元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
やっと読み終えました。
我らが新日本プロレスの社長、ハロルド・ジョージ・メイさんの本です。
僕はてっきり翻訳した本なのかな〜と思ってました。外国人の方が書かれた本を日本語に翻訳した本はたくさんありますけども、なんとなく読みづらさを感じてまして、ちょっと苦手です。
中にはこの⬆︎本のように訳が抜群に優れていて、ムチャクチャ分厚いのガンガン読めてしまうのもあるにはあるんですが、なかなか出会わないのが現状です。
ところが、この本はどうも訳本ではないようなのです。これだけの文章が書けるのなら、もうメイ社長を外国人と呼んでいいのかも疑問です。この全部をメイ社長自身の手で書かれたものだとしたら、本当に驚きです。日本人よりもちゃんとした日本語を操っています。
こんなに日本語が出来たら、オランダ語とか英語とかが逆に不自由になって、実家に帰った時に家族と話すのに苦労してるんじゃないかと不安になるくらいです。
デイブ・スペクターさんがとても外国人とは思えない感覚と同じものをメイ社長にいだきました。
それくらいスルスル読めてしまうので、最近の若者は本を読まないそうですが、ぜひ読んでいただきたい一冊となっています。
これから社会人になる人向け
今年48歳、年男となるうだつの上がらないオッサンが読むにはちょっと遅すぎたかも知れない内容ではありました。
とはいえ、自分の仕事に対する姿勢が、如何に舐めていたか、甘く考えていたかを思い知らされたので、急に出世したり、大活躍したりってことはないにしても、今後充実したサラリーマン生活が遅れそうな気がする活力を頂いたような気がしました。
ゆえに、若者がこれを読めば、社会人になって活躍したろうやないかい!と思うこと間違いなし。あんなオッサンにはなりたくない見本は山ほどあれど、自分は一体どんな大人になればいいのかわからないという若者は、この本でなにか見えてくるのではないかと思います。
そして、こんな素晴らしい社長がいるのならば、ぜひメイ社長の下で働きたいと思う人続出でしょう。
ウチの会社の社長に読んでもらって、考え方を改めてもらいたいくらいです。
ということは、多くのイケてない経営者の皆さんにも読んでもらえれば、日本全体が元気になるんじゃないでしょうか。
それは大袈裟か。
現在経営している人にとっては、プロ経営者を名乗り、百戦錬磨の手練であると自称する、謎の外国人のオッサンのことを参考にするのはプライドが許さんってことになりそうですが、そう思わずに読めばきっといろんな会社改革が進みますよ、きっと。
やはりバンダイっぽくなる
新日本プロレスについて書かれた本ではなく、仕事、経営について書かれていますので、新日で話を期待した方には、もしかすると期待外れになってしまうかも知れません。
とはいえ、全然書いてないわけではありません。
新日本プロレスの社長に就任して、最初にやったことが権利関係の契約の見直しだそうで
以前、メイ社長のインタビュー記事を読んだときと全く同じことが書かれていて、このときからブレていないんだなと思いました。
つまりバンダイにおける『ジオン公国』と新日本プロレスの『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』が、バンダイにおける『シャア専用ザク』と新日本プロレスにおける『内藤哲也』が同じような扱いになるということです。
ここ最近、プロレスグッズの幅が広がっているのも、メイ社長の権利関係見直し指示の賜物なのだと思います。
いろんなところと積極的にコラボレーションしていて、
ついにプロレスと並んで僕が好きな『仮面ライダー』とガッツリコラボして、プレミアムバンダイでその商品が売られるところまで来ました。涙が出るほどの嬉しさです。
※不定期更新ですが、こんなブログもやってます。
バンダイみたいになるってことかと思っていたら、本当にバンダイと手を組んで商品を売り出したんですから、大したものです。
今後もあらゆるものとコラボをして、日常生活の中に新日本プロレスが溶け込んでいくでしょう。プロレスのグッズとは知らずにすでに使用している方が、ふとある時プロレスグッズだと知ったら、よし一度観てみよう、となるではないでしょうか。
少しずつ、プロレスが近づいてくれています。
くまもんの大フィーバーを見れば、
ファン拡大に間違いなくつながると思いますので、今後もドンドンとコラボコラボでお願いします。
僕らの知らない新しい新日本プロレス
ここに書かれていることが本心なのか建前なのか。それはわかりません。
ただ、一部のファンからメイ社長になったことで、社長が外国人になったことで、僕らが好きだった新日本プロレスからドンドンかけ離れていくんじゃないかと不安になっている方もいますが、僕がこれを読んだ限りは大丈夫だと思いました。
僕らが大好きな新日本プロレスであることを守りながらも、全く新しい新日本プロレスに進化させてくれるような気がしました。
KENTA選手の「デ!ハ!ポン!」〆潰しをWWEみたいなことするなとか、プロレスではなくエンターテイメントにしやがって、という批判もありましたが、今のWWEはかつてのアントニオ猪木さんを中心に展開していた「一寸先はハプニング」的な手法をアメリカ流にアレンジしたものだと考えています。
だって、猪木さんは新宿伊勢丹で奥さんと買い物しているところを敵対する外国人レスラーに襲わせたんですよ。マジで警察が出てくるようなことをやっちゃってたんですよ。
WWE的エンターテイメントは、むしろ新日本プロレスのお家芸なんです。パクリやがってと怒っても良いくらいです。
会社の規模の違いが、そのままスケールの違いに出てしまうので、WWEをまんまマネてしまうとショボくなってしまいますし、その辺のことはメイ社長以下新日本プロレスの皆さんもわかっておられるでしょう。もう新生FMWとかハッスルでミスってますし。
メイ社長はまだ誰も知らない、まだどこにもない、新しい新日本プロレスの価値観を示して、新たな世界へと誘ってくれるのではないかと思います。
メイ社長を信じていれば、ちゃんとプロレスを楽しませてくれると強く思わせてくれる本でした。
それではまた。
ありがとう!