全てはプロレスである!

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プロレスについての持論を展開しつつ、時々脱線するブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

オカダ・カズチカ、レベルの違う敗戦:8.10 G1 CLIMAX 29 観戦記

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

予想大体当たりましたね。そういう珍しいときもあるんですね。 

www.loca-neo.com

最後まで試合のクオリティが落ちないのは、ビックリです。どの選手もメチャメチャ疲れているとは思うのですがメチャメチャ楽しませてもらいました。

 

まだ、2日あるんですよね。いや〜凄い。それでは振り返ってまいります。 

EVIL vs ランス・アーチャー

ここにきて新たな引き出しを開けてきたアーチャー選手。

 

この巨体で何でもできるというのは強みではあるのですが、あんまり技がいろいろあると、1つ1つの技の重みを失っているように見えてしまいます。相手にダメージを与えてないから、たくさんの技を出さなきゃならないわけですから、派手に見えても効いてはいないということになります。

ランス・アーチャーの場外へのムーンサルト・アタック

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

身体を折り曲げたエプロンから場外へのムーンサルト・アタックや

ランス・アーチャーのバーディクト

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ジェフ・コブ選手が内藤哲也戦で公開したバーディクトをアーチャー選手も決めました。

 

どれも思わず「うわっ」と声が出てしまう驚きの大技でしたが、決定打にはなりません。もったいない使い方です。

 

それに引き換え、EVIL選手はいつもの試合で使って磨いてきた技で対抗しました。

EVILのラリアット

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

この躍動感たっぷりのラリアットはシビレました。

 

最後は今年のG1のアーチャー選手の象徴的な技であるEBDクローでシメました。

ランス・アーチャーのEBDクロー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

新技はこれだけで良かったんです。

 

現状を変えようとEVIL選手もアーチャー選手もこのG1を必死に戦ってきましたが、結果は散々でした。身体張って頑張ってきたのに、最終戦公式戦の最初の試合にラインナップされてしまいました。

 

悔しい思いをした両者が持てる物を全て出して、この日1番のインパクトを獲ってやると必死にぶつかり合っていたような試合でした。悔いの残らぬ最終戦になったんじゃないでしょうか。

 

アーチャー選手はバックステージコメントで

全員に死あるのみ! これは最初から最後まで変わることはない。来年に向けてリベンジも考えなければならない。オカダ、オマエにはたくさんの借りがある。オマエのことを痛めつけてやりたい。そしてIWGP USヘビー級チャンピオン! オマエはそのベルトを持ったままアメリカに帰れると思うな! 日本に戻ってきた時に何が起きるか、楽しみにしてるがいい。そう、全員に死あるのみだ!

IWGPヘビーとUSヘビーとオカダ・カズチカ選手とジョン・モクスリー選手を狙うということを宣言しました。楽しみです。

SANADA vs バッドラック・ファレ

まさかの、いや予想通りのか、ともかく丸め込みでフィニッシュ。

バッドラック・ファレのスモールパッケージホールド

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

あんなので負けたらSANADA選手がかわいそうだな〜と思ってしまいましたが、たしかに見事なスモール・パッケージ・ホールド。ファレ選手は今後、仲間の助けを借りて丸め込むと姑息なヒールという路線で行くということでしょうか。

 

身体のデカい選手が丸め込むから面白いということなのかな?僕はただただもったいないだけにしか思えません。どうせ丸めるならもっと身体を活かしたスクールボーイのように上から乗っかるようなものをチョイスしたほうが良いと思います。

 

SANADA選手はオカダ選手に土をつけるというのだけが、このG1でやるべきことだったようです。

 

無駄にデカいファレ選手に

SANADAのTKO

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

TKOを決めたのは、オカダ・カズチカ選手のライバルと設定されてるのに、こんな扱いにされてしまったSANADA選手が意地を見せたんだと感じました。

 

それにしても、アーチャー選手よりもファレ選手のほうが戦績が上というのは解せません。どう考えても会場を沸かせてきたのはアーチャー選手のほうなのに。

 

僕の予想はこれだけハズレました。

KENTA vs ザック・セイバーJr.

やはり元NOAHということなのでしょうか、これまでのKENTA選手の試合の中では噛み合っていたほうなのではないでしょうか。これまで感じてきた違和感があまりなかったような気がします。

 

だからといってKENTA選手が良かったな〜とはやっぱり思わなかったので、KENTA選手がやりたいプロレス、僕らに見せたいプロレスと僕の好みは全然違うということなんでしょうね。

 

予想のところで、ザック選手のサブミッションに対して、KENTA選手がどういう対応をするかが見どころであると書いたわけですけども、ザック選手がKENTA選手の打撃に付き合ってあげた試合になってました。

 

大先輩なはずなのに、後輩に付き合ってもらわないと試合が成立しないというのはちょっとしんどいですね。

 

KENTA選手の攻めは「点」で終わっているのです。「点」をつなげて「線」にしていかないと、面白くはならないんです。この「点」がものすごいインパクトを持ったものならまだしも、普通ですから、「線」にしていかないと盛り上がりません。

 

逆にザック選手はKENTA選手の左肩から左腕あたりに攻撃を積み重ねていました。最後は腕を極めて勝ちますという明確な意志が見て取れました。この差は大きいです。

 

今後も参戦するというのなら、いっそLA道場に入門して、ヤングライオンとイチからやり直すというのも手じゃないでしょうか。

根本的なところからやり直さないときっと良くならないと思います。

 

ザック選手が勝つと予想はしていたのですが、ギブアップは嫌がりそうなので、言い訳のできる丸め込み系で決着つくだろうと思っていたので、

ザック・セイバーJr.のジャパニーズ・レッグロール・クラッチ・ホールド

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ジャパニーズ・レッグロール・クラッチ・ホールドが決まったときは、これで終わったと思いました。ちょっとグダグダしちゃったのでこれで決めるのは諦めたような感じでした。

 

それでもヨーロピアン・クラッチがまだあるのでそれでフィニッシュかな?と思っていたら、

ザック・セイバーJr.のジム・ブレイクス・アーム・バー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ジム・ブレイクス・アーム・バーでした。いつものようにじわじわと深く入っていくサブミッションではなく、肩や首や頭を蹴っ飛ばすことで無理やりギブアップを言わせたようなザック選手の感情が爆発したフィニッシュでした。

 

新日のリングにおいて、お前とオレでは格が違うと言わんばかりのフィニッシュでした。

棚橋弘至 vs ウィル・オスプレイ

この日のベストバウトでした。

 

正直言うと、今の棚橋選手はまだオスプレイ選手を認めないだろうと思っていました。予想ではオスプレイ選手が勝つとしてはいましたが、それはあくまで僕の希望で、ずっとエースとして頑張ってきた棚橋選手が負け越しを飲むとは思えなくて、なんだかんだあっても、最後はハイフライフローで終わるんだろうな〜と思っていました。

 

最初のストームブレイカーをスリング・ブレイドで切り替えし、さらにスリング・ブレイドが決まったときは、

棚橋弘至のスリング・ブレイド

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これは棚橋選手の流れになっちゃったな〜と、これで決まりだな〜と思っちゃいました。

 

ところがフィニッシュはストームブレイカーでした。というか、事実上この一発⬇︎で勝負ありだったような気がします。

ウィル・オスプレイのトラースキック

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

後藤洋央紀選手の顎を砕いた棚橋選手の左の張り手が炸裂し、追撃にロープに走ろうとアピールした瞬間にトラースキックが見えないところからジャストミート。 見事に顎に当たってます。

 

このあとヒドゥン・ブレードからストーム・ブレイカーとつないだわけですが、残酷な技として有名なヒドゥン・ブレードがかわいく見えるくらいの見事なキックでした。

 

思えば最初から棚橋選手は、新日本プロレスのレスリングがどういうものであるかをオスプレイ選手に教えるような闘いっぷりだったように思います。

 

ヘッドロックでじっくりと、ブリッジの押し合いでじっくりと、得意の足攻めも昔観た藤波辰巳さんのような動きを見せて、ストロングスタイルをちゃんと継承して欲しいとオスプレイ選手にメッセージを送っているようでした。

 

そして、シビレたのはインディアン・デスロックです。

棚橋弘至のインディアン・デスロック

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

新日本プロレスではアントニオ猪木さんが得意にしていたリバースのインディアン・デスロックが出がちですが、藤波系の選手は割と繰り出してます。獣神サンダーライガー選手も結構使いますよね。

 

ただ、ここまで立ち上がってブリッジまでするということはほぼないので、これを繰り出すというのは、終わってみればですが、棚橋選手はオスプレイ選手に特別なものを感じていたのかも知れません。

 

オスプレイ選手が棚橋選手に認められて、涙が出そうになりました。本当に良かったです。

 

さ、今後棚橋選手はどう動くんでしょうか。それも楽しみです。

オカダ・カズチカ vs 飯伏幸太

妻は30分時間切れ引き分けによるオカダ選手の優勝決定戦進出だと予想してました。そして、そのままG1を優勝してしまうと予想してました。

 

G1の優勝者は例年、正月のドームのメインでIWGPヘビー級に挑戦できます。チャンピオンであるオカダ選手が優勝した場合はどうなるの?となりますね。

 

優勝を決めたあとのマイクでオカダ選手が

「勝ってないやつが一人いるね〜」

と言って、ドームでは飯伏を挑戦者に迎えると、予想していました。

 

でも、そうなると、引き分けどころか負けちゃったSANADA選手を挑戦者に迎えるべきでしょう。それは秋の両国でやるからいい?引き分けた選手がよりデカい会場のメインって辻褄合わないでしょう、と思っていたのですが、あまりに妻が自信満々に語るので、そういう展開もあるかな〜と思ってしまいました。

 

ところが結果は僕の予想通り飯伏選手の勝ちでした。オカダ選手がチャンピオンのまま、G1を制するのは来年か再来年なんじゃないかと思います。

 

というのも、今までチャンピオンのままG1を制したのは2人いて、95年に武藤敬司選手が、00年に佐々木健介さんがやっています。武藤選手は33歳のとき、佐々木さんは34歳の時に達成しているんですね。オカダ選手が今31歳ですから、史上最年少を意識するなら来年、最年少タイ記録なら再来年ということになるからです。

 

ちなみに全勝優勝というのは、こちらも過去に2人いまして、96年の長州力さんと06年の天山広吉選手です。長州さんのは不戦勝が一つあるので、しっかり試合しての全勝は天山選手のみです。

 

で、その天山選手が全勝したのが天山選手が35歳のときなんです。つまり、来年オカダ選手がチャンピオンのままG1を全勝優勝すると史上最年少記録を全て塗り替えて、完全無欠の王者ということになります。

 

さて、飯伏選手ですが、このまま優勝してしまうかどうかは今のところわかりませんが、僕は優勝すると思っています。

 

なぜなら、ここで飯伏選手を持ち上げないと飯伏選手が歳を食いすぎてしまうからです。今が旬なのです。

 

結果は飯伏選手の勝ちでしたが、残念ながら飯伏選手はまだオカダ選手のレベルには達してなかったです。

オカダ・カズチカのドロップキック

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

※試合終盤でこれほど華麗に舞えるんです。レベルが違います。
最後までオカダ選手の余裕は消えませんでしたし、最後のマイクやバックステージで飯伏選手は立ってるのもやっとという感じでしたが、たぶんオカダ選手はケロッとしてるはずです。花道の途中でガクッとなってましたが、飯伏選手に気を遣ったんだと思います。

 

試合運びについても、オカダ選手に比べると雑だったように思います。もちろん、僕はオカダファンですから、贔屓目には観てると思いますけどね。

 

特にお互いのフィニッシャーによる攻防のシーンですが、レインメーカーの連発に比べるとカミゴェの連発はちょっと雑でした。

 

1発目のカミゴェまでの流れは良かったです。レインメーカーをVトリガーで砕いてのカミゴェでしたからね。ただこれで終わるとは思ってませんでした。

 

今まで一撃必殺だったカミゴェをキックアウトするとしたら、オカダ選手になるんだろうな〜と思っていましたから、1発では決まらないとは予想していました。では、そこからどう畳み掛けてもう一度カミゴェにつなげるのか、と。

 

僕は距離をとってボマイェを決めてからの2発目のカミゴェ、もしくはすぐに2発目のカミゴェを発射しても腕を離さず、そのまま3発目というのもあるかもと予想してました。

 

相手選手が壊れちゃうんじゃないかという残酷な攻めをするのが飯伏選手の魅力だと思うので、オカダ選手を倒すにはそこまで徹底した攻撃を繰り出さないと説得力がないと考えていたのです。

 

ところが特に何もなく、オカダ選手がキックアウトの後、ゆっくり2発目を決めてしまいました。

 

もう飯伏選手の体力がギリギリだったんでしょうかね。もしかしたら、飯伏選手のコンディションはあんまり良くないのかも知れません。

 

でも、あとひとつ。次はフェニックス・プレックスを出して欲しいですね。

僕は、これからもオカダさんと戦っていきたい。強すぎる。まだまだ、100分の1じゃないですか、オカダさんは。僕は100%出したけど、まだ出し切ってないんじゃないですか。

飯伏選手もオカダ選手が全部出して切ってないことを感じ取っていますので、この2人の戦いはここからさらに進化していくはずです。楽しみです。

 

あ、そうそう、オカダ選手のドロップキック?をシットダウン式パワーボムで切り返すというシーンがありましたね。

 

あれはこれまでの2人の対戦でもありましたから、2人にとってはお気に入りのシーンなのかも知れませんが、オカダ選手がフランケンシュタイナーを使いませんから、両足で飛びであがって足を開くということはありません。よってオカダ選手が足を開いたということは、最初からパワーボムをもらうつもりで飛んだようにしか見えません。

 

これをするのならドロップキックをさっとかわして、揃ったままの足をクラッチしてパワーボムして欲しいです。

 

それではまた。

ありがとう!


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