元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
オカダ・カズチカ vs 高橋ヒロムが実現しますね。
そこだけですが、予想があたって嬉しかったです。
それでは振り返っていきます。
本日のベストバウト
石井智宏 vs 高橋ヒロム、これが第1試合ですって。
無観客試合だったので、会場の盛り上がりがわかりません。でも、もしもこの試合にお客さんが入っていたら、この日いちばんの盛り上がりを見せたんじゃないでしょうか。
個人的に、この日のベストバウトです。
予想のところでボクはこんなことを書いていたんですが、
出来れば、石井選手の価値が落ちないような勝ち方をしてほしいので、TIME BOMBで3カウントというのは勘弁して欲しいです。
石井選手はTIME BOMBはキックアウトしましたね。意地を見せてくれました。
結果は完全なる3カウントですから、完敗と言っていいのかも知れませんが、石井選手が弱く見えない、価値を落とさない、見事な負けっぷりでした。
ヒロム選手は、ジュニアのチャンピオンのままヘビーのチャンピオンになることを目標にしています。当然、石井選手の耳にも入っているでしょう。
ヘビーの連中とお前の体格で闘うのは並大抵のことじゃないんだよ、ということをヒロム選手と変わらない体格で、ずっとヘビー級で闘ってきた石井選手が教えているような試合でした。
石井選手の打撃は、最初から一発一発が強烈でした。
逆水平チョップなんて最初からノドでした。ヒートアップしてきてからノドに入れることはあっても、最初からノド狙いはあんまりないんじゃないですかね。
ラリアットもガッチリ首に引っかかっていたし、
このエルボーもヘビー級の重みがドスンと乗っかっていました。
どれだけボコボコにされてもヒロム選手は立ち上がって、石井選手に立ち向かっていきます。時には笑みを浮かべてました。楽しいのかな?嬉しいのかな?充実した戦いが出来てたんでしょう。
序盤、中盤と打撃では押されていた印象ですが、徐々に打ち負けなくなってきて、
ついには石井選手を吹き飛ばしてしまいました。
このひと試合の中で、対ヘビー級の極意を石井選手から盗んでしまったような気がしました。
そして終盤は大技攻勢。ダイナマイト・プランジャー、TIME BOMB、
さらに垂直落下式のコンプリート・ショットという感じのエグい技まで出しました。
最後はTIME BOMBⅡ。
ここまで技を重ねないと石井選手は倒せないということです。理想的な勝ち方だったと思います。隙きを突いて丸め込むようなことはせずに正面突破したことが嬉しかったです。
チャンピオンは伊達じゃない。
優しいEVIL
わずか2分でした。
YOSHI-HASHI vs EVILです。
最初、ケガしちゃったYOSHI-HASHI選手にムカついたのかなと思いました。
入場の時点で足を引きずってるヤツがまともな試合ができるわけねぇだろ、しょうもないケガしやがって、と。
でも、違いました。
ゴングが鳴る前からイスでケガをした足をぶっ叩いて、あっという間にダークネス・スコーピオン。
たぶん、試合なんてやってる場合じゃないくらいYOSHI-HASHI選手のヒザはダメになっていたんでしょう。おそらく、すぐに治療に入ったほうがいい状態です。
意地を張って、ちゃんと試合をする気でリングに上がったのかも知れませんが、早く休みなさいよ、とEVIL選手はササッと終わらせたのです。
優しい。本当に優しい人だ。営業妨害になってしまいますが、EVIl選手がとっても優しい人に思えました。
しかもご覧ください、このスコーピオン。ここまで完璧な形でこの技を決められる人は後にも先にも長州力さんしかいないと思ってましたが、いましたね、ここに。
この後、ロックの仕方を長州式に移行しました。更にガッチリ。YOSHI-HASHI選手は一切動けなくなってしまいました。
ここまでガッチリだとギブアップせずともレフェリーは止めます。ギブアップはしなかったというプライドを守るためのガッチリのサソリです。
これだけやられちゃったんだから、明日以降YOSHI-HASHI選手の欠場もやむなしです。
ケガをしてしまったのはYOSHI-HASHI選手本人がいちばん悔しいでしょうが、しっかり直して欲しいです。せっかく少し良くなったのだから。
外道がジャマ
試合に介入する上手さは当代随一だと思っていたのですが、この試合での外道選手はただただジャマでした。
ボクは純粋な二人の攻防が楽しみだったので、残念でした。
外道選手が手を貸さないと試合が盛り上がらないと判断されるほど、石森太二選手は信用されていないということなのでしょうか。
大人と子供くらいに身長差がありますから、石森選手がオカダ・カズチカ選手に対抗するために、オカダ選手を寝かせてグラウンド勝負に出るかと思っていたのですが、そういう攻防はほとんどありませんでした。
オカダ選手の土俵で闘ってしまったら、そりゃ勝ちは見えてきません。
唯一、イエスロックを極めた場面だけがオカダ選手のピンチでした。
まさにガッチリ極まってましたので、これどうやって逃げるんだろ?と心配になりました。でも、石森選手が軽いのでロープに逃げることが可能だったのかも知れません。
上から降ってくるようなオカダ選手のドロップキックが炸裂してますが、
ワールドではオカダ選手の後方からその姿を捉えていたので、せっかくのドロップキックの迫力が半減でした。
この日、第3試合での上村優也選手のドロップキックもそうでしたが、解説陣が盛り上がるドロップキックがいずれもカメラの位置がアホでした。リングの近くにいるカメラは1台じゃないでしょ?
そろそろどう映したらドロップキックが栄えるか、どのタイミングでドロップキックが出るか、を理解して欲しいです。
ドロップキックしてる向こう側にカメラがあって、ガッカリさせるのは今日限りにしてください。
全日全開のタイチ
タイチ選手は勝つと思ってたんですがね。
SANADA vs タイチの初対決です。
全日殺法丸出しのタイチ選手をこれ以上勝たせるわけには行かなかったんでしょうかね。ユニットのバランスを考えてもタイチ選手の勝ちで良かったのにと思います。
セミファイナルでなぜか急に金丸義信選手が解説席にゲストとしてやってきました。思えば以前にもこんな事があったな〜と後から気が付きました。
一試合ごとに介入させる選手を変えるというタイチ選手の戦略でした。ファンを楽しませようとする姿勢に感謝します。
この試合は終始タイチ選手のペースで進みました。またしてもSANADA選手が霞む内容になってしまいました。
ベルトは遠のいたでしょう。残念です。
上に書いたようにこの日のタイチ選手は全日全開で、いつもの川田利明さんを彷彿とさせる攻撃にプラスして
大一番の時にしか出ないタイチ選手の「オー!」まで飛び出しました。さらにここからバックドロップホールドにつなげました。
オールドファンならニック・ボックウィンクル vs ジャンボ鶴田のAWAとインターヘビーのダブルタイトルマッチで見せたバックドロップ・ホールドを思い出したのではないでしょうか。
タイチ選手のかかとがリングについていたのが印象的でした。
なんだかんだあって最後は
オコーナーブリッジ。ガッチリ決まってしまいました。
この技がこれほど説得力持つ日が来るとは思いもよりませんでした。これがある限り、SANADA選手はいつでも逆転勝ちが出来るようになりました。
つまり、勝敗予想が難しい選手になったということです。
次はEVIL戦。同門対決でタッグパートナー対決です。どんな結末が待っているのでしょう。ボクは当然EVIL選手を推します。
それにしてもテレ朝のアナウンサーはうるさいですね。そんなに声を張り上げないでもいいのに。
せっかく選手の闘う音が聞こえるというライブのような臨場感が味わえるのだから、それをジャマしない程度に喋って欲しいです。
特に石井 vs ヒロムの実況は実に耳障りでした。
それではまた。
ありがとう!