全てはプロレスである!

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プロレスについての持論を展開しつつ、時々脱線するブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

棚橋、最終章の始まり:8.29 SUMMER STRUGGLE in JINGU 観戦記2

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

今回はIWGPタッグ選手権試合の感想です。

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昨日のメインの感想ではディック東郷選手のテーピングを見て、こりゃ内藤哲也選手が勝つなと思ってみていたら、本当に勝っちゃったというようなことを書きましたが、セミファイナルのこちらは全く逆でした。

 

こりゃゴールデン☆エースが勝つなと思ってたら、負けちゃったのです。

 

棚橋弘至&飯伏幸太 vs タイチ&ザック・セイバーJr.は、今大会のどのカードより長くストーリーを紡いできました。

 

2月21日にゴールデン☆エースがIWGPタッグを戴冠した直後にタイチ&ザックが襲ってスタートしたのですから、足掛け半年のロングランです。途中3ヶ月ほどコロナで空きますけどね。

ゴールデン☆エースを襲うタイチ&ザック・セイバーJr.

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

このストーリーは、コンディション的にIWGPヘビー戦線ではもうキツくなってきた新日本プロレスの功労者である棚橋選手の救済企画であると考えておりました。

 

ゆえにNEW JAPAN CUPで、タイチ選手にゴールデン☆エースが立て続けに破れたのも、棚橋選手と飯伏選手の関係悪化でゴールデン☆エース存続の危機に陥るのも、この大会場でのビッグマッチにおいてチャンピオンに返り咲くためのスパイスであると、考えていました。

 

棚橋選手が少しくらい動けなくても、トップ戦線にい続けることに意味があると新日は考えているんだろうな〜と思っていました。

 

ところが違いました。

ゴールデン☆エースの連携が冴えていた

棚橋選手の調子が急上がってきて、近年稀に見る軽やかな動きを見せていたので、これならタッグチャンピオンとして活躍しても問題ないと思えてきたところでした。

 

今まで散々もうトップ戦線から撤退したら良いのに的なことを書いてごめんなさい、トップにふさわしいコンディションに戻すことが出来るからこそエース、だからこの新日をV字回復させたのだ、ボクの見立て違いでした、本当にごめんなさい、という気持ちになりました。

 

試合開始ほどなくして、強烈なタイチ選手のデンジャラス・バックドロップが炸裂したりして一時的に流れがストップしたりはしましたが、流れは完全にゴールデン☆エースのもので、着々とチャンピオンに返り咲く準備を重ねているように見えました。

 

ダメなときのゴールデン☆エースは棚橋選手が一方的に攻められまくり、飯伏選手が少し攻め返し、また棚橋選手が捕まるという感じで、タッグの醍醐味である連携や合体での攻撃が極端になくなってました。

 

ところがこの試合では連携や合体が冴えていました。

ゴールデン☆エースの因果応報

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

その最たるものが棚橋選手が命名した「因果応報」です。

 

このところ、棚橋選手のヒザが狙われて戦闘不能に陥るシーンばかりを見せられてきましたが、思えば棚橋選手こそヒザ殺しのスペシャリスト、ヒザ殺しの四十八手を熟知している選手なのですから、この技なんてむしろ食らう側ではなく、食らわす側であるべき技なのです。

 

ゴールデンブレイドがタイチ&ザックの2人共に炸裂したときには、完全にゴールデン☆エースの勝ちだと思ってしまいました。

ゴールデン☆エースのゴールデンブレイド

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

棚橋選手はまだまだトップ戦線で活躍するということなんだ、新日はそれを選択したんだ、と思いました。

 

考えてみれば世代交代というのは、これまでもなかなか出来ないものでした。

 

試合でしっかり世代交代が出来たことなんてほぼないんじゃないでしょうか。だから、棚橋選手が選挙に立候補するとかで試合に出られないということがあって初めて世代交代はなされるんだろうと思えてきました。

大逆転の防衛劇

ところがどっこい。フィニッシュのハイフライフローをかわされてしまいます。

棚橋弘至のハイフライフロー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これまで何度も棚橋選手のハイフライフローを見てきましたが、こりゃ炸裂するな、こりゃかわされるな、という予感はほぼほぼ当たってたました。

 

このときは「はい、ハイフライフローでおしまい!」という予感がしてました。

 

だって「因果応報」に「ゴールデンブレイド」に「ハイフライアタック」と立て続けてもらっているんだもの、かわせるはずがないと。

 

それをザック選手はあっさりかわしてしまうのです。

 

すると、直前に飯伏選手がしっかりプランチャまで炸裂させて動けなくしていたはずのタイチ選手がいつの間にかリングに上がってきて、

タイチ&ザック・セイバーJr.のザック・メフィスト

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

あっという間にザックメフィスト。あっという間に3カウントが数えられてしまったのですからビックリです。

 

ずっと棚橋選手が鈍くさくて、飯伏選手に迷惑を掛けるからゴールデン☆エースは勝てないというイメージでしたが、この時ばかりは飯伏選手は何をやってんだ?と思ってしまいました。

 

いや、むしろこれまでも飯伏選手の立ち回りがもう少し上手だったら、棚橋選手が無様な姿を晒すこともなかったんじゃないかとすら思えてきました。

 

ゴールデン☆エースの弱点は飯伏選手のほうなんじゃないかと、負けたのは棚橋選手なのに、そう思わせる敗戦でした。

 

しかも、今回は大して棚橋選手のヒザを狙われてないのに負けちゃったんです。

 

棚橋選手はヒザが悪いから負けてしまうというのが前提で、もしも仮に棚橋選手のヒザが全く悪くなければ、棚橋選手は今でもIWGPヘビーのチャンピオンに君臨しているに違いないとの見方は、多くのファンの中に共通していることなのではないでしょうか。

 

逆に言えば、ヒザさえ狙わなければ、棚橋選手は無敵なのです。

 

なのに、ザックメフィスト1発。見事な大逆転の防衛撃にこの日いちばんシビレました。

最終章の始まり

棚橋選手がこの負けを飲んだということは、ついに棚橋選手の最終章が始まるということなのではないでしょうか。

 

また、ゼロからゴールデン☆エースで頑張れば良いじゃないかと、いや、頑張って欲しいと思うファンもたくさんおられるでしょうが「IWGPを狙えなくなったら引退だ」というようなことをおっしゃっていたので、これは店じまいを始める決意をなさったのではないでしょうな。

 

今すぐに辞めるってことはないでしょうけども、少しずつトップ戦線からは引いていく決意こそ、この敗戦なんだと思います。

 

ボロボロになるまで、完全に動けなくなるまでリングにしがみつくのも良いのかも知れませんが、棚橋選手には晩節を汚すような真似はしてほしくありません。

 

ただ出てくるだけで場が明るくなるので、試合しなくても良いから出てくるだけの、コミッショナーとかになってもらえないでしょうか。

 

ま、コミッショナーが何する人なのかよくわかってませんが。

 

いよいよ本当に新日が次のステージに行こうとしてるのです。

 

それではまた。

ありがとう!


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