全てはプロレスである!

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プロレスについての持論を展開しつつ、時々脱線するブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

EVIL選手の負けにはきっと意味がある:5.4 レスリングどんたく 2019 観戦記2

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

今回もレスリングどんたくの2日目の感想です。今回はセミファイナルです。

5.4 セミファイナル

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ここまでの前哨戦では、EVIL選手が直接石井選手から勝ちを収めているので、普通に一騎打ちを迎えるとなると、これは十中八九石井選手の勝ちだなと思ってしまい、勝敗については途端に興味が薄れる展開だったのです。

 

ただ、これまでの対戦成績が石井選手の2勝0敗。直近の一騎打ちが3年前でしたか。よもや3連敗などあろうはずはない、この3年間でどれほどEVIL選手が成長したかを考えてみれば、前哨戦の勢いそのままじゃないか、いよいよ石井選手が天龍源一郎さん、長州力選手から受け継いできた昭和のエッセンスをEVIL選手に受け継ぐ時が来たのだ、そう思って試合を観始めました。

 

その前に、この試合の実況もイマイチでした。寺川俊平という方なのですが、絶叫ばかりでうるさいのです。う〜ん、僕がワールド慣れしてるのかな?

丈夫な石井さんが・・・

序盤から、真正面からゴッチンゴッチンとぶつかりあう試合でしたが、どことなく石井選手のほうにダメージの蓄積が大きいように見えました。前哨戦までのダメージなのでしょうが、いよいよダメージの回復がなかなかできない年齢になっちゃったのかな〜と寂しくなりました。

 

同じ技でやりあっても、ダメージのせいで次の動作に行くのがどうしても遅れ気味になっていましたので、石井選手の攻撃には悲壮感が漂っていました。

石井智宏 vs EVIL

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

何がそこまで石井選手を突き動かしているのか。何がってこれがプロレスラーってもんだろ、プロレスラーを名乗る以上これくらいは普通のことだと、これを観ている全てのプロレスラーやプロレスファンに、プロレスにおける戦いが何たるかを体現していました。石井選手の姿に途中から泣けてきました。

 

この日、石井選手の勝ちがあらかじめ決まっていたのだから、EVIL選手のいかなる攻撃を受けて、どんなにキツくても3カウントもギブアップも出来ないのです。そしてEVIL選手の攻撃から逃げることも選択肢にはないのです。しかも勝ちに説得力を持たせるためにはEVIL選手以上の攻撃を食らわせないといけないのです。どう考えてもキツいでしょう。

 

こんな試合をしても、石井選手はオカダ・カズチカ選手の防衛おめでとうの乾杯にはキチンと参加してたりするのです。

IWGPヘビー初防衛

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

プロレスラーってホントに超人です。良い試合が観れました。ありがとうございます。

長州力が宿る

EVIL選手がバンシーマズルというオリジナルホールドを捨て(次のシリーズ以降にはまた使い始めるかも知れませんが)て、スコーピオン・デスロックをフィニッシュに使い始めました。前哨戦では、そのスコーピオンで石井選手は動けなくなってしまい、試合をレフェリーに止められてしまいました。

 

石井選手はスコーピオンでギブアップなんか出来ないのです。

 

何しろスコーピオン・デスロック、日本語でサソリ固めは石井選手のお師匠様の長州選手がデビューの時からフィニッシャーとして使用している技です。お師匠様の代名詞的な技、本物のスコーピオンを知っているのですから、EVIL選手の見よう見まねのスコーピオンなんかでギブアップするわけには行かないのです。

 

この試合でも早々にEVIL選手はスコーピオンを仕掛けました。

EVILのスコーピオン・デスロック

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

またしても完璧な決まり具合に、まさかこれで決まっちゃったりしないだろうな?と不安になりました。

 

石井選手はなんとかスコーピオンを凌ぎ切り、そして今度は逆に石井選手がサソリ固めを仕掛けました。

石井智宏のサソリ固め

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

その形が完全に長州力式のサソリ固めでした。石井選手の右の拳が、EVIL選手の左膝の裏に差し込まれているのです。これが長州選手のサソリです。

 

前にも書きましたが、僕は長州選手を入り口にプロレスファンになったので、もう堪りません。誰にサソリ固めをかけてんだ?サソリ固めってのはこういう技だ!と言わんばかりのサソリ固めでした。サソリ固めとスコーピオン・デスロックは違う技ってことで良いんじゃないかと思いました。

 

一騎打ちにて、ついにサソリ固めを繰り出した石井選手のチョイスにまた泣けました。

 

ご存知のとおり、石井選手には2人のお師匠様がいまして、普段の石井選手の試合は6:4でもう一人のお師匠様である天龍さんの成分が多いように感じていました。でも、この日の試合は6:4で長州選手の成分が多くなっていたように思いました。

 

終盤、自らロープに飛んでのラリアットをEVIL選手に食らわしました。

石井智宏のラリアット

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これは今までの石井選手にも観られた技でしたが、その後のフォールの入り方が長州選手のように人差し指を上から下に振り下ろしていました。長州選手がダブってゾクゾクしました。長州選手を肉体に召喚してEVIL選手を倒したということです。完全に長州力が宿ってました。

EVIL選手の負けにはきっと意味がある

とはいえ、今回は別に石井選手が負けても良かったんじゃないかと思います。今や石井選手は誰かに負けたところで、その価値が下がるような選手ではありません。シングルでオカダ選手に勝ったこともあるEVIL選手ならばなおさらです。

 

煽りVにも使われてましたが、EVIL選手は既成概念をぶっ壊すというようなことを言ってました。要するにそれは現在の新日4強、ワールドをつけたら一番最初に出てくる4人、 オカダ・カズチカ選手、棚橋弘至選手、内藤哲也選手、ジェイ・ホワイト選手の中にEVIl選手が割って入るということです。

 

4人と直接戦う前に、どうしても倒しておかなければいけないのが、未だシングルで勝ったことがない石井選手だったということでしょう。でも、新日本プロレスはまだ早い、と結論だったんでしょうね。

 

現チャンピオンのオカダ選手が1987年11月生まれで、EVIL選手は1987年1月26日生まれなので、同い年ですが学年で言えば一つ上であるEVIL選手。ちなみにパートナーであるSANADA選手が1988年1月28日生まれということで、EVIL選手のほうが歳上なのです。そのSANADA選手はオカダ選手とライバル関係にあるとことで、SANADA選手は4強に食い込んだと言っていいでしょう。

 

そして、ジェイ・ホワイト選手は1992年10月9日生まれの26歳です。さらに飯伏幸太選手が新日に入団しました。棚橋選手が近い将来ここから降りるとしてもトップ選手が詰まっているのです。

 

そりゃEVIL選手も焦るでしょう。トランキーロでは居られません。海外から帰ってきて、順調にステータスを上げてきたと思いますが、このところ足踏み状態ですからね。

 

でも、今回はダメでした。

 

なぜなんでしょう?本当に理由がわかりません。EVIL選手には何が足りないのか。大阪城ホールにはまたしてもSANADA選手とのタッグでの出場とのなるのか。この試合を新日本プロレスがどう評価するのかは、大阪城ホールのカードに見えてくるはずです。

 

もしかしたら、内藤哲也選手の子分もしくは弟分という立ち位置を変えないと、もう一つ上にはあがれないのかも知れません。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは今、内藤選手とBUSHI選手以外はステータスが上がって、その枠に留めておくのがしんどくなりつつあります。大阪城ホール以降、もしかしたらロスインゴの新しい形が観られるかも知れません。楽しみにしましょう。

 

このEVIL選手の負けに意味が出てくることを期待しましょう。

 

それではまた。

ありがとう!


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