全てはプロレスである!

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何でもプロレスに絡めて語る雑記ブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

『KIMURA Vol.0』増田俊也 原田久仁信 読書感想文

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

プロレスファンとしては何とも複雑な気持ちになるマンガです。

まだ読んだことがないという方でも、その刺激的なタイトルを本屋さんで見かけたりして記憶の片隅にあるのではないでしょうか。そもそもはマンガではなく文字だけの本で出ています。

文庫版も出るくらいですから、そこそこ売れたんじゃないでしょうか。

あまりのインパクトにこりゃ読まなきゃとなったんですが、あまりの分厚さに尻込みしているうちにマンガ化されてホッと一安心といったところでしょうか。

KindleUnlimitedなら6巻までは読めます

今回取り上げている「Vol.0」を含めて『KIMURA』は6巻までKindleUnlimitedで読むことが出来ます。実は6巻まで読んでしまったので、7巻以降を買おうかどうしようか悩んでいるところです。

6巻までは木村政彦さんの子供の頃から大学生になるくらいまでの話です。たぶん7巻以降でついに無敵の強さを誇るようになるはずです。そして、6巻ではついに力道山さんも出てきます。これから二人の運命がどう絡んでいくのか、ワクワクさせるだけさせて6巻は終わるのです。こうなったらここから先は活字で読もうかな〜、このまま継続してマンガで読もうかな〜、と悩んでいるのです。

 

そこで出会ったのが「Vol.0」でした。普通マンガは1巻からあるんじゃないのかね?と思っていたので最初からキチンと読みたい派なので、気づかなかったことにちょっぴりショックを受けました。

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を書くきっかけ

実はこの「Vol.0」は著者の増田俊也さんが『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』をなぜ書いたのかを綴ったマンガなのです。

 

増田さんは柔道をやっておられた方で、最強の呼び声も高い木村政彦さんが力道山さんに負け、その後キツい人生を送り、評価も低いことに怒りを感じてこの本を書くことになったそうです。

 

プロレスラーの力道山さんが卑怯なことをして勝ったり、木村さんの汚名を晴らすためにそのお弟子さんである岩釣兼生さんが全日本プロレスでジャイアント馬場さんに対戦を要求するも、させてもらえなかった話などは柔道側から見ると何とも切ない話でした。

d.hatena.ne.jp

また、アントニオ猪木さんがウィレム・ルスカさんに勝った試合も柔道側から見ると屈辱であったことなど、そんなこと考えたこともなかったので、柔道をやってたらカチンと来るのかな〜と気が付きました。でも、ルスカさんも負けを飲んでるわけですし、あれはそんなに怒らなくても・・と思いました。あ、そういえば長州力さんがその著書の中で

www.loca-neo.com

ルスカさんが半端なく強かったって話をしてました。次元が違うとかなんとか言っていたような・・・。ムチャクチャ強かったのは間違いないみたいです。

 

こういうのを読むとこれまで柔道側がしんどい目ばっかり見てきたのかも知れないという気持ちになります。

中井祐樹さんの活躍

柔道の寝技を磨きに磨いて総合で活躍した中井祐樹さんの話が後半に出てきます。

それでやっと柔道側の溜飲が下がったような感じで終わっています。僕もこのマンガを読む前に他の本で読んで中井さんがジェラルド・ゴルドーに勝った話を知ってました。ゴルドーさんのサミングによって失明させられ、それでも勝っちゃったという中井さんは凄いな〜と思っていました。でも、中井さんは修斗の人だと思っていたので、実は柔道界の思いも背負って戦っていたとは知りませんでした。ま、増田さんがそう思っているだけなのかも知れませんがね。

小川 vs 橋本はどう思っているのだろう

力道山 vs 木村政彦では、そもそもプロレスをするつもりだった木村さんに対して、力道山さんが突如ガチを仕掛けて木村さんを潰したというのが事実であるとしたら、これと全く逆だった小川直也 vs 橋本真也の一線を増田さんはどう思ったのでしょう。

これを読み終えて一番最初に思ったのはそれでした。

 

もしかしたらすでにあの試合に関することもどこかで何か書いておられるかも知れませんが、柔道側から見るとあの試合はどういう受け止められ方をしたのでしょうか。気になります。

 

僕は前にも書いたかも知れませんが、ルールを破ってきた小川さんに対してどうこうよりも、仕掛けてきた小川さんに対応できなかった橋本さんに対して不甲斐なさを感じてしまいました。

 

増田さんもまた、なぜあんなに強い木村さんが負けたままで黙っていたのか、が気になって調べて本にしたので、僕が橋本さんに感じたのと同じ気持ちで本を書いただろうと思いました。

 

じゃあ、僕も『橋本真也はなぜ小川直也とOH砲ぶっ放したのか』というような本が書けたのかも知れません。

 

でも、もうすでに何人も本にしてるな〜と思ったら、今更何も書くことないな〜と気がついた次第です。

 

ここまで書いて、やっぱり僕は活字で続きを読もうかと思っています。分厚い本ですから、いつ読み終わるやらわかりませんが、読んでみようと思いました。なにしろ、僕はまだ「木村政彦がなぜ力道山を殺さなかったのか」を知り得てないからです。増田さんなりの結論を読みたい。読むしかありません。気になりますし。

 

読んだらまた感想を書きます。

 

それではまた。

ありがとう!