元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回はプロレスの話題ではなく、ロックのアルバムの感想です。
今回聴いたのはこちらです。
スラッシュメタル四天王で唯一全く知らないバンド
ヘヴィメタルと一口に言いましても、実は細かくカテゴリーが分かれています。
Category:ヘヴィメタルのサブジャンル - Wikipedia
Wikipediaには61にも分かれていました。今回感想を書いたSLAYERというバンドはその中の「スラッシュメタル」にカテゴライズされるバンドです。
実は「スラッシュメタル」には「スラッシュメタル四天王」と呼ばれるバンドがありまして、
この4バンドからスラッシュメタルの歴史が始まったという感じなんですが、僕は四天王のうち、今回のSLAYERけ全然聴いたことがありませんでした。ちなみに以前感想を書いたMETALLICAもスラッシュメタル四天王の一角です。
現在までスラッシュメタル一筋で音楽を制作しているのは、SLAYERけという現状だそう(他のバンドは時代に合わせて変化しているということでしょうか)ですから、スラッシュメタル好きから言わせれば、SLAYERを知らずしてスラッシュメタルを語るなかれというところでしょうか。
小橋建太さんを知らないのに四天王プロレスを語るな、というところです。つまり、以前METALLICAのアルバムについての感想を書いてしまった行為は、小橋さんを知らずに三沢光晴さんの試合を語ってしまったということです。
と考えるとバカなことをしてしまったと、反省しております。
ちなみに川田利明さんと田上明さんにあたるMEGADETHとANTHRAXは何枚かのアルバムを聴いたことがあります。特にANTHRAXが好きでして、高校生から大学生の時はよく聴いてました。ついでに書きますと全日四天王では川田さんが好きでした。
重さよりも速さ重視
僕はベースを弾いていますので、低音が効いてる音楽が好きですし、音楽を聴くときも低音を効かせる設定にして聴いています。ヘヴィメタルやハードロックが好きな理由もまた低音がドンと存在感を示しているからです。
でも、中には低音を捨ててるアルバムがあったりします。有名なのはMETALLICAの『メタル・ジャスティス』ですね。
ベースの音は聴こえません。このアルバムに収録された曲のデモバージョンを聴いたことがあるのですが、それはギターとドラムだけで構成されているのですが、商品になったアルバムに収録されたその曲は、そのデモ版とほとんど変わりません。
曲はカッコ良かったのですが、猛烈な物足りなさを感じるアルバムでした。
低音を効かせることで生み出す「重さ」がヘヴィメタルという音楽の「ヘヴィ」の部分を担っているわけですが、スラッシュメタルはその名の通り「ヘヴィ」を捨てて「スラッシュ」に当たる部分である「切れ味」つまり「疾走感」や「スピード感」に特化させた音楽ということになります。
METALLICAの『メタル・ジャスティス』の低音が効いてないのは、METALLICAがスラッシュメタルバンドであるという意思表示なのかも知れません。そうなると、低音が効いてないからつまらないという僕の意見は、見当違いということになります。
そもそも僕にはスラッシュメタルは合わないということになります。
そういう状態で聴いたSLAYERは、やはり速さに特化した真っ当なスラッシュメタルでした。さすがに四天王。つまりそれは軽さを感じる音楽で、僕にはやっぱり物足りなく思えてしまいました。
ベースは確かにいた
ただ、ベースは何もしていないのかというそういうことはないのです。しっかりベースの音は聴こえてきました。ギターがベースの領域を侵害せずに演奏しているので、ちゃんとベースの役割があったのです。ベース弾きとしては嬉しい出来事でした。
やっぱり「疾走感」を出すには「重さ」はジャマなのだろうか。そんな事をずっと考えながら聴いていました。
僕が知らないだけで進化したスラッシュメタルは名前が違っているかも知れないけど、「重さ」を維持したまま「疾走感」を出すようなアレンジや音使いを成し得ているバンドもあるかも知れません。
そして今もなお、スラッシュメタルを作り続けているというSLAYERはこのアルバムが発表された85年から34年が経ちました。一体どんなスラッシュメタルに進化しているのでしょうか。
どうもこのアルバムがSLAYERの最新のアルバムのようですが、このアルバムはどんな音楽になっているのかが気になってきました。ベースの音をなくしてしまったMETALLICAと違い、スラッシュメタルでありながらベースの役割をキープしてくれたSLAYERなら僕が聴いても物足りなさを感じないスラッシュメタルを構築してくれているように思うのです。
85年と何も変わらないからこそ価値があるとも言えるので、僕の好みに沿って都合よく進化してくれるはずはないか。
ともかく今度は最新のアルバムを聴いてみます。
それではまた。
ありがとう!