全てはプロレスである!

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プロレスについての持論を展開しつつ、時々脱線するブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

LAにダイエットしに行っただけの後藤さん:7.19 G1 CLIMAX 29 観戦記

元気ですか〜!?

どうも、更新が少し遅くなりました。すみません。

ろけねおです。

 

昨日は本当にガッカリしました。後藤洋央紀選手のことです。メインが良い試合だったので、ガッカリを随分薄めてはくれましたが、ブログを書くにあたってもう一度試合を見直していますが、内藤哲也選手のほうが役者が上だというをしっかり証明してしまうという、内藤嫌いで後藤好きの僕にとっては、つらい試合でした。

 

さ、公式戦5試合を振り返ってまいりましょう。

鷹木信悟 vs タイチ

タイチ選手に勝って欲しいな〜と思いながら試合を観ていました。

 

どっちも好きな選手なのに、タイチ選手に肩入れをしてしまうということは、鷹木選手の勝利を予想していたということになります。ジュニアの鷹木選手(本人は無差別級と言ってますけどね)に、ヘビーのタイチ選手が負けることを前提に試合を観てしまっていたのです。

www.loca-neo.com

数日前にはタイチ選手が勝つと予想していたのにも関わらずです。

考えが変わったのは、このツイートを観たからです。「高木ブーさんは関係ないだろ」と怒っておきながら、「雷落としてやる」で鷹木選手が高木ブーさんを巻き込むという巧みな返しです。

 

この時点でタイチ選手は一本取られちゃったんです。そりゃタイチ選手を応援するしかないとなったのです。

 

タイチ選手のキックは本当に素晴らしいです。出すタイミングいいし、説得力あります。

タイチのキック

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

キックを使う選手はたくさんいますが現在ではナンバーワンじゃないですか。試合展開もこのキックがあることで、ある程度まで相手の攻撃を受けることが出来るので、一方的な展開になりにくいんです。

 

攻防のバランスが良いのが名勝負だと思うのですが、このキックがあることで名勝負が作りやすいのです。それに攻撃の幅も、ディーバのあべみほさんを使ったり、マイクスタンドを使ったり、タイチ式外道クラッチで丸めたり、と広いですから、タイチ選手の試合は面白いのです。

 

そしてタイチ選手は技が的確です。でも、ちょっと気になったのは、この日のタイチ選手のデンジャラス・バックドロップは投げ捨てる形になったことです。

タイチのデンジャラス・バックドロップ

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

バックドロップは最後までクラッチを切らないほうが説得力が生まれると思っています。離しちゃったのは残念でした。 

 

かたや鷹木選手も素晴らしいかったです。この試合では結構タイチ選手の攻撃を受けていたように見えましたが、ピンピンしてました。この頑丈さが無差別級で戦っていくのに大きな武器になっています。

鷹木信悟のパンピング・ボンバー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

しかも、攻撃も凄い。パワーがヘビー級にも劣らないということも当然あるわけですが、例えばこのパンピング・ボンバーは当てるタイミングがいつもドンピシャなんです。

 

ラリアットの受け方で一回転するのを、最近誰でもやりますので、相手が一回転したことの説得力が薄れてきたように思います。鷹木選手のパンピング・ボンバーはマットに叩きつけるような撃ち方ということもあるのですが、ドンピシャで当てるので、受け手の技量を問わず説得力をもたせています。これがパンピング・ボンバーの魅力です。

 

この写真を見ると、パンピング・ボンバーはラリアットではなく、アックスボンバーのステップのようです。アックスボンバー対決だったんですね。ずっとラリアットだと思ってました。

 

他の走っての打撃がいずれもタイミング良く当てることが出来て、迫力と説得力を生み出しています。

 

今回はタイチ選手が負けてしまいましたが、今後もこの2人の戦いは観たいです。NEVERを真ん中において戦って欲しいです。

ジュース・ロビンソン vs ジェフ・コブ

噛み合わなかったですね。最後までお互いがタイミングがわからないまま試合が終わってしまった感じがしました。

 

そのせいか、試合のほとんどはジュース選手が攻めっぱなしのワンサイドゲームでした。コブ選手の頑丈さがアピールできたのか、ジュース選手の技が軽さが目立つのか、受け取り方はそれぞれでしょうけど、思ったほど盛り上がらなかったのは残念でした。

 

スープレックス・パーティーなんて異名を持っているコブ選手ですが、前にも書きましたがあんまりスープレックスのイメージがないのですが、この試合ではスープレックスしかさせてもらえなかった感じなので、図らずもスープレックス・パーティーになってしまいました。

ジェフ・コブのジャーマン・スープレックス

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

とはいえ、スープレックスはそんなに美しくないんですよね。その場飛びのムーンサルトの美しさに比べるとかなり劣ります。特徴がボヤケちゃってるので、コブ選手の評価があがらないんです。評価してないのは僕だけかな?

 

僕としてはもっとスープレックスに注力して、ゲイリー・オブライト選手みたいに組んだらとにかくスープレックス

という選手になると面白いのにな〜と思っています。

 

ひと言も発さず、ジュースコールがあっても乗らないジュース選手を解説の金沢さんは評価すると言っていましたが、僕はやっぱり寂しいです。この日も雪崩式フランケンシュタイナーやコブ選手を真似てその場飛びのムーンサルトプレスをやったりと意欲的に動いていたのですが、どことなく暗いのがお客さんに伝わっちゃったみたいで、盛り上がりませんでした。

 

シビアなキャラで行くというのなら、徹底的に明るさを排除して、ファイトもコスチュームもガラッと変えたほうが、伝わりやすいんじゃないでしょうか。この調子じゃあ、G1でインパクトを残すことは難しいでしょう。

 

ま、最終戦でジョン・モクスリー選手に勝てたら、それで良いのかも知れませんし、モクスリー選手に勝てば元のジュース選手に戻るつもりなのかも知れませんね。

 

もうちょっとやれたんじゃないかという残念な内容でした。

矢野通 vs ジェイ・ホワイト

終わってみれば、矢野ワールド全開でした。

 

とはいえ、ジェイ選手が3連敗とは驚きましたし、しかも負けた相手が全部CHAOSというのも面白いです。ジェイ選手は、大きなインパクトは、ここまで残せてないかも知れませんが、着実に成長している感が伝わってきて、目が離せません。

ジェイ・ホワイトの金的攻撃

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これで終わったな〜と思いました。何しろ、昨年はこれでオカダ・カズチカ選手と棚橋弘至選手を破ったわけですから。でも、ここからが矢野選手の上手さが爆発しました。

矢野通のブレードランナー返し

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ブレードランナーを噴水で粉砕して、今日はタイミングよく手を出してた外道さんからメリケンサックを奪っての急所攻撃からの

矢野通の金的攻撃withメリケンサック

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

丸め込みでわずか3分4秒で勝利しました。

矢野通の横入り式エビ固め

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ちゃんと手にはめたメリケンサックをレフェリーに見えないようにしてるところがグレイト。

 

急成長を続けるジェイ選手ではありますが、上手さにおいてはまだまだ矢野選手から勉強するところがあるみたいです。最高の3分間でした。

後藤洋央紀 vs 内藤哲也

内藤選手の言う通り、後藤選手は結局何も変わってなかったわけで、僕の夏もこれで終わったな、と思えて悲しかったです。

 

いきなり序盤で厳しいヒザへの攻撃を食らって、劣勢に立たされたので、逆にこれでお膳立ては整った!豪快に内藤のクソヤローを粉砕してやれ!と応援していました。しかも解説の金沢さんによると、ここのところのG1ではずっと内藤選手が勝ってるということだったので、さすがに今回は勝つだろうと。

 

いつもは横回転で決める牛殺しを、コリエンド式のデスティーノを切り返しで縦回転で決めて、今日はひらめきもあるぞ!と嬉しくなっていたのですが、正調牛殺しを

後藤洋央紀の牛殺しをDDTで切り返す内藤哲也

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

DDTで返されて終わりました。

 

終わってみれば、最初から最後まで内藤プロデュースでした。完全に差が出てしまいました。ここまで差が詰められないとはさすがに思ってませんでしたから、何度も書きますがガッカリです。

 

LAにはダイエットに行ってただけだったんだな。いっそジュニアヘビー級までダイエットして来年のスーパージュニアを目指すというのはどうでしょう。ダイエットだけは成功したわけですから。

 

お疲れ様でした。

石井智宏 vs ジョン・モクスリー

最初は石井選手の土俵に乗って、モクスリー選手が戦っているものだと思っていたのですが、気がつけばモクスリー選手の土俵に石井選手が乗っかっていたような試合でした。

 

モクスリー選手の過去のことは全然知りませんが、解説の人が何度も言うようにWWEに上る前はデスマッチをやる団体にいたそうですから、噛み付き攻撃も、

ジョン・モクスリーの噛み付き攻撃

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

イス攻撃もテーブルクラッシュもモクスリー選手の土俵なのです。

 

相手のどんな土俵でもそのひらめきで完璧に対応していく石井選手。名勝負製造機の名は伊達ではありません。

石井智宏の場外へのハイフライフロー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

エキセントリックと華麗さを両立させた場外へのコーナー最上段からのハイフライフロー・オン・ザ・テーブルは、石井選手の器用さと懐の深さが垣間見えました。

 

負けても評価が下がるどころか、上がってしまうのがプロレスです。石井選手は見事に体現してみせました。こういうところを後藤選手やYOSHI-HASHI選手に見習ってもらいたいものです。

 

もうすっかりディーン・アンブローズ感がなくなりましたモクスリー選手。前哨戦ではWWE時代のクセで若干オーバーリアクションで攻撃を受けちゃいましたが、この日は完璧にアジャストして、オーバーリアクションなしのヴァイオレンスな戦いを見せてくれました。

 

WWEを観ていた時も大好きな選手でしたが、今はあのときよりも更に好きになりました。こんなに素晴らしいレスラーの魅力をWWEは殺していたんだな〜と思うとムカムカします。

トーキョー! ありがとう、トーキョー! そして、後楽園ホールに来てくれたみんな、ありがとう! 石井にも、今日、俺と一緒にリングに上がってくれたことに感謝したい。オマエは本当に凄いヤツだな! ここで言いたいことがある。数ヶ月前まで、俺の選手としてのキャリアはトイレに流して捨てる寸前というぐらい最悪の状態だった。でも、日本からのオファーがあり、こうしてまたリングの上で闘える。アートを見せる機会をもらえたことに感謝している。もうひとつ。俺に、何ができるか、何ができないか、指図できるヤツはこの地球上、いや、宇宙のどこを探しても誰もいねぇ! それを決めるのは俺自身だ。俺は死ぬ思いでここまで来て、努力を続けている。ジョン・モクスリーがこの『G1 CLIMAX』で優勝するんだ!

 試合後のマイクでこんなことを言ってくれて、リップサービスだとしても嬉しかったです。ま、試合直後は英語だったのでなんのこっちゃわかってませんでしたが・・・。

 

バックステージコメントも最高です。

もうリングの上ですべてを言ってしまったよ。もう酸素が脳みそに足りなくって何を言ったらいいかわからないけど、どうしようかな……。ウチの妻に怒られるな。まあ仕方ないか、言っちゃったことは。どっちにしろイシイが全部始めたことだからな

たしかモクスリー選手の奥さんはWWEの人なんですよね。離婚にならなきゃ良いな。

 

そうそう、最後のデスライダーは完璧でした。

ジョン・モクスリーのデスライダー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

スピード、高さ、タイミング。フィニッシャーを的確に説得力満点で決められるのはさすがスーパースターです。

 

最後がこの試合で助かりました。後藤 vs 内藤ならどんよりして金曜の夜を過ごすことになってました。ありがとう石井さん!ありがとうモクスリーさん!

 

それではまた。

ありがとう!


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