元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。アップが遅くなりましてすみません。
いよいよ明日『DESTRRUCTION in KOBE』でございます。3年くらい前はライブ観戦していたのですが、去年も今年も最初から行く気にならなかった大会です。なぜでしょう?
去年は行ったほうが良かったかな〜と、
ちょっとだけ後悔しましたが、今年はそんな事件が起きるのでしょうか。
メインのインターコンチ戦に関しましては明日、予想を書きます。今回はセミファイナルのスペシャルシングルマッチ・後藤洋央紀 vs 鷹木信悟の予想をします。
後藤選手がジュニアに負けたのでリマッチ
この試合が組まれたのは、そもそも後藤選手がジュニアの選手であった鷹木選手に負けたことが発端です。
G1で鷹木選手が勝ったのは、後藤選手以外は石井智宏選手、矢野通選手、タイチ選手です。
矢野選手は真っ向勝負しないので、勝ってもおかしくないですし、石井選手、タイチ選手は体格的に鷹木選手と大差(タイチ選手はずいぶん大きくなったイメージですが、ちょっと前までジュニア選手でしたし)ありませんから、やっぱり勝ってもおかしくありません。
でも、後藤選手だけはサイズ的にもファイトスタイル的にも、鷹木選手的には勝ちづらい相手だったのです。なのに、勝ってしまいました。
ということで、今回の試合は、後藤選手に星を取り返すチャンスが与えられたということです。YOSHI-HASHI選手同様、結果を残してないのに高待遇です。
発端になったG1の試合はどういう感じだったかをまず振り返ってみます。
唯一成功したかと思われたLA DOJOダイエットも、ジュニア選手で体格的に劣るはずの鷹木選手にラリアットの打ち合いからして力負けしてしまい失敗に見えましたし、昇天は出せずに逆にメイド・イン・ジャパンで担ぎ上げられてしまうし、不甲斐ない内容でした。
この不甲斐なさでは、勝った鷹木選手に申し訳ないくらいの内容でした。
神戸ではせめて五分の闘いを繰り広げないと、今後の選手生命にも関わるヒジョ〜にマズい事態になりかねません。
ここ3試合を振り返る
この試合の前哨戦となる鹿児島の『DESTRUCTION』以降の3大会を振り返ってみます。
9.18 松江大会
CHAOS vs ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの6人タッグマッチです。
両国大会のIWGPヘビー級戦の前哨戦も込みでしょうね。
EVIL選手がロッキー選手にスコーピオン・デスロックで勝ってます。ここで注目なのは、試合後の鷹木選手のコメントに出てくる言葉です。
鷹木「オイ、見たか? 見たか? 試合後の後藤の姿を見たか? 若手に両肩を借りて、まともに歩けてねえじゃないか。鷹木式GTR(を食らって)。だが、何が面白いかって、今日出した鷹木式GTRは、未完成なんだよ。そして、昨日のOFFで、俺はひらめいたぜ。完全にひらめいたぜ。鷹木式GTR、完成した。それを神戸(9.22)で出すか、もしかしたら、明日(9.19鳥取)出すかもしれんな。それはすべて、後藤次第だ。面白くなってきたぞ!」
これだけのコメントの中に3回も出てくる「鷹木式GTR」 です。
このところ連呼しておりますが、9.12の大阪大会から使用された新技?です。いわゆる裏GTRなんですが、これを「鷹木式GTR」と呼びます。
※この写真は大阪大会のものです。後藤選手の目の前でこれ見よがしに繰り出しています。
GTRを鷹木選手が使ったから「鷹木式GTR」と呼ぶのではなく、裏GTRを「鷹木式GTR」と呼ぶ当たりにセンスを感じてしまいます。後藤選手と鷹木選手は裏と表の関係であると暗に言っているようにも思えます。
しかも、未完成バージョンだと言うんですから、まいります。
未完成の技を繰り出すというのは、『キン肉マン』のマッスル・スパークを思い出します。
神戸では完成版が観られるんじゃないかというワクワク感を引き出すことに成功しています。
コメント勝負では完全に鷹木選手です。言葉では鷹木選手に勝てる選手はそうそういない上に、後藤選手は逆に言葉での闘いを苦手にしていますから、仕方がないと言えば仕方がないのですが、もう少しどうにかして欲しいものです。
9.19 鳥取大会
続きまして鳥取大会です。
こちらは後藤選手がGTRでBUSHI選手を仕留めています。
この日は残念ながら「鷹木式GTR」は不発に終わりました。後藤選手の試合後のコメントは
後藤「昨日の試合で、お前のパクリ技が強烈なのはわかったぜ。改めて、自分の技の凄さを体感したよ。だが、祝い酒は手配済みなんだよ! しっかり勝って、祝杯を挙げます」
でした。勝敗をイーブンに戻すだけなのに、祝杯挙げてどうする?と思わせるところが実に後藤選手らしいコメントでした。
かたや鷹木選手は敗戦したにもかかわらずコメントを残しています。
鷹木「後藤、さすがだな、後藤。間違いなく強ぇよ。間違いなく強い。最後、お前のGTRを、目の前で見させてもらった。強烈そうだな。確かに強烈そうだな! だが、これだけはハッキリ言っとくぞ。目の前で見た俺が言うんだから間違いねえ! 後藤のGTRよりも、俺の完成した鷹木式GTRの方が強烈だからな。その完成版の鷹木式GTRを、神戸(9.22)でお前に食らわして、このスペシャルシングルマッチは、必ず俺が勝つ……」
GTR合戦を注目するようにと、ここでもしっかりアピール。上手いですね。
わかりやすい試合にしたことで、後藤選手もずいぶん試合を作るのが楽になったのではないでしょうか。
9.20 京都大会
ここで事件です。最後の前哨戦になるかと思われた京都大会では
後藤 vs 鷹木の前哨戦は組まれませんでした。なんでこんなことになっているのでしょうか。もちろん、両者ともノーコメントです。会社はそんなに盛り上げる気がないということでしょうか。
後藤選手の今後を占う一戦
ということで、勝敗予想はまず間違いなく後藤選手が勝ちです。このパターンで以前ジェイ選手に勝つだろうと思ったら負けちゃって、G1まで引っ張ったということもありました。
でも、ジェイ選手は前IWGPヘビー級王者で、元IWGPインターコンチ王者でもありましたので仕方がない部分もありましたが、今回はシングルではベルトを巻いたことがない鷹木選手相手ですから、連敗というのはさすがにしんどいです。
もしも、ここでまた後藤選手が負けるようなことがあったら、打倒ジェイ・ホワイトをかかげて挑んだG1で勝利したことも、LA DOJOダイエットも全部無駄となってしまいます。
もうヘビー級には居場所がなくなってしまいますので、さらにダイエットを推し進めてジュニアに転向するしかなくなります。ロッポンギ3Kがタッグではありますがヘビー級のほうに来るみたいなので、日本人のジュニア選手が手薄になるので、それはそれで良いかも知れません。
でも、本人がそれを飲まないでしょう。どこかでまだ、いつかIWGPヘビー級のベルトを巻いていやろうと考えていることでしょう。ならば、ここは絶対にスベッてはいけない試合になります。
そして、勝つより何より、内容的に鷹木選手を圧倒しないとヤバいのです。
「鷹木式GTR」を完封するだけでなく、メイド・イン・ジャパンも熨斗紙もことごとく潰して、昇天、裏昇天、牛殺し、牛殺し式GTR、と鷹木選手をホイホイ担いでヘビー級を身体のサイズ感の差を見せつけてやらないといけません。ここまでやって、やっとこさイーブンというイメージです。
勝っても、インパクトを鷹木選手に取られたのでは負けたことになるのです。
そこで僕の予想をさらに進めますと、後藤選手は勝つには勝つけど、インパクトは獲られてしまい、どっちが勝者かサッパリわからないという結末を迎えるとします。
ただ勝つだけではアウトという大きなプレッシャーに押し潰されて、なんとか勝つのが精一杯ではないでしょうか。
生え抜きの選手に頑張ってほしいという気持ちもありますが、どうせ推すなら鷹木選手を推すほうがリング上は面白くなります。後藤選手がどれかのベルトに絡んでもこれまでと大差ないでしょうが、鷹木選手はどのベルトに絡んでも新鮮ですし、試合も面白くなるでしょう。
考えれば考えるほどに、後藤選手には厳しいシチュエーションです。そして、厳しい状況に置かれていることに本人が1番気がついていない感じなのがまたキツいです。
この試合内容が今後の後藤選手を占う一戦になります。レスラー人生を左右すると言っても良いでしょう。後藤選手が好きでしたから、ここはマジで踏ん張って欲しいです。本気出せ!
それではまた。
ありがとう!