全てはプロレスである!

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プロレスについての持論を展開しつつ、時々脱線するブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

結局YOSHI-HASHI選手は何もなかった:6.25 KIZUNA ROAD 2019 観戦記

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

『KIZUNA ROAD 2019』の最終戦。セミ・メイン共にイギリスのベルトを懸けたタイトルマッチでしたが、どっちも盛り上がりませんでした。

 

メインはともかくセミはもうちょっと面白くなるんじゃないかと思っていたのですが、メインのことを考えて盛り上げきらないまま切り上げちゃった感じでしょうか。

 

ということで今回はメインを振り返っていきます。

ザック・セイバーJr. vs YOSHI-HASHI

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

最初から期待感を削がれた

YOSHI-HASHI選手にとって、大事な大事な大一番。このシリーズを目一杯使って前哨戦をして、タイトルだけでなくG1の出場枠まで懸けさせて、ファンはYOSHI-HASHI推しとアンチYOSHI-HASHIとに分かれて罵り合い、話題の中心はずっとYOSHI-HASHI選手でした。

 

その大一番の入場。いつも通りのTシャツ1枚で入場してきました。その時点で、今日YOSHI-HASHI選手が勝つことはないだろうなと思ってしまいました。

 

プロレスは入場から試合がスタートしています。出てきた瞬間にお客さんの気持ちをぐっと掴まねばならないのに、Tシャツ姿でとくにお客さんを煽ったりすることなく普通にリングまで歩いてきてしまいました。

 

Tシャツを脱いでみるといつものようにテーピングが左肩に施されていますが、話題になったカラフルなものではなく、肌の色に近い普通のテーピングになっていました。

ザック・セイバーJr. vs YOSHI-HASHI

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

それがYOSHI-HASHI選手らしくて良いという意見もあるでしょう。でも、これだけみんなで盛り上げに盛り上げてきた最終戦のメインですよ。そこにこの選択をするセンスは、ちょっとメインに登場するにはキツいです。

 

この試合にかけた気持ちというのをわかりやすい形でお客さんにアピールするという配慮が完全に抜け落ちてる選手をメインに使ってるということを新日本プロレスもちゃんと理解して欲しいです。

 

今日のYOSHI-HASHI選手は違う、今日はやってくれそうだ、という期待感が削がれちゃ盛り上がりません。

試合内容もまたいつも通り

それでも試合内容で、今日のYOSHI-HASHI選手はこれまでのYOSHI-HASHI選手とは違うと思わせてくれれば良かったのですが、そういうのも特にありませんでした。

 

ザック選手の相手をするのは、新日のトップレスラーでも盛り上げられずに終わってしまうこともあるので、盛り上げるのが難しい選手であることは間違いありません。

 

でも、基本サブミッションしかしてこないことはわかっているのですから、それに対抗する術を用意して欲しかったのです。ほぼされるがままでした。

 

序盤いきなりバタフライ・ロックを狙った場面に、何か考えてきてるのかも知れないと少し期待したのですが、ツームストン・パイルドライバーの体勢からのショルダーバスターを繰り出したくらいで、バタフライ・ロックにつながる展開は全然作れませんでした。

 

ただバタフライ・ロックは首を極める技だと思うんですが、そこにショルダーバスターをチョイスするのもちょっとよくわかりません。バンカーバスターとかヘッドハンターとか首を攻撃する技を持ってるのに、集中して使えなかったのもマズかったです。

 

また、ザック選手が得意とするコブラツイストを切り替えしてコブラツイストを繰り出し場面がありましたが、

YOSHI-HASHIのコブラツイスト

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

足のフックが雑でしたし、大阪城ホールでザック選手がフォールを奪った緊箍児も雑な決め方でとてもフォールを奪えそうな感じには見えませんでした。

 

せめてここだけは丁寧に技を出さないといけないという場面で雑になると、技の説得力が失われてしまいます。

 

YOSHI-HASHI選手がザック選手の攻撃を耐える場面では、YOSHI-HASHIコールが盛大に発生するくらいのシーンは作れませんでした。実力差がハッキリしてる相手の攻撃を耐えに耐えて反撃するというのもプロレスの楽しさですが、それを表現する絶好のシチュエーションなのに出来ませんでした。

 

試合は2人で作るものですから、YOSHI-HASHI選手一人の責任ではないのですが、もう少しどうにかやりようがあったのではないか、ここまでの前哨戦を重ねた中でザック選手を慌てさせる方法を見つけることが出来なかったのか、本人は一所懸命やっているのでしょうし、努力をしているんでしょうが、努力の仕方や方向に問題があるんじゃないでしょうか。

 

ザック選手の付け人を本当にやって、どう努力したら良いのか、学んだほうが良いんじゃないでしょうか。付け人がダメなら、ヤングライオンに戻って丸坊主にして黒パンツにして、リングネームも本名に戻して、もう一度やり直してみても良いんじゃないでしょうか。海野翔太選手や成田蓮選手から学ぶことがあるはずです。

YOSHI-HASHIさんは何もない

今日ほど英語が聞き取れないことを残念に思ったことはありません。

 

今日は後藤洋央紀選手が出てきましたが、そのときジェイ・ホワイト選手がまたしても長いマイクアピールをしましたが、これも当然英語なので、聞き取れません。英語で長く話す人が増えてきまして、プロレスファンも英語のヒアリングが出来るようにならねばならぬ時代が来ました。

 

日本語で喋れ〜というお客さんもいましたけどね。ヒールにそれを求めるのは野暮です。

 

さて、まずは試合直後のマイクです。

(※日本語で)オイ、センダイ!(※観客の歓声に対し)黙れ! (※日本語で)ミナサン、キョウハアリガトウゴザイマシタ…。(※英語で)なんて俺が言うわけないだろう! YOSHI-HASHIの野郎が、俺をピンフォールするとでも思ったかの!? 冗談じゃない。そんなことは絶対に起こらない。ブリティッシュヘビー級チャンピオンをナメるな。俺は今日、証明した。俺はもうこのベルトを2度と落とすことはない。次は何か!? みんなが大好きな『G1 CLIMAX』だ。そこで誰が勝つか教えてやろう。ブリティッシュヘビー級チャンピオンの俺が勝つ。サブミッションマスター、ZSJ、ザック・セイバーJr.が『G1』で優勝する。そして、俺がイギリス人で初めてのIWGPヘビー級チャンピオンになってやる。(※観客の拍手に対し)俺が話しているのに邪魔をするな! 前にも言ったが、ストロングスタイルはもう死んだ。俺が救世主だ

ストロングスタイル・イズ・デッドだけは聞き取れまして、YOSHI-HASHI選手を倒して、それをいうのはやめて欲しいな〜とちょっと思いました。

 

デイビーボーイ・スミスJr.選手が新日を去っても自分のスタイルはストロングスタイルであるとしているのと真逆のアプローチですね。こういうストロングスタイルを際立たせ方もあるのだな〜と感心しました。

 

そして、バックステージコメントです。

ザック・セイバーJr.のバックステージコメント

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト
(※用意されていたビールを手に取ってなにかを確かめて、一口だけ口に含むと渋い表情)これ、いらないから。全部どけて。持っていって。ジントニックをくれるかな。ライムのジントニックを。ジントニック、クダサーイ。ところで、俺が考えてることなんだけど……。あっ、YOSHI-HASHIとは何分やったの?」
――22~23分です。
ザック「あっ、それぐらいね。YOSHI-HASHIにすれば、よく頑張ったほうだね。それにしても、長いこと前哨戦をやってたね。タイトルマッチまでの試合は、俺にとってはウォームアップに過ぎないものだった。でも、この2週間ほど、彼にとっては最も重要なシリーズだったんじゃないのかな。あいつにとっては、そういう期間だったんだと思う。昨年の『G1』だったり、『NEW JAPAN CUP』は優勝したかったんだけど、ミスを犯して取り逃してしまった。でも、次はミスを犯さない。ミスさえ犯さなければ大丈夫だ。基本線として考えていることなんだけど、俺はイギリスのプロレス界のレジェンドになるつもりなんだ。英国マットのレジェンドといえば、ビッグ・ダディ、ジャイアント・ヘイスタック、ミック・マクマナスがいるが、その次がザック・セイバーJr.。現時点ではね。俺は彼らに次ぐ大物になるんだ。『G1』で優勝して、イギリス人レスラーとして初のIWGPヘビー級チャンピオンになる。まあ正直言って、俺が『G1』で優勝するよ。そして、イギリスで俺がタイトルマッチを組む。誰が『G1』で優勝すると思う? でも、俺は(自分が優勝すると)信じてる。来月、トーキョーに戻って来るまでに4、5試合入ってるけど、問題ないさ。ストロングスタイルっていうのは、もうすっかり死に絶えてしまってるんだ。次の『G1』で、俺がそのストロングスタイルを墓に葬り去る。それは誰も成し遂げられなかったことだ。俺だけが、それを成し遂げる資格を有している。(イギリスの伝統的な)キャッチ・レスリング、ジュージュツ、ほかの誰も身につけていないサブミッションとね。俺はまだ、自分自身の全盛期には達してない。YOSHI-HASHI、あいつは俺とのギャンブルに負けた。俺はベルトにプラスして『G1』の出場権まで懸けてやった。こんな釣り合わない条件はないよな。俺にとって、何のメリットがあるんだ? 公平じゃないよな。まあ、(チャンスが少ないYOSHI-HASHIだから、ワンチャンスですべてを手に入れたいっていうのは)わかるけど。どのみち俺が勝つのはわかってたから懸けたんだけどね。もうあいつは、ゼロから始めろ。俺のツケビトだな。そういうことだ。『G1』で楽しみにしてるよ。明日、早朝のフライトでロンドンに戻らないといけない。これからホテルに戻って、明朝はブラックコーヒーでも飲んで、トイレで用を足して帰ることにするよ。俺はプロレスラー。そういう生活サイクルさ。まあ、面白いんじゃないの。俺はここ15年間、イギリスのプロレス界を背負ってきたんだ。次はニュージャパンを支配してやる。ねえ、さっき頼んだジントニックは!?

長い。そして最高。G1に優勝するのは後藤選手ですから、ザック選手が優勝するのは難しいわけですが、是非とも新日の選手がザック選手にストロングスタイルはまだ生きていたな、と言わせてもらいたいところです。

 

さて、YOSHI-HASHI選手のバックステージコメントです。

いまはもう…いま現在は何も…何もない…

その通り。今って言うか、最初から何もなかったじゃないか。でも、気がつけて良かった。

 

今まで結果も出さずに、何もないのにこんなに持ち上げてもらって、またしても何もない、で終わったらマズいでしょ。今後そうならないためにも、やっぱりイチから出直したら良いんじゃないでしょうか。神戸でズッコケてからな〜んにも変わっとらんのですから。

 

これはある意味チャンスです。落ち込んでる暇はありません。

 

誰でも新日のレスラーになれるわけじゃないんです。特別な人間しか新日のレスラーにはなれないんです。つまり、YOSHI-HASHI選手だって特別な人間なんです。それをよ〜く考えて噛み締めて、次のステージを目指して欲しいです。

 

それではまた。

ありがとう!


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