全てはプロレスである!

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何でもプロレスに絡めて語る雑記ブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

だから全日本プロレスは嫌いだった@『味のプロレス 王道編』アカツキ 読書感想文

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

「闘魂編」に続き、「王道編」も買いました。いや、買わずにはいられません。

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なぜか台風24号が近所を通過中にこの本が発売されたことを思い出して、慌てて注文しました。

 

「闘魂編」は新日本プロレス系のレスラーのエピソードで、今回の「王道編」は全日本プロレス系のレスラーのエピソードで綴られております。

同じ人が描いた同じプロレスラーのマンガであるにもかかわらず、全く逆方向の感情を持ちました。

 

「闘魂編」には僕が昔から新日本プロレスが好きだった理由が詰まっていました。そうそうこう言うところが面白いとか、こういうところがカッコいいとか、子供の頃に憧れていた感情がよみがえってきて、笑いながらも熱くなっていました。

 

ところがこちらは逆で昔の全日本プロレスが嫌いだった理由が詰め込まれていました。もちろん、笑いながら読んでいるんですが、いちいちこういうのが大っ嫌いだったな〜と思い出し、今ならそれを「味」を捉える心の余裕が出てきたなと実感してました。46にもなってなんですが、僕もすっかり大人になりました。

天龍・三沢のエピソード

嫌いだった全日系のレスラーですが、その中でも好きだった天龍源一郎さんと三沢光晴さんのエピソードはやっぱりいちいち好きでした。何が面白いって二人共終始一貫して同じ系のエピソードばかりで、話が偏っているところです。

 

天龍さんの場合は、金払いの良さ、太っ腹ぶりがマンガになってます。中には最近の天龍さんらしいガサガサ声に関するエピソードもありますが、大半はいい話が多いです。直接あったことはないけど、こんな人が先輩だったり上司だったりしたらついて行っちゃうし、困ってたら今度(知り合いだったら先に自分が世話になっているはず)は自分が助けようと思うだろうな〜と思いました。

天龍さんの引退試合があんな豪華になったのも天龍さんの人柄の良さが出ていたように思わせました。

 

また三沢さんのエピソードはエロ系オンリー。プロレスラーとしてももちろん素晴らしかったんですが、このエピソードの数々を読んで惜しい人を亡くしたんだな〜と笑いながらもしみじみとしてしまいました。

 

きっと橋本真也さんとは違って、三沢さんについて書かれた本はカッコいいほうの三沢さんにクローズアップされているでしょうが、こういう面白い三沢さんにクローズアップした本も出して欲しいですね。

出てたらごめんなさい。

ウルトラセブンのガッカリ感

表紙をめくるといきなり出てくるのがウルトラセブン選手です。

こっちのウルトラセブンじゃなくて、プロレスラーのほうです。

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これもまた僕にとっては「だから全日本プロレスは嫌いだった」でした。

 

ウルトラセブン選手の試合は観たことがないんですけど、当時覆面レスラーはタイガーマスク出現以降は問答無用でカッコいいものだったのです。ザ・コブラだって見た感じはスラッとしてカッコいいですしね。

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ところがこのウルトラセブン選手はただの中年のおっさんにしか見えませんでした。「こんなおっさん、銭湯に行ったら死ぬほど見るやんけ。なんでこんなおっさんがウルトラセブンなんて名乗って、プロレスしてんねん、ボケ!セブンに謝れ!」と僕はずっと思ってました。

 

というか、全日本プロレスの多くの選手はみんなあんこ型で、とにかくカッコ悪かったのです。最初のページでこれを提示された時に、大好きだった新日本プロレスの「闘魂編」とは逆に大嫌いだった全日本プロレスをマンガしたものだなと予感しました。

 

結局そのとおりに展開されていくのです。

馬場・鶴田のエピソード

その大嫌いが集約されているのがジャイアント馬場さんとジャンボ鶴田さんのエピソードでした。どういうものだったかはマンガを読んでもらうとして、全部おなじみの話ではあるんですが、久しぶりに思い出しまして、あの時苦々しく思っていた感情がよみがえってきました。

 

馬場さんや鶴田さんのファンには申し訳ないですけど、当時は「こいつらがいるからプロレスラーはバカにされるんじゃい!」とすら思ってました。どんなにアントニオ猪木さんや長州力さんが必死に戦っても、この二人を例にプロレスをバカにされたら、何の反論もできなくてつらかった思い出がどんどん溢れてきました。

 

同じプロレスファンでも馬場ファンとか鶴田ファンを名乗る人も嫌いで、「あんたらが応援するからあかんねん!」とそんなことでどこぞのプロレスファンとケンカになったことをも思い出しました。

 

ファン同士で言い合いになっているのをTwitterなんかで見ますけど、今はこれもプロレスだし、あれもプロレスだよ、みんなプロレスが好きなんだから良いじゃないか、仲良くしようよ、って思うんですけど、ね。冒頭にも書いた通り大人になったということなんですけど、もうプロレスでそんなに熱くなることはないのかな〜と思うとちょっと寂しい気もしました。

 

帯には「天龍源一郎氏大絶賛!!」と書いてあります。僕も絶賛です。昔のプロレスを知っている人も知らない人も是非とも読んで欲しいマンガです。

 

メッチャ楽しめました。

 

それではまた。

ありがとう!