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どこが偏屈なんだ?普通です:『鈴木秀樹の偏屈論』感想

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

ちょうど週刊プロレスを毎週読むようになったタイミングで鈴木秀樹選手のコラムがスタートしました。

鈴木秀樹の偏屈論

出典:週刊プロレス

『鈴木秀樹の偏屈論』です。

 

週プロで面白いコラムというと、いろんな方が拳王選手の『拳王のクソヤローども、オレについて来い!!』を挙げていました。

 

拳王選手のことはブリッジしてるNOAHの未来であり希望である清宮海斗選手の上にフットスタンプで落下したということしか知りません。試合も観たことがありません。

 

コラムのタイトルを観た時、あんなことやっといてファンやお客をクソヤローと呼ぶとは何たる無礼なヤツだ、お前のほうがクソじゃねえか、と思ってしまいました。

 

それとコラムの面白さは比例しませんから読んでみたのですが、比較的普通の、常識的なことを語っておられたので、全然クソヤローではないのです。清宮選手にあんなことやれる選手だから、さぞ斜め上なことを書いているのかと思ったら普通でした。

 

期待はずれだったので、何回か続けて読んではみたのですがボクには面白いとは思えませんでした。

 

ところが誰も触れてるのを見たことがなかった鈴木選手のコラムがボクにはフィットしました。つまりボクは偏屈なんでしょうか。

 

ちなみに偏屈とは

dictionary.goo.ne.jp

性質がかたくなで、素直でないこと。ひねくれていること。また、そのさま。

という意味です。

 

ボクは自分では素直なほうだと思っています。

第1回潮崎 vs 藤田、無観客試合

第1回のコラムのお題は30分組み合うこともなく、ただ立っているだけになったGHCヘビー級選手権試合の潮崎豪 vs 藤田和之でした。

 

で、この試合の感想を鈴木選手は「長い!」と一言で済ませました。

 

これが偏屈者の答えなのか、メッチャ普通やないか、と驚きましたが、いやボク自身が偏屈だからこそこの応えが普通だと思ったんじゃないかと思えてきました。

 

答えは出たわけですからそれで終わっても致し方ないかと思ったのに、そこから試合の分析が始まります。この分析はプロレスラーでないと出てこないものに思えました。

ずっと同じ体勢でいると、いざ動いた時ケガをしかねない。

たとえばこの一文。スポーツをしていた人なら当たり前のことなのかも知れませんが、30分も動かないでいると動けたとしてもケガをしてしまう可能性があるというのは、考えも出来ませんでしたので、「へえ」となりました。

 

また、鈴木選手の藤田選手に対する世間のイメージですが、

イメージ的に(藤田は)プロレスを軽く見てるとか思われてるかもしれないけど、全然そんなことない。

ボクも全くそのように考えていましたが、このところトークイベントでの藤田選手や『永島オヤジの格闘チャンネル』などを見ますと、

そんなことはないことがよくわかりました。ボクは選手のことを理解していなかったと思い知りました。

 

ただ鈴木選手がここで書いた藤田選手のことはすでにわかっていることだったので、これまた偏屈ではない、近くにいる人ならわかっている普通の話に思えました。

第2回ジュリア、トーナメント優勝

続いてのお題はスターダムのシンデレラ・トーナメントでした。

 

一回戦だけですがボクも観たので

www.loca-neo.com

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鈴木選手はどんな偏屈ぶりを語ってくれるのか、楽しみで読みました。

 

やっぱりまず気になったのは、

これ、リングに上がって大丈夫なの?って心配になるような選手もいましたね。

という部分です。 

 

プロ目線でもやっぱりスターダムのレベルはあまり高くないことが窺えます。

 

これは素人のボクが観ても思うことがあったので、やっぱりこれに関してはボクの見立ては正しかったと思えて嬉しかったです。

 

ただ、それが誰なのかまでは書いていないところが、普通に大人な対応だなと感じてしまいました。

 

またジュリア選手が優勝したことについて

ジュリアはごぼう抜きしたわけですよね。それをスターダムの他の選手がどう思っているのか。(中略)世の中的に競争するのが悪みたいな風潮もありますけど、少なくともプロレスにおいては競争したいし、競争してほしいですよね。

と書いておられます。

 

ボクも全く同じことを考えてました。もっと嫉妬むき出しで良いはずなのに、コロナの影響もあるとは言え、あんまり感情を表に出さない選手が多い気がしてました。感情を表に出したら、木村花選手のように「ハーフ2人は不要」というわけのわからん噛み付き方だったりして、どうにもしっくり来てません。

 

最新の週プロでは刀羅ナツコ選手のインタビューがありましたが、

刀羅ナツコ

出典:週刊プロレス

そこでもジュリアに優勝を奪われてしまったのに、白いベルトの価値がどうした、大江戸隊のリーダーがどうしたという話に終始していました。

 

ヒールだったらむしろベルトの勝ち云々よりも自分の価値を高めること、そのためには誰に噛み付くのが美味しいのかを考えること、ソッチのほうが大事なんじゃないかと思って読んで若干ガッカリさせられました。

 

有料会員しか読めない選手ブログの人気投票でもジュリア選手が1位だったそうですし、少し前のトーキョー・サイバー・スクワッドの花選手と小波選手の配信でも、ジュリア選手にだけ自分のためのユニットを作ることが許された、自分たちはドラフトというキツいシステムを乗り越えて自分のユニットをやっているのにおかしい、なんて花選手が言ってました。

 

スターダムの話題を他所から来たわずかキャリアが2年ほどの選手にかっさらわれてるわけです。

 

もっと他の選手が怒らないといけないわけです。そうでないと盛り上がらないんです。

 

そういうものが今後スターダムがど〜んと行くために重要になってくるところなんじゃないかと思います。

第3回レッスルマニア36

3回目はレッスルマニア36がお題でしたが、これはボクが全く興味がなかったので、読みましたが特に何かひっかかるようなところはありませんでした。

第4回全日本参戦、芦野祥太郎

最新の4回目では、元W-1の芦野祥太郎選手の全日参戦がお題になっていました。

 

芦野選手については少し前にそのインタビューのことを取り上げたので

www.loca-neo.com

鈴木選手も触れてくれたのが嬉しくて読みました。

 

ここで気になったのは

そういうとがった気持ちは絶対必要ですよ。それがなかったらプロレスラー失格だと思います。

大きい選手が多い全日に、小柄の芦野選手が入っていて果たして通用するのかという声に対しての話です。

 

ボクも全くそのとおりだと思うんですが、鈴木選手が先週の週プロの芦野選手のインタビューを読んでないことがハッキリしたので気になったのです。

 

これを書いたのが先週の週プロが出る前のことだったのかも知れませんが、週プロの人も鈴木選手に芦野選手の話を書かせるのであれば、芦野選手がこんな事を言ってましたよと教えてあげれば良いのに、と思います。

 

芦野選手にはしっかりとがった気持ちがあることはアレを読めば明らかですから。

 

また、

いわゆるジュニアヘビーの体格でヘビー級相手に渡り合ってる選手って田中将斗さんと杉浦貴さんぐらいだと思うんです。

というところも引っかかりました。

 

芦野選手のインタビューでは体格的に自分と大差ない鷹木信悟選手が全日で活躍したことに刺激を受けたとおっしゃっていたことを、鈴木選手は知らないということで、ここでも先週のインタビューを読んでいないことがわかりますし、鷹木信悟選手のことが鈴木選手の視界に入っていないこともわかりました。

 

鷹木選手のこと好きなので、ちょっと残念でした。

 

ということでこの一ヶ月、鈴木選手のコラムを読ませていただいたのですが、至極まっとうなことしか書いてません。これの一体どこが偏屈なのか。観たものを観たまま書いてるだけじゃないかと思いました。

 

偏屈な感じが一切出てないのに『偏屈論』というタイトルで良いんだろうか。

 

常識ある大人のプロレスラーの普通の話ですが、しっくり来るので読んでてボクは楽しかったです。

 

それではまた。

ありがとう!


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