全てはプロレスである!

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プロレスについての持論を展開しつつ、時々脱線するブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

ひとまずホッとしたよ、後藤さん:7.14 G1CLIMAX29 観戦記2

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

さ、公式戦の感想です。 

 

Aブロックに負けず劣らず面白い試合連発でした。何より後藤洋央紀選手が無事に勝ちまして、ひとまずホッとしているような状態です。

ジュース・ロビンソン vs 鷹木信悟

Aブロックの第1試合はいきなりベストバウト級の試合で幕を開けました、Bブロックも初戦から激闘でした。

www.loca-neo.com

昨日の予想では、鷹木選手に付き合わない意地悪なジュース選手を期待していると書いたのですが、蓋を開けてみますと、ジュース選手はかなり鷹木選手に付き合いましたね。

 

もしかしたら「言うてもジュニアやし」ってナメてたのかも知れませんね。

鷹木信悟のバックドロップ

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

この捻りの効いたバックドロップは見事でしたね。体格差を物ともせずに投げきりました。バックドロップはこれまで使ってなかったんじゃないですかね?もしかしたら、ドラゴンゲート時代は使っていたのかも知れませんが、記憶にありません。

 

使ってなかったのに、このスピードにこの切れ味、この一発で鷹木選手の凄みが伝わってきました。投げで言えば、このあとリベリオンの体勢から後ろにジャーマンにぶん投げてましたが、それも見事な一撃でした。

 

ジュース選手も鷹木選手はもうジュニアの括りじゃないと目が覚めた一撃だったでしょう。

鷹木信悟のパンピング・ボンバー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

さらにはパンピングボンバーです。ジュニアの選手と同じように、ジュース選手はクルンと宙を舞ってしまいました。


この調子だと来年のG1では優勝候補に名前が上がるんじゃないですかね。ちょっと早すぎますか。

 

ジュース選手もここまでやられたら黙ってられないとばかり、チョップもラリアットもナックルもいつも以上に魂がこもったものになっていたように思います。最後はからくもパルプフリクションで鷹木選手を振り切った感じでした。

 

もうちょい楽に勝てると思っていたかも知れませんが、やっぱりG1は甘くないな〜と思ったことでしょう。ここからのジュース選手は怖いかも知れません。

ジョン・モクスリー vs タイチ

予想通りにはなりませんでした。もっとタイチ選手がインサイドワークで試合をコントロールするかと思っていたのですが、最後までほぼモクスリー選手のペーすの試合だったように思います。

 

とにかくず〜っと動きっぱなしで、全く疲れを見せないタフネスさをモクスリー選手から感じました。 本当にG1に出るのかも不安だったのですが、もうこれで何も問題ないし、このUSヘビー級チャンピオンは強いな〜と思わせました。

 

タイチ選手も圧倒されてしまいましたが、ただやれてただけではなく、

タイチのジャンピング・ハイキック

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ケリで正面突破を狙ったり、

タイチ式外道クラッチ

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

タイチ式外道クラッチで虚を突いたり、勝利への執念を見せましたが、決定的なダメージを与えることも焦られせることも出来ませんでした。

 

なんだかんだ言ってもWWEで世界チャンピオンをやっていた人は懐が深いんですね。

ジョン・モクスリーのデスライダー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

最後はジュース選手を下した高角度のダブルアームDDTであるデスライダーでした。ダーディー・ディーズとは違う技です。モクスリー選手も新日にちゃんとアジャストしてきているということでしょうか。

 

ほんの少しですが、あべみほさんとの絡みも楽しかったです。さすがスーパースター。残念ですから、役者が違うといった感じでした。

1勝だ!(※海野に)今からアサヒの一番でっかいビールと、大きな袋いっぱいの氷、それからできる限りのタイガーバームを用意しろ!
追う立場だったかもしれないが、ここで1勝できて、いい感じでレールに乗ることができた。今日はタイチにもいい勉強をさせてやれたと思う。アイツからポイントを取れたのは自分にとってもよかったぜ。しかし、アイツがこの後目を覚ましたら、一つ質問を投げかけてやってほしい。試合前にジョン・モクスリーをコケにするのは、いいアイデアだったのかどうか、何を思っているのかとな! 今日の試合も、俺のアイデアを横取りするような形でいろいろやられてしまったが、とりあえず今日は勝てたからよしとしよう。
明日、ショータはは俺と組んでジェフ・コブと当たる大きなタッグマッチが待っている。コイツのサポートもしないといけないな。ジェフ・コブはオリンピック選手だから、とてもリスペクトしている。レスリングのバックボーンもあるから、相手を痛めつける方法もたくさん知り尽くしているに違いない。楽しみだぜ!

コメントも良いです。

矢野通 vs 内藤哲也

結果は予想とは違いまして内藤選手は負けてしまいましたが、内藤選手にとっては好発進と言えるんじゃないでしょうか。 

 

2019年の内藤選手のベストバウトでしょう。内藤選手らしいアプローチで矢野選手に対峙しまして、試合時間は3分ほどでしたが、濃厚な試合となりました。

 

矢野選手の得意ムーブを一通り内藤選手もなぞって見せてからのTシャツで目隠しで、矢野選手のお株を奪うような丸め込みで決着をつけようとした内藤選手。

内藤哲也のTシャツ攻撃

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これで決まってもよかったような気がしましたが、何とこれがオチに対するフリだったんです。

 

そのあと、矢野選手のとったコーナーマットを奪い、得意の野球殺法でフルスイングしようとしたところ、

レッドシューズ海野のジャンピング・フレームインからのコーナーマット強奪

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

タマ・トンガ選手ばりのジャンピング・フレームインでレッドシューズ海野レフェリーがコーナーマットを奪いました。時々、海野レフェリーの機敏な動きにレスラーを差し置いて、目を奪われてしまうことがありますが、この日もそうでした。

 

終盤の矢野選手の畳み掛けは、芸術です。

 

まず海野レフェリーをシャツで目隠しして、その隙に内藤選手に金的攻撃。続いて内藤選手もTシャツで目隠しして、

矢野通の日大反則タックル

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

日大反則タックルからの丸め込みで勝利を上げました。天才です。これを返せる選手なんていません。

 

試合後、股間を抑えてうずくまる内藤選手にヤングライオンは誰も近づきません。早く冷やしてあげなくても良いのか、とそれだけが心配になりました。

石井智宏 vs ジェフ・コブ

スープレックス・パーティーとか言われるコブ選手ですが、僕はそんなにコブ選手にスープレックスのイメージがありません。パーティーと言うからには、組み付いたら、前でも後ろでも後ろに反り投げるということを想像してしまうのですが、ブレーンバスターの滞空時間が長ったり、その場飛びのムーンサルトをやったり、フィニッシャーのツアー・オブ・ジ・アイランドは横に振って投げるのでスープレックスという感じがしなかったり、パーティーな気がしないのです。

 

そしてこの試合でもスープレックスでホイホイ投げるというよりも、ショルダータックル、エルボー、逆水平チョップと石井選手の技をコピーして真正面から石井選手と砕きに来る戦いをしていました。

 

石井選手がこの試合でも見せたノーモーションでやるヘッドバッド

石井智宏のヘッドバッド

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これもコブ選手はコピーして、石井選手よりも強烈に叩き込みました。打撃はいちいち石井選手の上を行く説得力だったので、石井選手が勝つと予想していたのですが、これは無理かな〜と思ってしまいました。

 

さらにこのジャンピング・パイルドライバー。

ジェフ・コブのジャンピング・パイルドライバー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

石井選手の首が胴体にめり込んで、また石井選手が小さくなってしまうと心配になりました。

 

普通パイルドライバーを貰うほうは、相手の太ももをクラッチしてます(たぶんそれが受け身なんじゃないか、と)が、たぶんパワーボムが来ると思ってたんでしょうね、ご覧の通り腕はフリーです。こんなことされて、最終的にはコブ選手をキレイに持ち上げて、ブレーンバスターでぶん投げるんですから、石井選手も超人ですよ。
 

序盤はお客さんの反応があんまり良くないように思われたので、大丈夫かな〜と思ったのですが、さすがに石井選手は名勝負製造機です。最終的にはキチンと仕上げてくれます。ついに結果が出そうな気がします。

後藤洋央紀 vs ジェイ・ホワイト

twitterを観てますと、この試合の後藤選手は概ね好評でした。でも、僕としてはちょっと物足りなさも感じています。以前よりも積極的に攻撃するようにはなったし、変な間も取らなくなったし、どことなく感じてた弱々しさもなくなりましたが、LA道場での特訓は成果が出たと言えるとは思います。

 

それでも印象に残ったのはジェイ選手の充実ぶりでした。後藤選手が少しくらい頑張ったところで、カンタンに追いつかないくらいの高みにいることがはっきりしました。まだ20代なのに。本当に素晴らしいプロレスラーです。

 

技一つ一つに出す意味をもたせていたり、オリジナリティが加わっていたり、やることなすこと、ちゃんと考えられているのを感じます。

ジェイ・ホワイトのラリアット

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

身体は大きくないのに全身を使っての後藤選手顔負けのパワフルなラリアットを繰り出したり、

ジェイ・ホワイトの裏投げ

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これまた体をうまく使って、豪快に投げてみせたりして、まるで後藤選手との各の違いを見せに来ている試合っぷりでした。

 

最後は見事に大技を畳み掛けてジェイ選手を倒せはしましたが、気になるのは、せっかくG1用に開発したと思われる新技、牛殺しの体勢からGTRというのかファイナルカットというのか、をフィニッシュに使わずにGTRをフィニッシュに選んだことです。

後藤洋央紀のGTR

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

GTRがフィニッシュとしてちょっとインパクトが薄いと考えているところもあって、せっかく新技を開発したのに、それをフィニッシュに使わないというセンスに疑問を感じてしまいました。

 

このちょっとズレたところが後藤選手の魅力でもあったりするので、困ってしまうわけですが、今後これが良いほうに働くことを期待します。

 

上にも書きましたが、説得力をもたせた見事な勝利だったので、ひとまずホッとしましたが、むしろこれでやっとスタート地点に立ったのです。

次からの公式戦、改めて気合を入れ直して、こっからが俺の『G1』だと思っています。ここで負けたんでは『G1』に出る資格はなかったと、そういうふうに思っていましたのでこっからが俺の『G1』です。以上です

後藤選手もバックステージでこう語っていますので、まずは大丈夫でしょう。この調子で優勝まで駆け抜けて欲しいところです。

 

それではまた。

ありがとう!


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