全てはプロレスである!

全てはプロレスである!

プロレスについての持論を展開しつつ、時々脱線するブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

一撃必殺:『喧嘩稼業』13 木多康昭 感想

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

今回もプロレスの話題ではございません。ご了承ください。

 

連載も時々なので、いつ単行本が出るのかと首を長くして待っていたのですが、ついに出ました。最新巻の13。

なぜか裏表紙の画像が使われているので、

喧嘩稼業 13

表紙の画像も載せておきます。こんな感じです。合気道の芝原剛盛です。帯がズレてました。すみません。

総合というより異種格闘技戦

このマンガのことを知らない方もおられるかも知れませんので、ちょっとだけどういうマンガなのかご説明します。

 

表紙のところにチラッと書いてありますが陰陽トーナメントというのが行われておりまして、それはいろんな格闘家がトーナメントで闘って誰がいちばん強いかを決めるというものです。

 

総合っぽいのですが、総合と違うのがそれぞれの選手がそれぞれのバックボーンの格闘技を全面に押し出して闘っているというところです。

 

表紙の下のほうには空手着のキャラが見えますが、つまり空手の人は空手のカッコで闘って、合気道の人は合気道のカッコで戦うんです。

 

総合というより異種格闘技戦という感じがボクは好きなんです。

 

総合なら、たとえば元々打撃系の選手でも打撃一辺倒ではなく関節技や投げも使ってきますが、ここに出てくる人たちは大抵バックボーンの格闘技の技術だけで勝負するわけです。

 

もちろん、ルール上打撃の人が投げちゃいけないとか極めちゃいけないというわけではないのですが、己が人生をかけて磨いてきたその格闘技の技術と誇りで勝負するというのに、ロマンを感じるのです。

攻めの空手 vs 守りの合気道?

今回は空手 vs 合気道の試合でした。

 

勝手なイメージですが、空手は自分からどんどん打撃を仕掛けていく格闘技で、合気道は自分から攻撃を仕掛けていくのではなく、相手の攻撃を利用して相手にダメージを与えるという格闘技だと思っていました。

 

だから攻めの空手と守りの合気道という図式であろうと思いながら読んでましたから、防御でどうやって空手を倒すんだろうと思っていたら、これが全く違いました。

 

合気道の芝原剛盛がガンガン攻撃を仕掛けるんですね。

 

空手の上杉均が一時、気を失うくらいにボコボコにされるんです。

 

合気道の技術だけでは1vs 1の勝負で勝てないと悟って、芝原が合気道の技術を活かすための技術(それが主に打撃)も習得して上杉を追い込むんですね。

 

追い込むのは上杉の役目かと思っていたのですが、全く逆だったので興奮しました。

 

しかも空手の技で「煉獄」という連打が出てくるんですが、それを合気道の芝原が上杉の「煉獄」をさばいて逆に「煉獄」を決めます。

 

おじいちゃん、カッコいい!

 

合気道の世界では天才と呼ばれるキャラなんですが、打撃においても天才的なセンスの見せました。

 

スポーツが出来る人ってどんなスポーツでもそこそこやれてしまうということはありますが、運動神経の良い人というのは、頭に描いた動作や自分の目で見た動作を自分の体で再現できる人のことだと思います。

 

飯伏幸太選手もそうなんだそうですね。

 

芝原もそういうタイプなんでしょうね。

一撃必殺

芝原にボコボコにされるんですが、上杉は倒れないんです。看板を背負ってるから倒れられないと。

 

こちらも負けず劣らずカッコいいですね〜。

 

何の看板かというと上杉が所属している空手の流派「進道塾」の看板ですね。門下生が全国にたくさんいるというメジャー空手道場です。

 

たぶんモデルは極真だと思います。

 

極真と言えば「一撃」というイメージがあります。

www.kyokushinkaikan.org

公式サイトでもでっかく「一撃」と入っております。

 

このマンガでは「煉獄」という連打が空手の秘儀として描かれていて、あまりにも良い技なのでこのマンガの主人公もパクってますし、芝原もパクって上杉を相手に使いました。

 

ただ考えてみると連打なわけですから、ポリシーの「一撃」とは相反するわけです。

 

しかし、ボコボコにされながらも、一時気を失いながらも、反撃の機会をじっと待ち、連打を打ち疲れて距離を取ったところを踏み込みます。

 

その渾身一撃と思われた目潰しをガードされ、掴まれてしまいます。合気道の人に掴まれたらそれは投げられてしまうということなのですが、投げの体制に入ったところで、本当の渾身の一撃がドン。

山本陸の一撃

※これは進道塾の立ち上げた山本陸というキャラなんですが、極真でいうところの大山倍達さんみたいなものでしょうか。

心臓の上からぶっ叩いて心臓を止めてしまうという「一撃」で芝原を倒してしまいました。

 

十中八九芝原の勝ちだと思っていたのに大逆転。耐えに耐えての大逆転はまさにベビーフェイスの勝ち方でした。

 

何しろ見た目がおじいちゃん感満載の芝原ですから、どちらかと言えば上杉がヒールになると思い、ボコボコにされて最後はぶん投げて勝つことを想像していたのですが、真逆でした。

 

マンガでこれほどの興奮を味わえるのはこれしかありません。

 

ま、他のマンガは知らないだけですがね。

 

途中何をやってるのかよくわからないことがあったりもしますが、ムチャクチャ面白いので是非お読み下さい。

 

それではまた。

ありがとう!