元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
昨日はタイガー服部さんの引退記念大会でしたね。しっかりリアルタイムで観られました。
でも、今回はそれとは全く関係なくロックの話です。
ボクは人間椅子というバンドが大好きです。プロレスのブログなのに、これまで何度となく人間椅子のことを書いてしまいました。
今回もそのパターンでございます。
実は今、人間椅子がヨーロッパツアーを今行っている最中です。
以前、ロシアにライブしに行くと発表されていたのですが、それが何を理由だったか忘れましたが流れてしまって、人間椅子の海外進出への道が閉ざされてしまった気になっていました。
※KAMEN RIDER GIRLSも一緒だったのね。
ところが昨年、ヨーロッパツアーが発表されて我が事のように嬉しくなりました。
発表があった頃、たまたまこのような動画を発見しまして、
皆さんのリアクションの良さにこれはヨーロッパに行っても、きっと歓迎してくれるに違いないと嬉しくなりました。
ハードロックは英語じゃないとダメ
若い頃、ハードロックと日本語ってしっくりこなくて、なんかカッコ悪いものだという意識がありました。
今では、どことなく漂うダサさが魅力だったりもしますが、それは演奏する側も認識しているのか、多くのバンドが英語の歌詞を多く放り込んできました。
昔からラウドネスの大ファンで、一番最初に自分で買ったコンサートのチケットがラウドネスでした。そのラウドネスの海外進出の話をこちらの本で読んで、
英語で歌ってアメリカでレコード出す大変さを知りました。ただ、母国語でない言葉を歌ってちゃんと伝わるんだろうか、という気持ちもずっとありました。
どうやって歌詞を書いていたのかはよく知りませんが、最初に日本語で歌詞の内容を考えてから、英語に訳していったんじゃないかと思うんですが、やっぱりニュアンスが違うと思うんですね。
日本語だからいい感じに思える文章も英語にするとさっぱりしちゃったみたいな事もきっと起こってると思います。
でも何で読んだのか忘れましたが、そもそも日本語でロックをやったところで、海外の人は聴いてもくれないらしいので、英語で歌うってことは大前提だというのです。ニュアンスが違かろうが、さっぱりしようが、聴いてもらわねば話になりません。
どんなにカッコいいギターを弾いて、渋いベースを鳴らし、ヘヴィなドラムを叩き出しても英語の歌でないとダメだから、英語で歌うのだと。
あげくラウドネスは日本人ボーカリストをクビにして、外国人のボーカルを迎えることになります。
それでラウドネスが大成功していたらやっぱり英語だけの問題だったのね、となったんですが、その後すぐその外国人ボーカリストも辞めてしまい、後任は日本人でした。
ちなみに今のラウドネスは、なんだかんだあってオリジナルメンバーに戻ってます。
『上を向いて歩こう』があるじゃないか
日本人が英語で歌うというのがそもそもしっくり来ないんじゃないかと思います。
帰国子女などで日本語よりむしろ英語のほうが得意な日本人ではなく、日本語がネイティブの人が英語で歌う場合です。
テレビで時々外国の方が日本のうたを日本語でガッツリ歌うのを観ることがあります。ちゃんと歌詞も聞き取れるんですが、やはり日本人が歌う日本語の歌とはちょっと違います。なんか違います。
たぶん、ラウドネスの歌も外国の方が聴くとなんか違うんでしょうね。それが気になって演奏がどうしたこうしたなんてことが入ってこないのかも知れません。
ただ、英語じゃないとどうしてもダメかというとそうでもありません。
ずっと昔にゴリゴリの日本語の歌がアメリカで大ヒットしています。
これはロックじゃないということもあるんでしょうね。でも、日本語だから聴かないということではなく、曲そのものが良ければ絶対に聴いてもらえるんじゃないでしょうか。
意味が分からなくても伝わるんじゃないでしょうか。気になったら歌詞の内容を調べるんじゃないでしょうか。
ボクも英語はさっぱりですが、英語の歌を聴くことが多いです。意味が気になったら調べて、ロックから覚えた単語もたくさんあります。
問題は、外国人が作ったロックの型をそのまま使って、そこに日本語を押し込めたから変な感じに聴こえてるところじゃないかと。
思えば昔のラウドネスは、衣装も海外のロックバンドに寄せてました。また、日本語の歌詞であっても意味がよくわからないものになっているのは、海外のロックバンドの歌詞を日本語に訳した感じに寄せたからなんじゃないかと考えています。
海外のモノマネをするのではなく、独自の解釈でロックを表現すれば、それはきっと海外の人にも伝わるはずだと、ず〜っと思っていたのです。
人間椅子こそ本当の日本のロックバンド
そこで人間椅子。
人間椅子はデビュー以来、ずっと日本語の歌詞です。英語もたま〜に出てきたりしますが、サビで英語を連呼するというようなことは一切ありません。
歌もハイトーンで歌われてますが、民謡寄りのハイトーンで歌われています。メロディは演歌的にこぶしが回ってたりします。ギターソロには三味線のようなフレーズが頻繁に使われます。
外国からやってきたハードロックをしっかり咀嚼して飲み込んで、自分の血肉にしてから日本人ならではのロックを再構築しています。これが日本人にしか作れない、本当の日本のロックなのです。
パスタでいうなら明太子パスタのようなものでしょうか。
ラーメンだってカレーだって、外国から入ってきたのに日本で独自の進化を遂げ、今や日本食と言っても差し支えないものになっています。
ついにロックも、人間椅子の手によって日本の音楽に進化したのです。
それをやっと本場?ヨーロッパの皆さんにライブで聴いてもらえるというのが大変嬉しいわけです。全然お客さんが入ってなかったら、困りますけども、きっと盛況でしょう。
そういえば、先月買った人間椅子のTシャツ、いつ届くんだろ?ちょっと心配になってきましたね。
それではまた。
ありがとう!