全てはプロレスである!

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何でもプロレスに絡めて語る雑記ブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

ズレまくった果ての名作「踊る猪木御殿」@『有田と週刊プロレスと3』エピソード15

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

いいタイミングで観れました。なにしろアントニオ猪木さんの本を読んだ直後で、猪木さんのムチャクチャさを存分に味わったところでしたから、余計に楽しめたと思います。

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今週のテーマはご存知「猪木問答」です。有田哲平さんは「踊る猪木御殿」と呼んでました。

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ホントに何回観ても面白いです。

蝶野さんが気の毒

残念ながら僕はリアルタイムでこの事件を観ていません。完全にプロレスを観なくなった時期に起こった出来事でした。これに関して何も語ることが出来ません。これを語るには、ここに至るまでの経緯とか、その後にここからつながる出来事も知っておかないとダメでしょうね。よって、有田さんの解説によって知っての感想となりますので、トンチンカンなことを書いてしまうかも知れませんが、ご了承下さい。

 

この頃は、最初にマイクを向けられた中西学選手が言っているように、武藤敬司選手が何人か引き連れてゴソッと全日本プロレスに移ったところで、本で読んだり、有田さんの話を聞いた感じでは、中西選手が怒るようなことを武藤選手がやったような気がしないんです。

 

新日本プロレスにおいては、蝶野さんが猪木さんを神と呼んでいるくらいですから、誰も逆らえない状況だったんでしょう。プロレスで自分の地位を確立して、これからもプロレスで飯を食っていきたい武藤選手としては、このときの新日本プロレスでは落ち着いてプロレスができないと思ったんだから、移籍は当然のことではないかと思います。

 

アマチュアスポーツの経験者である坂口征二さんや長州力さんが総合格闘技にプロレスラーが出ることを善しとしていなかったそうですが、プロレスの技術と総合格闘技の技術は全然違うものであるとわかっていたということなんでしょう。

 

ならば中西選手や永田選手もきっと同じように考えていたんじゃないでしょうか。でも、彼らは総合やK-1のリングに上がることになってしまい、恥をかくことになってしまいました。猪木さんに抗えなかったために、自分のプロレスラーとしての商品価値を落とす羽目になったのです。そうならないためには武藤選手のように猪木さんの手の届かないところに行くしかなかったのです。

 

そう思うと、中西選手が武藤選手に対して怒っているのは、自分が武藤選手に誘ってもらえなかったからなんじゃないかと思ってしまいます。武藤選手についていった選手がみんな誘われたから行ったわけでもないとは思いますけどね。

 

そこで蝶野さんが、新日本プロレスはプロレスをやる会社だから普通にプロレスをやりたいし、後輩たちだってプロレスが好きで新日本プロレスに入ってきたのに、総合格闘技をやらされたんじゃたまらんだろう、と思って逃げられないリング上に猪木さんを呼んで、もう総合に俺たちを巻き込むのはやめてくれと言おうとしたのが、この「踊る猪木御殿」になっちゃったんじゃないでしょうか。

 

マイク向けられた選手たちが、1人くらいは猪木さんに向かって「お前がいるからプロレスが出来ねぇんだよ、コノヤロー」とぶち上げるのを、もしかしたら蝶野さんは期待したのかも知れません。でも、ハッキリとは誰も言えませんでした。

www.pwanalysis.com

「踊る猪木御殿」が繰り広げられたのが2002年の2月1日の札幌大会です。どんどん新日本プロレスの売上が落ちこんでいったときです。落ち込みのスタートはもう少し前なんですが、とくに2003年から2005年の落ち方は強烈です。もしもこの時誰かが猪木さんを襲ったりして、猪木さんの排除が早く進んでいれば、こんなに落ち込まずに済んだかも知れないな〜と思います。蝶野さんもどんどん落ち込んでいるのはわかっておられたと思うので、ここで何とかしなかればと猪木さんをリングに呼び込んだけども失敗となって、実に悔しかったと思います。猪木さんのほうが役者が一枚上ということでしょうか。本当に気の毒に思えます。

猪木さんにしても予想外の展開だったのかも

逆に猪木さんは、新日本プロレスのレスラーならば総合に出たいっすって言い出す選手がゴロゴロいるに違いないと思っていたんじゃないでしょうか。何しろキング・オブ・スポーツですから、プロレスより強い格闘技なんてあって良いわけないんです。グレイシーでもなんでも新日本プロレスのリングにあげて倒しましょうと、みんなが言ってくれるんじゃないかって考えてたんじゃないでしょうか。

 

でも実際は、選手の皆さんは冷静でした。いま自分たちがやっているプロレスの練習では総合で結果を出すことが出来ないし、そもそも総合とプロレスはぜんぜん違うものなんだから、総合が盛り上がろうが別に関係ないんじゃないの?オレたちはオレたちでプロレスをしっかりやっていけば良いんじゃないの?って思っている人が多かったんじゃないでしょうか。

 

猪木さんが選手の皆さんに、何に怒っているのかを聞いています。そこでプロレスラーが弱いと思わている現状に怒っているとか、PRIDEに対して新日本プロレスが先頭になって耕してきた畑を荒らしやがってと怒っているとか、そういう怒りを引き出して、よしみんなで総合に行って、あいつらをボコボコにしてやろうぜってな流れを想像していたんじゃないでしょうか。

 

でも、中西選手は武藤選手に怒り、永田選手は会社の上の人間全員に怒っていると言うのです。困ったでしょうね。マイクを向けるヤツ向けるヤツがことごとく総合でやらしてくださいと言わないんですから、猪木さんもあんなテンションになっちゃって、あんな妙なまとめ方をやってしまったんでしょう。

 

猪木さんと選手たちの間に、認識や考え方がズレまくっていたのが、この後世に受け継がれる「踊る猪木御殿」に仕上がったんだと思いました。もう二度と、ここまで変なことは起こらないんじゃないでしょうか。

有田とレスラーと7つのヒント

最後に今週のクイズの話を。今回は答えが渕正信選手と、スコット・ノートン選手だったんですが、有田さんと同じタイミングで渕選手は答えられましたが、ノートン選手は全然わかりませんでした。

 

また、有田さんには勝てませんでした。悔しい。このクイズ、楽しいのでずっと続けて欲しいです。

 

それではまた。

ありがとう!