元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
珍しくドラマを全話イッキ見しました。
Amazonプライムビデオでの鑑賞です。
2006年の夏に放送されていたドラマですので、もう11年も前の作品なのですが携帯がスマホじゃない以外は大して今と違っていないので古さを感じさせないドラマでした。
高知東生さんが出ておられるため、地上波で再放送の時は高知さんが出てるところだけカットされているそうですが、
Amazonプライムビデオならしっかり高知さんの勇姿も観られます。
高知さんのシーンのカットすることは、このドラマのおもしろさをかなりカットすることになってしまうと思うので、観られるならカットされていないバージョンをオススメします。
主人公が自分と似ていた
リアルタイムでもこのドラマを観ていたのですが、ほぼほぼ覚えてませんでしたのでかなり新鮮な気持ちで見ることが出来ました。ただ、主人公を含めメインのキャラクター全員が自分より年下という状況になってしまったことに時の流れを猛烈に感じます。
結婚するしないの話が遠い過去になったんですな。
主人公は高収入・高身長・高学歴といういわゆる3高なのですが、理屈っぽく社交性のない性格が仇となって結婚できない(本人曰く結婚できないのではなく、結婚しない)状況なのです。
その性格ゆえに毎回毎回様々トラブルが発生するという内容です。
主人公の言葉はいつも正論ではあるのですが、もうちょっと言い方ってもんがあるだろ?と思わせます。そりゃトラブルになるよ、バカなのか、と思うのですが、なんだろ、妙に親近感があるのです。
あ、チョイチョイ自分もこういうものの言い方してるわ。
主人公ほど何でも口には出していないものの、同じようなことを考えたな〜と思う場面が多々あり、それでしかも自分には高収入も高身長も高学歴もないのですから、ムチャクチャです。ただただ反省させられました。
いや〜よく結婚できたものだ。妻に感謝。
主人公の行動が変じゃない
主人公がなんでも1人でやってしまうのですが、それが奇妙な生態であるとドラマでは紹介されています。
その代表格が一人焼肉なわけですが、近頃は女性でも一人焼肉をする方もおられます。
お一人様行動については、リアルタイム時でもなんにもおかしいとは思ってませんでした。僕は昔から1人で行動することに違和感がなかったのです。一人焼肉についても20代の頃からやっていた(もっとも結婚してからは1人で焼肉することはなくなりましたが)ので、そんなに変なことか?と思ってました。
もちろん、女性が一人でも特に変だとは全然思いません。1人のほうが気楽ですもの。
当時は変な行動だと揶揄されていたのですが、ついに時代が追いついて追い抜いていったのです。今見るとむしろ普通です。
多くの人が変だと思うからドラマとして成立していたわけですが、こうして1人であっても好奇の目にさらされることのない時代になったことは良いことなんじゃないでしょうか。
むしろ今ドラマになるのは、なんでも2人じゃないと出来ないというカップルや夫婦が主人公のドラマだったりするかも知れません。
時代は回るのです。
結局結婚してない
タイトルが『結婚できない男』ですから、出来ない理由を散々放った挙句についに結婚できたとなると、変わった人でもちゃんと自分のことを見てくれる人がいる、だから人間誰しもひとりじゃないのよ、と気持ちよく終われます。
でも、実は結婚までは描かれていません。
夏川結衣さん演ずるヒロインと主人公はず〜っと衝突し倒します。
こんなキレイな人だったら、僕なら全ておっしゃる通りですとなりますね。
最後の最後まで衝突し続けて終盤やっと付き合うことになったかもしれないという感じで終わるのです。
そう、つまり結婚できない状況はまだ続いたままなのです。
このオチがモヤモヤしました。
これが『彼女が出来ない男』というタイトルだったら、何の問題もないわけですけども、『結婚できない男』ですから付き合って結婚まで行く過程も描いて欲しかったな〜と思わずには要られません。
だって、こんな偏屈なオッサンですもの、結婚に行くまでもうひと悶着ふた悶着あるでしょう。なんだったら結婚にまで行かないかも知れません。さらに笑えたはずなので、もったいないです。
国仲涼子さん演じるもう一人のヒロインが、なかなかしんどい性格でしてこの人がいるおかげで夏川結衣さん演じるヒロインが引き立ってました。主人公の性格の悪さばかりがクローズアップされますが、このドラマの中で一番性格が悪いのは国仲涼子さん演じるもう一人のヒロインです。
また、高知東生さんと共演シーンはないのですが高島礼子さんが出ておられるところもポイントです。
おもしろいドラマですので、ぜひご覧下さい。
それではまた。
ありがとう!