全てはプロレスである!

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何でもプロレスに絡めて語る雑記ブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

ター山に始まり大仁田で終わるUWF@『証言UWF 完全崩壊の真実』 読書感想文

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

以前、ここで宣言した通り、しっかり買わせていただきました。

www.loca-neo.com

サラサラッと読んでしまえる本でした。インタビュー集なので、前にも書いたかと思いますけど、喋っている人の声を知っていると余計に読みやすくなります。冒頭にターザン山本さんが「はじめに」を書いているのですが、

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これまでのシリーズもそうだったのかな?このロマンチックな文章を読むと、昔の週刊プロレスってこんな感じだったな〜と思い出します。これだけで一番夢中になってプロレスを観てた若い時に戻るような気分になりました。今回は特に「はじめに」のところで気分が高揚して読めて、久しぶりにターザン山本さんが良いな〜と思っちゃいました。

 

いずれの人も大変興味深いお話ばかりでしたが、今回は3人の「証言」を取り上げます。

鈴木健さんの話

この本を読むきにググっとさせたのは、上に貼りましたリンクの『有田と週刊プロレスと3』のエピソード14の1億円トーナメントの話ですから、目次に鈴木健さんの名前を発見した時はワクワクしてしまいました。

 

高田延彦さんの悪口とか出てくるのかな〜と思っていたら、全然違ってまして鈴木さんは高田さんと今も良好な関係なようです。

 

まずは新日本プロレスとの対抗戦の時に、高田さんのギャラを値切られたという話ですね。今、ちょうどドラマで『下町ロケット』を観ていて、大きい会社と小さい会社が戦っているのを観ているので、交渉の現場はドラマみたいな感じだったんだろうな〜と思いながら読んでました。そうなると、完全我らが新日本プロレスが悪者です。

 

でも、確かにあの時、もっと高田vs新日本プロレスが観たかったんだけど、長州力選手も佐々木健介さんも蝶野正洋さんも一騎打ちしなかったんですよね。タッグでは当たってたような気がするけど。観たかった〜。健介さんなんて垣原賢人選手にギブアップ負けしてるんだから、あの時に高田さんに負けても驚きも何もなかったんだから、やって負けても良かったんじゃないかと思います。健介さん嫌いだったから、高田さんにぶっ飛ばしてほしかったという気持ちもあるのですが・・・。

 

また、全日本プロレスとの交渉では何故か一緒に交渉の席にいたターザン山本さんをぶん殴った話が衝撃的でした。なんでかわからないんですが、ターザンさんがぶん殴られたってだけでス〜ッとしました。なんで殴られなきゃいけなかったのかは本を読んでいただきたいです。

 

ただし、この時鈴木さんは馬場さんにも殴りかかったそうです。Uインターってみんなイケイケだったんです。

 

あと、キングダムの話だったんですが、僕はキングダムの時を全然知らないのでどういう状況なのか、他ではどんな出来事があったのか、ちょっとわからなくてピンときませんでした。ただ、今NOAHのトップ選手である丸藤正道選手がキングダムの入門テストに合格していたという話は全然知らなかったのでビックリしました。

NOAHに行って良かったですね。きっと総合やってても、あの運動神経の良さですから、そこそこ強い選手にはなっていたのでしょうけど、その才能をプロレスに向けてくれて本当に良かったと思います。

大仁田厚さんの話

この本の前に出た『証言UWF』は最終章と書いてあるのですが、

こうして続編が出ちゃいましたから、僕は気がついてませんけど、まだUWFに関わっている人物で喋ってない人がいたら、また作られる可能性があるのですが、これが最後の最後だとしたら、最後の証言者が大仁田厚さんであるというチョイスにまずシビレました。

 

UWFとは対極に位置していたFMWを作った人がUWFについて語るというのは、ワクワクしっぱなしで早く大仁田さんのところを読みたいとなってました。当時、僕はUWFよりもFMWのほうが圧倒的に好きでしたからね。

 

中身にも書いてあるんですが、トンチンカンなことや感情論ばかり言うんだろうな〜と思っていたら、なかなかの理論派でビックリしました。やっぱりバカではプロレスでトップを取れないんだな〜とつくづく思わされます。勢いでFMWをやっているように見えていたのですが、そこにはしっかり時代の流れとか、プロレスファンのニーズをしっかり捉えた戦略があったのだと知りまして、引退と復帰を繰り返す姿にウンザリしてましたけど、面白いことをしてくれるのは間違いないんだろうから、それもまた良しか、と思えるようになりました。

高田延彦さんの話

表紙にもなっていますから、これがこの本のメインイベントです。前田さんからずいぶんと悪く言われている高田さんで、ついつい声の大きい方に耳を奪われて、僕も高田のバカヤローなんてなっていたところもあったんですが、そんな高田さんがついにUWFについて話してくれるということですから、反対に前田のバカヤローと変わってしまうのか楽しみにしてました。

 

だがしかし、高田さんの口からは前田さんへの悪口は一切出てきませんでした。ただ、上に立つ人間として、あの時の前田さんの態度は間違っていたんじゃないかと、自戒の念もお話されていました。バカヤローなんて言っちゃって本当にスミマセンでしたと謝罪したい気持ちになりました。

 

やっぱりUインター設立の準備をしっかりしていたのは宮戸優光さんと安生洋二さんだったようですね。高田さんは神輿として担がれただけのようでした。

 

vs 船木誠勝やvs 北尾光司についての話も面白かったです。特に船木さんの掌底でK.O.負けしたかに見えた高田さんがK.O.負けにならなかった試合、僕も以前観てまして、あれで僕はUWFもプロレスやんと、あんなに従来のプロレスを否定してたのにプロレスやんとなった試合でしたから、その試合について、当事者が語るというのはおもしろかったです。

 

船木選手の掌底がドッカンドッカン炸裂していたので、こりゃいくらなんでもK.O.やんと思っていたのですが、あれ芝居だったんですね。そこは今の今まで完全に騙されてました。それなら、もうちょい早くファイティングポーズをとっても良かったんじゃないですかね。

 

たしか最後キャメルクラッチがフィニッシュになったと思うんですが、キャメルクラッチなんてUWFに出てくる技じゃなかったのでビックリしました。後輩の船木選手に必要以上にボコボコにされたから、急にムキになって繰り出した技が純プロレスのキャメルクラッチか〜と、あのフィニッシュにも怒りが湧いてきたのを思い出しました。

 

読み終えてみますと、前田さんのことも高田さんのことも嫌いにならずに済みました。それぞれの立場や置かれている状況で同じ事実であっても受け取り方が違ってくるのだな〜とつくづく思い知らされました。お互いがお互いの状況をしっかり理解し合った上で話さないと永久にわかり会えることがないということもわかりました。いい本でした。

 

でも、やっぱり田村潔司選手だけは嫌いなままです。

 

それではまた。

ありがとう!