全てはプロレスである!

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プロレスについての持論を展開しつつ、時々脱線するブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

非情なオカダ・カズチカ:6.24 NEW JAPAN CUP 2020 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

2回戦が始まりました。

www.loca-neo.com

永田裕志選手が勝ち上がりましたので、2回戦以降の予想はほぼ無意味になってしまいました。

 

それでは振り返っていきます。

攻めが弱い石森

まずはこちら。

石森太二 vs 金丸義信

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ジュニア同士の対決です。両者ともヤングライオンを倒しての2回戦なので、ここからがトーナメント本番といったところでしょうか。

 

ボク的にはYOH vs BUSHIのジュニア対決がスベった感じだったので、こっちでジュニアの素晴らしさを見せてほしかったんですが、第1試合ということもあってか、控えめな攻防で終わったように思います。

石森太二の入場を襲う金丸義信

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

スタートこそトリッキーな感じで始まりましたので、また『スーパージュニア』のときの一騎打ちを思い起こさせるような闘いが見られるのかと期待したのですが、ここからは普通の試合でした。


この試合が低調に終わってしまったのは、石森選手の攻めが弱いからなんじゃないかと感じました。

 

6:4もしくは7:3で金丸選手が攻めていたと思いますから、ヒールとしてお仕事しているのは金丸選手です。こうなると石森選手はベビー寄りの闘い方をもっとしても良かったんじゃないかと思いますが、それに踏み切れないまま、なんか中途半端に攻めてしまいました。

 

また、石森選手の技は説得力に欠けるものが多い気がします。

 

最後はサイファーウタキからのブラディークロスだったのですが、金丸選手の名人級の受けがあってこそのフィニッシュでした。

 

金丸選手だったからこそ成立しますが、他のレスラーではここまでインパクトは出なかったでしょう。

 

これでは高橋ヒロム選手からIWGPジュニアのベルトを奪うのは難しいんじゃないでしょうか。

 

持ち上げてドンという技より、トップロープから落下してくる技をフィニッシャーにしたほうが良いんじゃないでしょうか。

 

持ち上げることで石森選手にパワーがあることを見せつけることは出来ますが、何しろ身体が小さいので落差が小さいです。よってインパクトに欠けます。

 

しかもサイファーウタキもブラディークロスも入り方が違うだけで決まった形はほぼ同じというのもいただけません。

 

さっき見たやん、というほんのりとしたマンネリ感が漂います。

 

また、胸あたりを攻撃するので、フィニッシュまでの過程を構築しづらいと思います。

 

これらが、どうも石森選手のシングルマッチでボクが盛り上がれない理由です。良い選手ではあると思いますが、技のチョイスがボクの好みではないんです。

 

ちなみにイエス・ロックは良いと思うので、最終的にイエス・ロックにつなぐような試合運びをしても良いんじゃないでしょうか。

 

これまで金丸選手とは10戦以上して一度も勝っていなかったということで、そんなに勝ってなかったらさすがに勝つわな、という感じでした。

かなり差があった

肉弾相打つという表現が古いのかどうかわかりませんが、まさにそういう試合でした。

真壁刀義 vs 石井智宏

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

一時期このカードは、結構な頻度で組まれていたように思いますが、このところ組まれませんでした。久しぶりの対決なので、そこそこ楽しみにしていたのですが、2人の間にはずいぶんと力の差が開いてました。
 

真壁刀義選手の闘志というか、気持ちは前へ前へと行こうとしているのは見えるんですが、試合が進むにつれて身体が動かなくなっていっていました。

 

石井選手としてはかつてのような、お互いが引かない壮絶なるシバきあいをしようとしていたのだと思いますが、

真壁刀義のラリアット

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

それには付き合えず、一発大きめのを返しては休むという場面が多かったです。

 

真壁選手のリアクションが思ったほど来ないので、石井選手も攻撃が効いてるリアクションをして、わざわざ間をとって、真壁選手の回復を待っていました。

石井智宏のジャーマン・スープレックス

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

このコーナーへのジャーマン・スープレックスはセカンドロープに真壁選手の頭を打ち付けてました。

 

この技以降、真壁選手の動きがガクンと鈍った気がします。

 

身体が動かなくなってしまったのがこの攻撃のせいであれば良いんですが、G1にエントリーされなかったのを見ると、もう真壁選手はトップでは闘えない状態、つまり加齢による肉体の衰えが出てしまっているということでしょう。

 

石井選手と一騎討ちをすることで、真壁選手がもうこんな闘いができないことを確認させられてしまいました。

 

ま、真壁選手は僕と同じ歳ですからね。そりゃそうです。

 

石井選手的にはもっとシバきあいがしたかったのかも知れませんが、真壁選手に限界が来ているように見えたので、強引にブレーンバスターで終わらせた感じでした。

 

棚橋弘至選手も動けなくなってしまってますが、それはあくまで膝の状態が悪いとか、太ったとかあるし、力で押し切るタイプではなく、テクニックやひらめきで勝負するタイプですから、加齢による肉体の衰えが出てもまだまだやれそうな気がします。

 

しかし、真壁選手の場合はそうは行きません。

 

たぶん、本人が一番わかっていると思いますし、メチャクチャ悔しいんじゃないでしょうか。

 

真壁選手には申し訳ないですが、石井選手の勝利は順当です。もう真壁選手が石井選手にシングルで勝つことはないでしょう。 

アレはもうダメだな! 黒パンと黒シューズ用意しとけ!

は石井選手からのエールです。

無観客試合ならでは

解説のミラノコレクションA.T.さんのおっしゃるようにほぼほぼ運動会な試合でした。

矢野通 vs 高橋ヒロム

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

高橋ヒロム選手のリアクションの良さと矢野通選手のしっかりとした準備が効いた楽しい試合でした。

高橋ヒロム

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

入場時のこの姿でもう満足してしまいました。プロレスは頭が良くないと試合を面白く出来ないことが如実に現れていました。

 

ボクはヒロム選手が矢野選手に髪の毛を切られてしまったことを知りません。どういう経緯でそうなったのかも当然知りません。

 

だがしかし、矢野選手に対して、バリカンに対して、ハサミに対して、あれだけの拒否反応を見せられると以前かなりキツい目にあったんだな〜ということだけは伝わってきました。

 

プロレスは過去を知っているほうがより楽しめるものですが、こうして現在しか知らなくても過去を推測できるように選手が誘導してくれると、置いてけぼりにならずに済むのでありがたいです。

高橋ヒロムのエレベーターイン

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

最後は無観客試合ならではのフィニッシュなんじゃないでしょうか。お客さんがいたらエレベーターを使ったフィニッシュなんて演出できないでしょう。

 

選手がぶつかり合う音がダイレクトに聞こえてくるのが、無観客試合の良いところですが、こういう場外の使い方も無観客試合の良いところなのかな〜と思いました。

 

このカード、定期的に組んで欲しいです。

余裕たっぷりのオカダ

メインです。

オカダ・カズチカ vs 永田裕志

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

オカダ・カズチカ選手は全く慌てることなく、レインメーカーを出すこともなく永田裕志選手を倒してしまいました。

 

永田選手は、今まで直接オカダ選手と触れ合うことが少なかったので、50代でのIWGPヘビー戴冠なんてことを言えたのかも知れませんが、これでそんなことが言えなくなってしまったんじゃないでしょうか。 

 

鈴木みのる戦を観た後なので、もっともっとオカダ選手を追い込むことを期待したのですが、オカダ選手の闘いっぷりはかつてのジャンボ鶴田さんのような余裕たっぷりの試合運びでした。

 

そういえば、永田選手がデビューしたときは鶴田さんに似てるなんて言われたのを思い出します。

永田裕志のバックドロップ

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

鶴田さんと同じようにバックドロップを使いますが、フォームが全然違います。いったいどのあたりが似てると言われたのかわかりません。

 

ちなみにバックドロップはさすがの切れ味でした。

オカダ・カズチカの変形コブラクラッチ

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

最後は変形コブラクラッチでした。

 

なぜオカダ選手はこんな決着を選んだんでしょうか。ボクは二度とIWGPヘビー戴冠なんてことを言わせないようにボコボコにして欲しいなんて書いてましたが、それよりもキツい仕打ちだったような気がします。

 

かつて天龍源一郎さんの引退試合では、そもそもあんまり動けない天龍さんに対して、何発も何発もショットガン・ドロップキックを発射して、最後はレインメーカーでバッサリとその首を落としてしまいました。

 

オカダ選手の持てる武器を総動員して、天龍さんをプロレスラーとして完全に殺してしまったことに感動しました。こりゃ天龍さんも満足だろうと思ったものでした。

 

ところが永田選手には全力で叩き潰すのではなく、たっぷり余力を残し、外道選手を仕留めるのに使った変形コブラクラッチで終わらせたというのは、逆に非情に思えました。

 

愛のある殺しに対して、非情なる活かしだったように思います。

 

永田選手は引退するわけじゃないので、このチョイスだったのかも知れませんが、永田選手にはレインメーカーを使ってあげて欲しかったです。

 

心が折られてたり、怒り心頭だったりするのかと思えば、

クソッ! あー負けた! やられたベイベー! 次こそ、オカダ、またやらせろ!

なんとも思ってないみたいです。

 

もう次はないでしょう。お疲れ様でした。

 

それではまた。

ありがとう!


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