオン感ゼロ
ということで、10月1日、イギリスはCrystal Palacae National Sports Centre というところで行われたオスプレイ vs 海野のスペシャルシングルマッチの感想です。
このところNJPW STRONGもさっぱり観てないので、海野選手が試合をしているところはこの3年ほとんど観てなかったのですが、単純にずいぶんと成長したな〜と思いました。
当たり前ですけど、ヤングライオン感はまるっきりありませんでした。
成田選手を先に観てたからでしょうね、ヤングライオン時代のやることなすことが何段階にもレベルアップした状態で帰ってくるもんだと思い込んでたところがあったので、別の選手になったかのような海野選手に感激しました。
ああ、将来新日本プロレスはこの人を中心にして展開するんだろうな〜と思ってしまいました。
インタビュー中でなんで修行先にイギリスを選んだのか?と聞かれて、クラシカルなレスリングをきちんと学びたかったからというようなことをおっしゃっておりました。
ということは、オスプレイ選手相手にそういった技術を観せてくれるのかと思っていたのですが、そういうクラシカルな技術の攻防は観られなかったです。
闘い方的には棚橋選手とモクスリー選手がキレイにブレンドされているような印象を受けました。
クラシカルなレスリングとモクスリー選手のワイルドなスタイルって対局に位置するのに、海野選手なら上手にブレンドして、今後さらに深みを増していくんだろうな〜とワクワクさせます。
どうしても成田選手と比べてしまうんですが、柴田選手のクローンになったようにしか現時点では見えない成田選手に比べると、モクスリー選手のクローンにはならず独自の進化を遂げている海野選手のほうにワクワクさせられてしまいます。
ここにヤングライオン杯に準優勝して海外に出た海野選手と、決勝戦に出られなかった成田選手との差を感じてしまいますね。
これで成田選手にもまた火がつくと思いますので、面白くなります。
打撃が素晴らしい
海野選手がオスプレイ選手のことをしっかり研究しておられることがよく分かる内容になってます。
オスプレイ選手の技がそうカンタンには炸裂しないのです。
この辺の切り返しの上手さ、丸め込みの妙というのは、棚橋選手的だな、と思いました。
若い時から玄人染みたことを好むところが似てる気がします。
※偉そうなことを書いてますが、棚橋選手の若いときのことはあんまり知らないんですけどね。
だから、オールマイティのオスプレイ選手に勝つにはやっぱり一瞬の隙きを突く攻撃がいちばん現実的なんだろな、と思っていたのです。
ところが終盤、打撃合戦の末、各種エルボーやニーリフトでオスプレイ選手を圧倒するんですね。
御存知の通り、オスプレイ選手の打撃もエゲツないので、普通なら押し込まれてもしょうがないというところで力でねじ伏せに行くんです。
この辺がモクスリー選手的で良かったです。
そこから畳み掛けもまた素晴らしい。
リバースDDTの体勢からクルッと横に回転するトンガンツイストと同系かな?という技をやって、もう一度リバースDDTの体勢に持ち込んだら、今度はそのまま持ち上げてリバース・垂直落下式DDTかな?という技をやって、さらにおそらく現在のフィニッシャーであろうデスライダーの体勢に入りました。
この3つの技がポンポンとテンポよく出てきまして、オスプレイ選手に勝っちゃうんじゃないの?と興奮しました。
オスプレイが本気になった
しかし、そうカンタンには負けてくれないオスプレイ選手。
デスライダーをクルクルっと回って回避したらそこから怒涛の大反撃。
フィニッシュ直前のライガーボムには、思わず「うわっ」という声が出てしまうほどのエゲツない角度でした。
つまり、今の海野選手にならここまでやっても大丈夫だと判断されたということなんです。
オスプレイ選手に認められている証ですね。
ま、最後はレフェリーストップになっちゃいましたけど。
お父様がレフェリーですので、他の選手よりも早めに止められた気がしました。
言わば屈辱的な負けを喫してしまったわけですから、次の『Historic X-over』での対戦では何としてでも勝って欲しい気持ちになりました。
海野選手の応援に力を込めるためにも、ボクのようにまだこの試合を観てない方は是非ご覧ください。
ただタイミング的に海野選手の戴冠は難しい気がしてます。
またすぐドームでリマッチして獲り返すということなら、もしかしたらオスプレイ選手の負けもあるかも知れません。
そこを祈りましょう。
それではまた。
ありがとう!