元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今日は大阪城ホール大会です。それなのに取り上げるのはスターダムのアイコンである岩谷麻優選手のインタビューについてです。
今週の週刊プロレスの記事です。
岩谷麻優選手は今年で10周年を迎えるです。
このインタビューを読んで、『スターダムのアイコン』というキャッチフレーズは、これまでのこの人には荷が重すぎるように思いました。
スターダムが更に上のステージを目指すためにはこの人を蹴落とす人物がいないとダメでしょう。いつまでも岩谷選手にアイコンを名乗らせてはいけません。ちょっとイラッとしたインタビューでした。
この感じを週刊プロレスの記者さんは、岩谷選手の魅力と紹介しています。中堅選手なら、その他大勢の選手なら、これでいいと思います。
でも、団体最高峰のベルトを巻いているとトップ中のトップの選手なんです。10年でこの感じで行くなら、もうこの立場から退いたほうが団体のためになるんじゃないかと思ってしまいました。
「アイコン」はただのキャッチフレーズ
少し前に実に意味深なつぶやきをなさった岩谷選手。
大好き。
— 岩谷麻優 MayuIwatani (@MayuIwatani) June 21, 2020
大好きなスターズ。
でももう、まゆが居なくても絶対大丈夫✨ pic.twitter.com/phTvs5D8WH
STARSはこの四人で充分やっていける。
— 岩谷麻優 MayuIwatani (@MayuIwatani) June 21, 2020
今日試合してて思ったよ。あと唯月もね! pic.twitter.com/OfhZ6FZpaa
これを見たファンはもちろんのこと、身内のスターズの面々までビックリしていました。
退団か、ユニットからの離脱か、ヒールターンかといろんな憶測が流れた件について、インタビューの冒頭で触れられています。
あの試合は、あんまり出番がなかったというか。(中略)STARSメンバーは麻優がいなくても、一人ひとりが強いし大丈夫だろうなって、軽い気持ちでつぶやいたんですよね。
自分でも「スターダムのアイコン」だと名乗っておきながら、こんな軽はずみなことをいうのって、あまりに自分の立場を理解しなすぎてませんか。
他の選手も一生懸命にTwitterで発信してますが、全部持ってかれてしまって、しかも自分が不甲斐なく苛ついただけという理由ですから、格下の選手にとってはだいぶキツいと思います。
そして「あまり出番がなかった」という表現に、ボクは岩谷選手は今のポジションを実力で掴み取ったのではなく、上の選手が抜けたのでキャリア的にもルックス的にもエースで良いんじゃない?ということで、お鉢が回ってきただけという感じに思えました。
出番の多さの問題じゃないでしょ。出番が少なくたってインパクトを残すのがトップ選手でしょ。
「スターダムのアイコン」というのが、岩谷選手にとっては単なるキャッチフレーズでしかないとことが露呈してしまったのです。
低すぎるプロ意識
ぶっちゃけトークと題してますから、ぶっちゃけて良いんでしょうけど、ぶっちゃけすぎだと思いました。
現在、肉体改造に着手しているそうですが、実は5年くらい前にもパーソナルトレーナーがいた時期があったそうです。
でも、続かなかったそうです。で、その理由はと聞かれて
キツすぎました(笑)。「すみません、ちょっとお腹痛いです」「きょうは仕事が入っちゃって・・・」みたいな感じでズル休みしてたら、行かなくなっちゃって(笑)。
と答えておられます。
普通の人がしんどくてやめてしまうような厳しいトレーニングを積んでいるからこそ、プロレスラーとしてのプライドが保てるのだと考えていましたし、過酷なトレーニングを経てリングに上っていると考えるから、我々ファンはプロレスラーをリスペクトするのです。
ところが、キツかったから嘘ついてズル休みしてトレーニングを辞めちゃった、と。しかも笑いながら喋ってるんですよ。
これはかなりキツい理由です。こんな人がプロレスラーを名乗って、スターダムの代表としてマスコミの前に登場してたわけですよ。ショックでした。
今の立場から考えても、これは言ってはいけないことです。
岩谷選手の線の細さはもう最初から気になってましたが、これはあえて細身に仕上げているというようなことを聞いたので、どういう理由なのかわからないけども、なんか有利なこともあるんだろうなぁと理解していました。
しかしこの話を読んで、単に練習してなかっただけじゃないかと、かなりガッカリさせられました。練習さえすればトップになれるものではないけども、練習してないやつがトップに立ったらダメだと思います。
もちろん全く練習してなかったわけではないでしょうし、マッチョにならなければならないというわけでもありません。
でもこれを読んでしまうと、技が雑だったり、受け身が危うかったり、紫雷イオ選手やカイリ・セイン選手と同時期に注目されていたのに、出世が遅くなったりしたのは、天性の運動神経の良さを磨かなかったからなんだな、と思いました。
逆に言えば、過去はそんな感じだったけど、今は違いますということを伝えたかったのかも知れませんが。
ベルトの価値を下げてるチャンピオン
さらに岩谷選手のぶっちゃけは続きます。10年を迎えて、自分の現役生活もそんなに長くはないと感じておられるようで、
残りの時間だけは頑張ってみようかなと思って
今まで大して頑張ってなかったことをハッキリとおっしゃてました。
そして、白いベルトのワンダー・オブ・スターダム周辺は賑わっているのに、団体最高峰である赤いベルトのワールド・オブ・スターダムが今ひとつ盛り上がっていないことについて
なんでみんな白なんだろうと考えたときに、いままでのスターダムの歴史から見たら赤いベルトがトップのベルト。みんな萎縮してるのか自分に自身がないのか、ただ岩谷麻優が持っている赤いベルトに興味がないのか。欲しいと思っている人がいるならアピールしてくれないと、わからないです。
とおっしゃっています。
岩谷選手を倒してチャンピオンになっても美味しくないと考えているからだと思いますよ。
ジャングル叫女選手が挑戦予定だったのが流れてしまったということで、アピールしづらくなっているということもあるでしょうが(しかも叫女選手は精神的なダメージで大会を欠場してますので、復帰してもすぐにタイトルマッチというわけには行かないでしょう。かといって叫女選手を差し置いて挑戦するというのも難しい)今なら試合がなくてもTwitterでも挑戦アピールが出来ますからね。
このままでは、価値も白いベルトのほうが上になってしまいます。そもそも名前がどっちが上でもおかしくない名前がついてますから、盛り上がり次第ではベルト位置づけが変わるかも知れません。
今回のインタビューを読んで、昔、中邑真輔選手が健康のことを考えて玄米を食べてますとか言ってるのを読んでガッカリしたのを思い出しました。
なぜガッカリしたのかというと、プロレスラーは健康のことなんか考えずにガンガン食って、ガンガン飲んで、ガンガン練習してデカくなるものだと考えていたので、普通の人みたいなことを言ってしまう中邑選手にガッカリしたのです。
何もプロレスラーが健康に気を使っちゃいかんと言っているのではありません。それをファンの見えるところに提示するということがガッカリなんです。昭和のプロレスラーだって、健康に気を使って食事の量や、種類をコントロールしていたかも知れません。
でも、そんな話は聞いたことがないのです。こういうのをボクはプロ意識だと思っています。
岩谷選手のインタビューで語っていることの全てが事実であるかはわかりません。
5年くらい前のパーソナルトレーナーから逃げた話も、トレーニングがキツかったのではなくパーソナルトレーナーとの人間関係がキツかったのかも知れません。
だとしても、その話をプロレス誌で語るのはプロ意識に欠けてるんじゃないかと思うわけです。
これだけぶっちゃけてしまうのは、素直な人だという捉え方も出来ますから、普通の人ならば裏表のない人だなと好印象になるでしょう。
でも、岩谷選手はプロレスラーなんです。意地張ってナンボの、見栄張ってナンボのプロレスラーなんです。
女子プロレスラーが長らく低迷していたのは、プロ意識の低い選手がリングに上っていたということなのかと思いましたし、10年経って岩谷選手にもプロ意識が芽生えたのかも知れないとも思いました。
ということは、真価を発揮するのはこれからということですかね。
ぜひともこれ以上の赤いベルトの価値を落とさぬような、立ち振舞と試合を見せていただきたいです。本当の意味での「スターダムのアイコン」になるのは、これからなのかも知れません。
それではまた。
ありがとう!