元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回はプロレスとは違う話題でございます。
先ごろ発売になりましたがX.Y.Z.→Aのニューアルバム『WONDERFUL LIFE』を聴いた感想です。
実は昨年ライブに行って
このアルバムを手に入れておったんですが、ライブに行かんと買えないアルバムの話をしても読んだ人がイライラするかな〜とここまで寝かしました。
安心安定いい塩梅のアルバム
X.Y.Z.→Aはファンが聴きたいと思っているものをキチンと作ってくれているというバンドだと思います。
ボクだけがそう思っているかも知れないんですが、X.Y.Z.→Aにはずっと今の状態をキープして同じことを繰り返してほしいという気持ちがあります。
アルバムを出す度に新しいテクニックを放り込みましたとか、新しいジャンルに挑戦しましたとか、急にラップ入れてみましたとか、変化を求めることがありますね。
きっと作るほうが同じことをするのに飽きちゃったんだろうな〜と思わせることがありますが、X.Y.Z.→Aはデビューアルバムからずっと良い意味で同じです。
これで良いんです。これが良いんです。
いつの時代のアルバムを引っ張り出しても想像した通りのX.Y.Z.→Aがそこにあります。安心を求めているんです、もうおっさんですし。
ライブでその実力をまざまざと見せつけられたので申し分なしの安定の演奏力。かゆいところに手が届くアレンジです。叫ぶ二井原実師匠。たまらん。
こういう曲ならファンキー末吉さんはこう叩いてくれるはずだ、この進行なら和佐田達彦さんはこうベースを弾かないはずだ、と予想しながら聴きます。
そして、その予想を少しだけ良い意味で裏切ってきます。やっぱりプロはセンスが違うな〜と、うなります。
以前に聴いたことがあるような気がするけど、よく聴くと全く違うという絶妙なフレーズを紡ぎ出す橘高文彦さんのギターにもワクワクさせられます。
ロックバンドの歌詞は英語を多用することが多いのですが、X.Y.Z.→Aは日本語を大切にしてくれる気がします。
おかげで歌詞の内容がす〜っとボクの中に入ってきます。
普段音楽を聴いてるときは歌詞なんて大して気にしてないんですが、X.Y.Z.→Aのときはしっかり歌詞を聴いて、人生の先輩から色々教えてもらっている気持ちになります。
この歳になってお説教をいただくのはしんどいんですけど、X.Y.Z.→Aの歌詞にはお説教臭さは皆無です。
人生って楽しいよ、いくつになっても夢見て良いんだよ、いつまでも答えを探し続けても良いんだよ、と未来への不安や年を取ることの恐怖など、心の底に張り付いているネガティブなものを引き剥がしてくれるのです。
心が救われる、おっさんのためのロックなのです。
もちろん、おっさん以外が聴いても全然いいんですが、おっさんだからこそしみるんじゃないかと思います。
とは言え冒険もしていた
安心をくれるバンドであると書いたのですが、実はこのアルバムではちょっとだけ冒険をしておられます。
『Hey!Hey!Hey!』という曲なんですがね。
これだけハードロックやヘヴィメタルではありません。フォークロックかな?ただ、リズム隊が爆風スランプの方々ですので、この手の曲も完璧です。
むしろ普段ヘヴィメタルを無理してやってるんじゃないかと思わせるくらいにしっくり来てます。
なんなら二井原さんが無理して歌ってる感じです。だがしかし、この曲を作ったのは二井原さんだったりするのが面白いです。
この曲だけ浮いてます。
二井原さんのブログを読んでますと、実に様々なジャンルの音楽を聴いておられるようですので、
その姿勢にいつも刺激を受けておりますが、それが溢れ出ちゃった結果がこの曲なんでしょう。
だけど、X.Y.Z.→A以外にもプロジェクトがあるんだから、X.Y.Z.→Aではヘヴィメタルやハードロックでお願いしたいというのが、正直な気持ちです。
サブスクリプションで全部聴けるやないかい
このアルバムが発売されたタイミングで、過去のアルバムがサブスクリプションで聴けるようになったとのアナウンスを橘高さんのフェイスブックで知ったので、
さっそくAppleMusicで検索をかけたら、あるがなあるがな、持ってないアルバム(ファンだと言いながら結構持ってませんの)も聴き放題やがな!万歳!
しばらくX.Y.Z.→Aに浸りまくれまする。
大好きな音楽がたっぷり聴けて、美味しいものを食べて、妻が笑って、犬がいる。
素晴らしき哉、わが人生!まさにワンダフルライフです。
いいアルバムですので、一度お聞きください。
それではまた。
ありがとう!