全てはプロレスである!

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プロレスについての持論を展開しつつ、時々脱線するブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

四天王プロレス方向には行かないで:DOMINION 6.8 In OSAKA-JO HALL 観戦記2

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

次期シリーズまで少し時間がありますので、DOMINIONをじっくり振り返っていきますのでお付き合い下さい。

 

今回取り上げますのはこちら。

飯伏幸太 vs 内藤哲也

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

僕は飯伏選手を応援していたのですが、やっぱり内藤選手の3連敗はさすがにありませんでしたね。

 

飯伏選手のベルトの定義が結構気に入ってました。IWGPヘビーが最強の称号で、インターコンチが最高の称号であるというやつです。

 

ベルトが増えまして、IWGPヘビーが新日本プロレスにおいては最高峰であることは揺るぎないのですが、インターコンチとUSヘビーは何がどう違うのかがよくわかりませんし、チャンピオンをやっている人もそのことにはあまり触れません。

 

そこを飯伏選手はわかりやすくしてくれたような印象です。

 

つまり、試合内容だけは保証付きのタイトルであるということです。奇しくもメインが大した盛り上がりもないままに、丸め込みであっさり終わってしまいまして、内容までは保証できないことが露呈してしまいました。

 

果たしてこのセミファイナルは最高のタイトルマッチだったのでしょうか。

特別な内藤選手

もう何度も書いていますが、僕は内藤選手が苦手なわけですけど、何が苦手かというと、同じことを同じように毎回やりたがるところが多いというのが、観てて面白くないな〜と思ってしまうんです。

 

ご存知のとおり、内藤選手は新日本プロレスにおいて、1,2位を争う身体能力の高さを誇る選手です。だから、もっといろんなシーンが生み出せるはずなのに、試合のほとんどはルーティーンです。毎日試合に出て、ルーティーンをこなすってそれじゃサラリーマンじゃないか、と。夢がないじゃないか、僕と一緒じゃないか、と苛立つのです。

 

プロレスラーはアーティスティックであって欲しいという気持ちもありますし、やれるのにやらない歯がゆさをも感じてしまうのです。

 

ところがこの日の内藤選手は一味違いました。いつものコーナーでやる、エプロンから飛んでのドロップキックも一旦着地してフェイントを入れてからやったり、足で首を極めるジャベもいつも真後ろから極めにかかるのに、この日はストラング・ホールドみたいに横から入ったりしてました。

 

久しぶりにTシャツを脱いで裸になった時、体の張りがないように見えまして、内藤選手はあんまりコンディションが良くないのかな〜と思っていたのですが、それを感じさせない動きで安心しました。

 

大ブーイングを浴びて、制御不能感を増幅させて、煮詰まっている感よりも吹っ切れたように見えてホッとしました。

www.loca-neo.com

これは名勝負になるな、という予感から序盤から感じさせました。

 

そして、そこに居たのは特別な内藤選手でした。

普通の飯伏選手

そんないつもと違う攻めを織り交ぜる内藤選手に対して、奇想天外な攻撃を仕掛けてくるのかと思ったのですが、プランチャをトルニージョに変更するくらいで、飯伏選手の破天荒さは封印されたままでした。

 

それは飯伏選手が破天荒にならなかったというより、内藤選手が押さえ込んでいたんだと思います。また、飯伏選手はガンガン攻められると、スイッチが入ってキレますが、それもまた内藤選手がさらにガンガン攻めることにより、押さえ込まれていました。

 

キレたあとの大爆発が飯伏選手の魅力なのですが、それを封じ込まれる形になりまして、中盤くらいにはこりゃやっぱり飯伏選手負けちゃうな、と思ってしまいました。

 

普通の飯伏選手では特別な内藤選手には勝てません。

四天王プロレス方向へ行ってしまうのね

終盤は内藤選手がほぼ攻めっぱなしでした。ちょっと飯伏選手が気の毒になるくらい頭部に攻撃を集中させました。

 

その口火を切ったのはエプロンでのこのジャーマンでしょう。

これは多分ミスでしょう。キチンと場外に投げきるつもりだったのかな?中途半端なところに落としてしまいました。

 

これで飯伏選手はスイッチが入らなくなってしまいまして、失速してしまいました。

 

途中、人でなしドライバーやシットダウン式ラストライド、ラリアットをもらったりしましたが、

内藤哲也の雪崩式リバース・フランケンシュタイナー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

雪崩式リバース・フランケンシュタイナーにコリエンド式デスティーノ、スイング式デスティーノ、カミゴェを切り替えしてのジャンピングDDT、リバース・フランケンシュタイナーときて、バレンティアと内藤選手は、飯伏選手の頭部へ攻撃集中しました。

内藤哲也のバレンティア

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

特にバレンティアは、飯伏選手の体重が支えきれなくて、変なタイミングで落としてしまったように見えて、怖かったです。

 

そして、最後に正調デスティーノ。これだけ頭に攻撃をもらっては飯伏選手もどうしようもありません。3カウントが入ってしまいました。

内藤哲也が飯伏幸太を踏みつける

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

連敗が帳消しになるような圧勝でした。

 

飯伏選手のいう最高の試合にするには、飯伏選手にスイッチがはいることは必須でしょうから、受けに定評のある内藤選手がそれをさせなかったのは、2連敗してしまってから、普通に勝っても力関係は変わらないから、飯伏選手の良さを消して勝たなければならないと踏んだのだと思います。

飯伏選手をこんな顔にしてしまったヘッドバッドに、内藤選手の必死さが見えました。

 

内藤選手の立場からすると、この勝ち方しかなかったのかも知れませんが、やっぱり四天王プロレスをリアルタイムで観たものとしては、この頭部への攻撃を集中する技構成はいかがなものかと思ってしまいます。

前2試合を超える内容にしようという意気込みはあったでしょうが、選手が壊れるんじゃないかと心配になるようなことを連発するのは、止めてほしい気持ちになります。ま、やったのはほぼ内藤選手だけですが。

 

以前からこの2人の試合は四天王プロレス方向の攻防が観られましたが、内藤選手だったか、プロ同士の試合なんだから、素人目には危険に見えるかも知れないけど心配ご無用というようなことを言ってました。

 

受け身をとったこともない僕のような素人が心配することではないのかも知れません。でも、受け身に定評のあった、四天王プロレスの中心にいた三沢光晴さんはリングで亡くなっているのです。しかもこの日、NOAHでは三沢光晴メモリアルと銘打たれた試合が行われている日でしたし、やっぱり頭によぎってしまいます。

 

それにエプロンのジャーマンとバレンティアはミスってるように見えましたし。大丈夫なのかも知れませんが、四天王プロレス方向に試合を持っていくのは止めて欲しいですね。内藤選手なら、こんな方法を使わなくてもいい試合が構築できるはずですし。

 

結果、僕は名勝負とはならなかったと評価します。攻防が見たかったです。

 

さて、ベルトが内藤選手に移りました。今度はどんなインターコンチ王者としての姿を見せてくれるのでしょうか。どうやって2冠王への道を切り開いていくのでしょうか。また、飯伏選手はここからどう巻き返すのでしょうか。楽しみです。

 

それではまた。

ありがとう!


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