元気ですか〜!?
どうも、ろけねおでございます。
プロレスファンなら観ておかなくてはいけない番組『有田と週刊プロレスと』のシーズン2もエピソード14です。シーズン1がエピソード25までだったので、もう半分が終わったのかな〜と思うとちょっぴり寂しくなりますね。
個人的にはシーズン2になってから、なんとなくおもしろさがダウンしたような気がしてましたが、今回は秀逸でした。結局取り上げる話題が自分の好みかどうかだけの問題ですね。
テーマは高田vs北尾
今回はUWFインターナショナルで行われた高田延彦vs北尾光司の一戦が取り上げられました。ただし、この試合を語るにはこの試合に登場するまでの北尾さんのことを知っておかないと、この試合を語ることが出来ないということで、北尾さんを掘り下げるだけの回でした。
この試合は本当に何回も繰り返し観ました。それだけに有田哲平さんがこの試合をどう語るかワクワクしてたのですが、残念ながらそれは来週以降です。でも、この試合を知らない人を想定すると、北尾さんをキチンと紹介しておかないとこの試合のおもしろさが理解できないので仕方がありません。ガマンします。
新日本のデビュー戦
北尾さんのデビューは新日本プロレスと全日本プロレスが同じリングで戦った歴史的な日なのです。
その試合のことはこの回から3週続くドーム大会の話で出てきます。これもメチャクチャおもしろいのでぜひご覧ください。
この大会は悔しい思い出として記憶してます。初めて新日本プロレスvs全日本プロレスが行われまして、ジャンボ鶴田選手が木村健悟選手と木戸修選手という実に新日本プロレスのレスラーらしいレスラーと絡みました。そりゃもう、ワクワクしました。
でも、この対抗戦の試合だけはテレビ中継なかったのです。全日本プロレスの人がテレビ朝日に映ったらダメだったのです。【ジャンピング・ニー】を貰っている木村選手の姿とか鶴田選手を【脇固め】で捕獲する木戸選手の勇姿を、後に出た週刊プロレスの増刊号を買って観た時はなぜ動いているのを見れないんだ〜と、とても悔しかったのです。
ずいぶん後になってからこの試合観ましたけど、想像していたほどは良い試合ではなかったですね。この試合だけはあの時にあの場所で観なければならなかったんだな〜と思いましたね。
で、北尾さん。デビュー戦はバッチリテレビで中継されました。こんな笑撃のデビュー戦はないでしょうね。どこを切り取ってもおもしろい、本当にすごい試合でした。対戦相手にも恵まれたと思います。
名人、クラッシャー・バンバン・ビガロ選手でしたからね。高校生だった僕は1発で北尾さんの虜になっちゃって、友達と一緒になって北尾さんのモノマネばっかりやってました。よくもまぁ、こんなにカッコ悪く仕上がったもんだと感心し、ここまで天賦の才能をムダにする人を知らないと驚きました。
ちなみにこの試合新日本プロレスワールドで観れます。
リングサイド席には骨法の堀辺正史さんがおられるし、
実況席にはゲストとして田代まさしさんがおられるというスゴい試合です。
今観ても最高でした。
SWSで八百長野郎!
笑撃のデビューの次はSWSでの活躍の話でした。
当時の僕は完全に週刊プロレスを信じ切っていましたから、SWSなんてクソだと思って観に行こうと思ったことがなかったのですが、今思えば一度くらいはしっかり試合を観れば良かったな〜と少しだけ後悔しております。
北尾さんは新日本をクビになって、天龍源一郎さんに拾われてSWSに行きます。そして、今度こそ改心してその恵まれた体を活かしたプロレスを見せてくれるに違いないと誰もが思ったはずです。
ところがどっこい、
レスラー側が言っちゃあいけねぇナンバーワンの言葉をガッツリ仰ってます。その前もなぜか目潰しをやろうとしたり、一体何がどうしたのかさっぱりわからない試合です。
当時は動画では観れませんで、週刊プロレスでは試合のレポートが観れなかったのかな?たしかこの試合のことは週刊ゴングで観た気がします。それでもやっぱりよくわからない。でも、この瞬間に北尾さんは、全プロレスファンから嫌われてしまう大ヒールになりました。
仕掛けられたのは北尾さんのほうだという説もありまして、なかなか味わい深いものになっています。
そして日本プロレス界屈指の大ヒールに成長した北尾さんがついにUWFインターのリングで高田さんと戦うということになるんですね。そして、スカッと高田さんにふっ飛ばされることになり、高田さんが大スターになった瞬間でした。
デビューから始まり、いや、その前のスポーツ冒険家という謎の職業の時からかな?SWSをクビになるまでが、実に見事にフリになっています。未だかつて、これほどの素晴らしいアングル(と言って良いのかしら)があったでしょうか。
当時は本気で北尾さんが嫌いでしたけど、今思うと本人が望んでそうなったのではないとは思いますが、素晴らしくおもしろい活躍でした。もう二度とこんなレスラー、出てきません。リアルタイムで体験できたことは僕の財産です。
そのおもしろさをまた蘇らせてくれた『有田と週刊プロレスと』エピソード14。まだご覧になっていない方はぜひご覧ください。あ、その前にアマゾンプライム会員にならないと観れませんが、こんなにオトクなものはないといろんな方がブログで書いてますので、損はありません。ぜひ、アマゾンプライム会員になってこのおもしろさを噛み締めていただきたいです。
それではまた。
ありがとう!