元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
現在、雑誌は楽天マガジンで読んでおります。
でも、今回は楽天マガジンに出てくる前に本屋さんに行ってこちらを買いました。
こんな表紙見せらたら、そりゃ買わなしゃあないです。
とりあえずアントニオ猪木さんとオカダ・カズチカ選手の対談を読んでから、楽天マガジンでもどんな感じかと思ってみてみたら、肝心の猪木 vs オカダがありません。ビックリしました。
サブスクリプションで読んでても買うべきときは買わなければいけないということです。
ということで、その猪木 vs オカダの感想を書きます。
先に結論から書きますと最高でした。猪木さんと真っ向勝負やれるのは現役ではオカダ選手しかいないとすら思わせるものでした。
全新日ファンは買うべき雑誌です。
「失礼ですけど」で踏み込むオカダ
オカダ選手は猪木さんの現役時代はもちろん、たぶん練習を見てもらったということもないでしょうから、全然威圧されていないのが面白かったです。
たぶん、いちばん有名な新日のOBくらいの感覚なんじゃないでしょうか。
かつて選挙活動中の猪木さんを目の前にして、1ミリも動けなくなってしまったことのあるボクからしたら「今喋ってるのは神様なんだぞ、わかってんのか、おい!」と言いたくなりました。
その猪木さんに全然ビビってないことがこの対談を面白くしています。
オカダ選手は「失礼」という言葉を使いながら、普通なら聴きにくいことや言いにくいことを猪木さんにぶつけていきます。
2月、オカダ選手はリング上で突如猪木さんの名前を叫びました。そのことを聞かれて
すごく失礼な話なんですけど、猪木さんに対してアレルギーがある人が新日本内にはいると思いまして。
と答えています。
つまり、会社の人に普通に猪木さんに会いたいと言っても、会社の中には猪木アレルギーの人がいるからカンタンに事が運ばないから、リング上で言っちゃったということなんです。
猪木さんの前で新日には猪木アレルギーあると言い切ったわけです。さすがオカダ!と思っちゃいました。
勉強のために猪木さんの試合も何試合か観ているオカダ選手。最も印象に残った試合として藤波辰巳選手とのフルタイムドローの試合をあげてまして、その試合のどんなところが印象に残ったのかと聞かれて、
やはり猪木さんの表情ですね。こんなことを言うのと失礼ですけど・・・・・技は少ないですよね(笑)。
と答えています。
これは技は少ないけど、表情や目つきだけでお客さんを惹きつけているのはすごいと話なんですが、わざわざ「失礼ですけど」をつけるということは、今のプロレスより楽なことやってますよね?と言いたげな感じで良いです。
さらに猪木さんが批判を恐れたらダメだよという話を聞いて
失礼ですけど、猪木さんもどっちかと言えば賛否両論が多い・・・・・。
あんた、批判されることメチャクチャ多かったよね?とでも言いたげな返しをします。
対談のほとんどは、猪木さんからオレには命がけでプロレスを守ってきたという自負がある、お前らの若い奴らにはそこまでの気概があるのか?というような攻撃されて、オカダ選手はそれをしっかり受け止めて反撃というような展開でした。
一切逃げません。
「失礼ですけど」を使って猪木さんに踏み込む姿は、実に頼もしかったです。猪木さんもそんな後輩が現れたことを嬉しく思っているんじゃないでしょうか。
闘魂衰えず
すっかりおじいちゃん感が出ている猪木さんですが、言葉の端々からまだまだ闘魂が衰えてないことを感じることが出来たのも嬉しかったです。
未だにプロレスと言えば猪木さんの名前が上がるので、そこを塗り替えたいというオカダ選手に対して
俺の名前を消したいんだろ?(笑)。
と切り替えします。ゾクゾクしますね。さすがに消したいとは言えないオカダ選手に対してさらに
でも、俺が消えるとジャイアント馬場の名前も消えちゃうからな(笑)。
一流のアントンジョークを重ねます。ここでも生涯のライバルであるジャイアント馬場さんの名前を出すところにシビレました。
またオカダ選手の「猪木さんを超えたい」発言に対してどう思うかと聞かれて
ムフフフ。遠慮すっこたあねえよ。
不敵な笑みを浮かべながら(たぶん)やれるもんならやってみろと返したわけです。
ナウリーダー vs ニューリーダーの時とか、飛龍革命の時を思い起こさせました。
やっぱり猪木さんはいつまでもボクらの大好きな猪木さんなんだな〜と思いました。
ボクは否でありたい
オカダ選手の発言でボクが印象的だったのは、
今の新日本には「賛」しかない、「否」の部分が足りないんじゃないか、と。「賛」しかないのは、ファンの人に媚びてしまった結果なのかもしれないですし。
という部分です。
先日、小島聡選手に失礼なことをリプしたファンがいたそうですが、今は直接選手に何でも言えてしまうので、言っていいこと悪いことの線引きをちゃんとしておかないといけませんが、出来ない人が結構いるみたいです。
でも、ファンだからと言って、プロレスの何もかもを全肯定しなければならないとは全く思いません。
賛否があって当たり前なんです。
だから、ボクはダメだと思ったことはこれからもガンガン書いていきます。トンチンカンな批判をしてまうような時もあるかも知れませんが、間違えたらちゃんとしっかり謝罪します。
貶したり蔑めたりしたくて批判してるわけではありません。もっともっとプロレスが盛り上がって欲しいから批判するのです。
オカダ選手が「否」の必要性を語ってくれたのは本当に嬉しかったですし、プロレス界全体のことを考えている人であることもわかりました。
ありがとうございます。素晴らしい対談でした。
それではまた。
ありがとう!