全てはプロレスである!

全てはプロレスである!

プロレスについての持論を展開しつつ、時々脱線するブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

石井智宏の上手さに乾杯:DOMINION 6.9 In OSAKA-JO HALL 観戦記4

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

観戦記は明日まで書きます。もう気持ちは『KIZUNA ROAD』に行ってしまっている方もおられるでしょうし、何ならさらにその先のG1に向かっている方もおられるでしょうが、もう少しだけお付き合い下さい。

 

昨日書きましたIWGPジュニアヘビー級選手権試合のドラゴン・リー vs ウィル・オスプレイも名勝負でしたが、 

www.loca-neo.com

今大会のベストバウトは僅差でこの試合です。

タイチ vs 石井智宏

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

NEVER無差別級選手権試合です。

早々に石井選手の土俵だった

石井選手は名勝負製造機なんて言われてますけど、やっていることは毎回ほぼ同じなんです。こう書いてしまうと、このところやり玉に挙げている内藤哲也選手と同じですから、僕は石井選手を嫌いになっていないとおかしいわけなんですが、僕は石井選手が大好きです。

 

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポングッズは一回も買ったことがありませんが、石井選手にTシャツは買ったことがあります。

今はこれが欲しいな〜とずっと思っているのですが、黒のTシャツばかりになってしまっていて、なかなか手が出せないでいる状況です。

 

では何が違うのか。

 

それは石井選手は必ず対戦相手に合わせて、いつもと同じ動きの中にほんの少しだけ、変化を加えてくるのです。ほとんど同じの中にほんの少しだけです。

 

この試合で言えば、石井選手の打撃によりコーナーに詰められたタイチ選手が、顔面を掻きむしることで形勢を逆転させようとした場面がありました。

 

そこで石井選手は、掻きむしられながら、掻きむしり返したのです。タイチ選手はよく掻きむしりますが、石井選手は普段掻きむしりません。そして、タイチ選手よりも派手に掻きむしって、形勢を逆転させなかったのです。

 

こういうところです。

 

対戦相手のことがちゃんと頭に入っているんだな、この試合に集中しているんだな、と思わせます。そして、こういうことはいつ飛び出すかわからないので、石井選手の試合を味わおうと思ったら、観る側も集中して観ておかないといけないので、どんどん惹き込まれていくのです。

 

惹き込まれたら、もう名勝負になってしまうのは必然です。

 

力強さ、頑丈さ、根性、前のめり、と男臭さ全開の言葉で語られることの多い石井選手ですが、実は、上手さや頭の良さやかわいさまでも感じさせるバランスの取れた一流のプロレスラーなのです。

 

そんな石井選手に勝ちたいタイチ選手。しっかりと石井選手を自分の土俵に乗せて、自分の試合をしたかったはずです。ところが、

寝転がる石井智宏

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

試合開始早々に場外にエスケープして間をとったタイチ選手。石井選手がカリカリ来て、場外に降りてくると踏んだのではないでしょうか。ところがカリカリどころか、全く冷静に、リングに寝転がって来てみろと挑発したのです。そして、タイチ選手は挑発にノコノコと乗っかってしまいました。

 

早々に石井選手の土俵に乗ってしまったのです。

 

こうなると石井選手の試合です。途中、マイクスタンドとアイアンフィンガーも取り上げられてしまい、石井選手が最も得意とする、いわゆる真っ向勝負になってしまいました。

 

タイチ選手は真っ向勝負でも十分魅せられる選手ではありますけども、主導権は奪えません。石井選手によって力を引き出されて美味しく整ったところで、仕留められてしまいました。

 

解説の山崎一夫さんは、タイチ選手の100%引き出したところを石井選手が120%の力で倒したと言ってました。これぞアントニオ猪木さんの提唱していた「風車の理論」です。

simomath.blog.fc2.com

まさにストロングスタイルでした。見どころで石井選手にはWARスペシャルを使ってほしいなんて書いていましたが、

www.loca-neo.com

それは叶いませんでした。でも、こんな極上のストロングスタイルが観られたら、何も言うことはありません。

 

そして、ここまでストロングスタイルに惹き込まれてしまったら、王道スタイル寄りのタイチ選手は負けてしまいます。残念。

あべみほさんがとにかくかわいい

実はライブ観戦している時は、試合に集中させられていたので、全く観ていなかったのですが、後でウチに帰ってからワールドで観戦しておりましたら、2人の向こうにちょいちょいタイチ選手のディーバ、あべみほさんが見えるのです。

これまでは、そんなにキレイとかカワイイとか思ったことがなかったのですが、このところ、頑張れば僕にも手が届くんじゃないかって感じの「中の上」のルックスが、ちょうどいいと思えて来ています。(ごめんなさい) 

 

他にもディーバを帯同して入場してくる選手がいますけど、大抵はエロくて、どこか下品な印象を持ってしまってしまい、好きになれませんでした。

 

以前はあべみほさんもそんな感じで捉えていたのですが、この試合でのあべみほさんのリアクションを見ていますと、これがホントにカワイイのです。

 

必死になってタイチ選手を応援している姿が実に健気で、猛烈にタイチ選手が羨ましくなってしまいます。ライブで観戦していた時はタイチ選手を応援していたのですが、あべみほさんに気がついてからは、ついつい石井選手を応援してしまっていました。

 

終わってみれば、あべみほさんが試合に関与しなかったのもまた、タイチ選手の試合できなかった理由なのだと思います。これじゃあ、勝てませんかね。

次はG1はもちろんインターコンチに絡んで欲しい

僕はこの試合に勝ってG1にはチャンピオンとして参戦して欲しかったのですが、ベルトを失ってしまうとG1に参戦したいという人がいっぱいいるので、当落線上になってしまうのかな〜と心配です。

 

石井選手はG1出場は確定でしょうから、別にベルトはいらなかったんじゃないかと思うのですが、これはタイチ選手が次のステップに行けるという意味だと捉えて、出場できることを祈ります。

 

NEVERの次のステップと言いますと、やっぱりIWGPインターコンチネンタルでしょうか。

第22代IWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

チャンピオン内藤選手は、確か、タイチ選手がヘビーに転向したときの最初の相手でしたよね。今度はその内藤選手の腰にあるベルトを引っ剥がして欲しいです。腰にはないか。巻かないもんね、あの人。

 

NEVERは無差別級ですから、ヘビーではかなり小柄な部類に入る石井選手が持っている方がしっくり来るということで納得します。鷹木信悟選手やウィル・オスプレイ選手と戦って欲しいですね。

 

ちょっと話は変わりますが、以前オカダ・カズチカ選手がレインメーカーが変形のラリアットではなく、アックスボンバーだというようなことを言っておりました。

 

アックスボンバーといえばハルク・ホーガン選手の日本でのフィニッシャーだったわけですが、

ラリアットとの違いは、ラリアットが腕を伸ばして喉に食らわすのに対して、アックスボンバーは腕を90度に曲げて肘の内側を顔面に食らわすものだ、とかつて『スーパースター列伝』のハルク・ホーガンの回で読みました。

ところがレインメーカーを放つオカダ選手の腕は90度には曲がってないわけで、どういうことかと思っていました。

 

しばらく考えて気がついたのは、足の運びがラリアットとアックスボンバーでは違うということなんです。おそらく開発者のホーガン選手が使ってたときは腕の違いだけだったのですが、おそらく大森隆男選手がアックスボンバーを使い始めた時に定義が変わったんじゃないかと思います。

僕は大森選手のこの技が大好きなんですが、一瞬ですがこの動画でもわかります通り、大森選手の腕は90度に折れてはいます。ラリアットのような水平に腕をふるのではなく、上から下に振り下ろす感じなので、わかりにくいんですが、90度になっているようです。

 

重要なのは足の運びで、相手に当てる右腕と一緒に右足も出ているのです。でも、ラリアットは、

鷹木信悟のパンピング・ボンバー

小島聡のウエスタン・ラリアット

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ちょっとわかりにくいかも知れませんが、相手に当てるのは右腕なんですが、当たる瞬間に出ている足は左なんです。そしてレインメーカーは

オカダ・カズチカのレインメーカー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

右腕に右足なんです。これがオカダ選手の言ってたことなんだな〜と気が付きました。

 

長らく脱線しましたがここで戻ります。

 

そこでタイチ選手の得意技でもあるアックスボンバー。この日も爆発しました。

タイチのアックスボンバー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ご覧のように右腕と右足が揃って前に出ています。ずっと口で「アックスボンバー」と言ってるだけでラリアットやんと思っていたのですが、違ってました。ホントにアックスボンバーでした。

 

そして、この日の石井選手のラリアットは、

石井智宏のアックスボンバー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

実はアックスボンバーだったんです。この少しのアレンジが石井選手の上手さであり、石井選手を名勝負製造機たらしめるところなのです。凄い選手です。

 

それではまた。

ありがとう!


プロレスランキング